「東京12チャンネル時代の国際プロレス」
2019年6月12日に発刊されたプロレス関連書籍
「東京12チャンネル時代の国際プロレス」 を先日購入し、読了しました。
昭和プロレスファンにとっては 「ファンタジーの代名詞」 と呼んでも
とは言うものの、その実態は創業者である 吉原功 氏による
「吉原商店奮闘録」 であり、団体設立から崩壊まで、
運転資金の調達に奔走した歴史であったとも言えます。
すでにあらゆるプロレス関連書籍にて、その末期の窮状は検証されていますが、
1966年から1981年に活動したプロレス団体の足跡が、
活動停止から38年経過した2019年の今日においても、
思い出話が尽きることなく、未だに話題に上り、検証本が発刊される現状を鑑みるに
いかに同団体の 「生き様」 が当時のプロレスファンの心を熱くさせたのか、
オイラ自身も 「生き証人」 の一人を自認するだけに、感慨深いモノがあります。
15年にわたる団体の歴史の中で、いくつものターニングポイントや
団体代表、社長としての 「決断の瞬間」 があったことが検証されていますが、
その節々で、元プロレスラーとしての矜持、ビジネスよりも義理人情、
プロレス外の人間 (テレビ局) に対する徹底した 「上から目線」 の態度、
等を優先させたことにより、結果として業績を悪化させてしまったようで、
なんつーか、「武士は食わねど高楊枝」 に固執するあまり、餓死ししてしまった、
というエピローグであったと思います。
21世紀の視点では、間違いなく経営者失格の烙印を押されてしまいますが、
その不器用すぎる生き様、処世術が、未だに昭和プロレスファンの心に
くすぶり続けている理由であるともいえます。
ハッキリ言って、この書籍、いや、国際プロレスの歴史、顛末から得られる
教訓などひとつもありません。 単なるノスタルジーです。
強いて言えば 「反面教師」 でしょうか。
しかし、そこに存在していたレスラーや関係者たちの
良くも悪くも、あまりに人間臭いエピソードは、古き良き昭和の原風景として、
いつまでもプロレスファンの間で語り継がれてゆくことでしょう。
パイオニア精神は永遠なり。
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▼ 7月定例やまぼうしライブ
日時 7月12日(金)19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 500円 (ワンドリンク付き)
出演 19時30分~ 大森やすゆき (ギター弾き語り)
20時15分~ 杉本あきら (ギター弾き語り)
▼関連リンク
2019.04.29 シミフェス17 ライブステージダイジェスト
2000年頃につくったオリジナル曲
※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です
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※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません
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