これぞ名曲...満月の夕(ゆうべ)

昨日ブログった酒井俊のレパートリーのひとつ。
もともとは関西を中心に活動しているバンドソウル・フラワー・ユニオンの曲であるが、
現在は酒井バージョンの方が有名になっていると思われ。
なんつったって、2003年のレコード大賞「企画賞」受賞曲だかんねー。

満月の夕は、阪神淡路大震災の被災者であるソウル・フラワーが、
震災により焼け野原と化した故郷を思って書いた曲で、
彼らはノーギャラで、数知れない避難所に赴き、この「満月の夕」を届けて回ったそうな。

そんなバックボーンがあることも知らずにこの曲を聴いた酒井俊は、
この曲の素晴らしさにいたく感動し、ヘビーローテーションで聴き返すうちに、
自分のライブでも歌いたいと思うようになったとのこと。

かくして酒井俊のレパートリーとなったこの曲は
酒井の行く先々で披露され、口コミレベルで次第に評価が高まっていく。

まさにオレなんかはその一人で、
酒井バージョンの「満月の夕」を聴き返すウチにオレもライブで歌いたくなった。

そんなこんなで、オレのレパートリーにもなってしまった「満月の夕」であるが、
曲そのものは、特に難しいコードやリズムはなく、いたってフツーの曲である。
やはりキモはその歌詞であり、歌唱、ボーカルパフォーマンスに集約される。
こればっかりは、酒井俊ライブで実際にモノホンを体験していただく以外に説明しようがない。
オレも猿真似で歌ってはいるが、酒井さんの足元はおろか、影にも及ばない。

というワケで、そんな名曲「満月の夕」の歌詞をご紹介しませう。



満月の夕


 星が降る港の方から 焼け跡を包むようにおどす風

 悲しくてすべてを笑う 乾く冬の夕べ


 時を越え国境線から 幾千里の瓦礫の街に立つ

 この胸の振り子は鳴らす 「今」を刻むため


 飼い主をなくした柴が 同胞とじゃれながら道を行く

 解き放たれすべてを笑う 乾く冬の夕べ


 ヤサホーヤ 歌が聴こえる 眠らずに朝まで踊る

 ヤサホーヤ 焚き火を囲む 吐く息の白さが踊る

 解き放て 命で笑え 満月の夕


 星が降る 満月が笑う 焼け跡を包むようにおどす風

 解き放たれすべてを笑う 乾く冬の夕べ


 ヤサホーヤ 歌が聴こえる 眠らずに朝まで踊る

 ヤサホーヤ 焚き火を囲む 吐く息の白さが踊る

 解き放て 命で笑え 満月の夕






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