凄いモノを見てしまった...酒井俊ライブ

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タイトルのとおりっす。

凄いライブを見てしまった。

2006年3月1日、富士市のJAZZクラブで行われた
酒井俊のライブに行ってきたワケだが...

このライブの凄さをどうやって言葉で伝えたらいいのだろう?


▼まず、酒井俊とはどんな方なのか、についてはご本人のホムペを参照あそばせ。
http://www.sol.dti.ne.jp/~s-shun/itop.html

ま、ひと言で紹介すれば「女性JAZZボーカリスト」になるのだろうが、
昨日のライブを見たら、とてもそんなありふれた呼称が適当とは言えない。

オレは過去12年前、8年前の2回ほど酒井さんのライブPAを担当させていただいたことがある。

初めて見たときは、いたってフツーの編成(PF、DS、BS、SAX)をバックに、
スタンダードJAZZを中心に歌われていたが、すでにそのときから
JAZZボーカルと呼ぶにはあまりに過激?なパフォーマンスを炸裂させていた。

2回目にPAを担当させていただいたときも、
1回目同様、ウィスパー系からシャウト系まで緩急自在なボーカルを堪能させていただいた。

そして、昨日のライブは純粋に一般客として約8年ぶりにライブを拝見した。


まずビックリしたのが、
基本的にバックバンドが一人であるということ。
しかも楽器はバイオリン!?
途中で数曲ほどパーカッショ二ストも加わったが、
前述のとおり基本編成はボーカル+バイオリンだった。

これって単音旋律のぶつかり合いじゃん!と思っていたらそれだけではない。

エレクトリック・バイオリンにはギター用フットエフェクターが接続されていて、
基本FX(リバーヴ、ディレイ等)はもちろんのこと、
サンプリング、ディストーション、その他、飛びワザFXを駆使して
エイドリアン・ブリュワーも真っ青なSE(効果音)が飛び交い、
そこに酒井さんの、辛うじてメロディー感を残したボーカルラインが絡みつく。

はたまた、ボーカルとバイオリンのソロの応酬のような曲があるかと思えば、
バイオリンSEをバックに、歌とも朗読ともつかぬパフォーマンスがあったり、
パーカスを加えた「音楽らしい」曲もあったり、(SE的なパーカス演奏の方が多かったかも?)
おなじみのスタンダードナンバーであってもほとんど原曲の形を残さない構成だったり、
そのどれもが、どこまでが予定調和で、どこからがアドリブなのか、さっぱりわからない。

果たしてこれはジャズ? ロック? 演歌? 民謡? 民族音楽アンビエント
歌? 朗読? 演劇? お笑い? パントマイム? 創作舞踊?
そのいずれのカテゴリーにも属さない「音楽のような何か」を体験したカンジだ。

強いて言えば、
オレが大ファンであると公言してやまない「あやあね」さんが、もしプロになったら
10~20年後にパフォームしているかもしれない「未来形」のようなライブだったような気がする。


なお、2部構成で繰り広げられたライブ本編の中で酒井さんが発したMCは、
「(バイオリンの)太田さん、(パーカスの)岡部さん。」
のメンバー紹介を数回しただけで、後はひたすらパフォーマンスに徹していた。


本編ライブの最後には、
酒井ファンにはお馴染みの名曲満月の夕べ」が披露され、
ライブにひと段落つくと、ようやく見ている自分の緊張感もほぐれてきた。

その後、2度のアンコールに応えていただき、
帰り際には1枚目の写真のとおり記念撮影してもらった。
(右から、オレ、酒井さん、一緒に見に行った妹、です)

ちなみに2枚目がパーカスのセット。
初めて見るような楽器も少なくなかった。


いやー、とにもかくにも久しぶりにカルチャーショック(なんて言葉で済ませたくないが)
を受けちまったな、まったく。

オレの音楽方面での関係各位には、ぜひ体感して欲しい酒井俊のライブだった。

いやはや、マイッタな、もー。





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