30年前の音楽情報

一昨日、昨日と、なつかしのヤング・ジョッキーについてブログったので、
この流れのまま、当時の音楽情報事情についてもブログリたいと思う。


30年前、1976年の音楽情報、特に洋楽についての情報を入手する手段は非常に乏しかった。

まずテレビに「外タレ」、しかも「ロックの人」が出演することなどまったくもって皆無だった。

音楽雑誌はあっただろうが、ほとんどは高校生以上というか成人対象のものばかりで、
中学生あたりのガキに読ませよう、などというモノは、これもまた皆無だった。

では当時(中学生の頃)、オレはどうやって音楽情報を入手していたのか?

ずばりFM放送とその関連雑誌(FMレコパル、FMステーション)だった。

しかも当時、静岡で放送されていたのはNHK-FMのみだったので、
聴くことのできる番組も必然的に限られていた。

16時10分~ 軽音楽をあなたに/平日

17時15分~ サウンド・オブ・ポップス/平日

21時00分~ ヤング・ジョッキー/土曜・日曜


あとはAM放送のオール・ジャパン・ポップ20くらいか

(これから数年後に、今では伝説となっているサウンド・ストリートが始まる)


当時は受験勉強をしているフリをしてこれらの番組をエアチェックしまくり、
よくわからないロックを繰り返し聴いては脳裏に焼き付けていたものだ。

インターネット全盛の現代に比べれば、その情報量たるや数万分の一程度なのだろうが
その情報の少なさゆえ、同じ曲を反復して聴くことで10代の頃に貴重な音楽体験ができた。

まさかこの頃に鬼のように聴いていた経験が、
その後、自分の音楽人生にこんなに役立つとは思っていなかった。


また、当時は数ヶ月に1回、NHKで

ヤング・ミュージック・ショー

という当時としては画期的なライブ番組を放送していた。


これはコンサートの模様を、
一切のナレーションなしに放送するという、
ある意味で手抜き、ある意味で完全ドキュメント、という、
今では伝説として語り継がれる歴史的なTVプログラムだった。

そのとき、偶然、見ることができた
ローリング・ストーンズデビッド・ボウイ 
にオレは見事にハマってしまい現在に至る。

近いうちにこのヤング・ミュージック・ショーについてもブログりたいと思う。




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