ドタキャンの代償

2018年10月18日の各種ニュースによると、
10月17日に さいたまスーパーアリーナ で開催予定だった 沢田研二 のコンサートが
開演40分前に突如、「開催中止」 が発表され、大混乱が生じたとのこと。

中止の理由は 
「重大な契約の問題が発覚したため、
主催者、所属事務所等々と協議を重ねた結果の判断」
なんだそうな。

恐らく今後の報道でその辺の事実はおいおい報じられることでしょう。

さて、この手の 「ドタキャン公演」 の話題といえば、オイラ的に思い浮かぶのは、
1966年11月26日に起こった 東京プロレス「板橋事件」

オイラはリアルタイムで体験したワケではなく、80年代以降に、
プロレス史実関連書籍等にてこの事件のことを知りました。

よーするに、板橋区の野外会場にて開催を予定していたプロレスの大会が、
開始時間になっても試合が始まる気配がなく、突如、大会の中止がアナウンスされ、
寒空の下、長時間待たされた客が激怒、暴動 (リングを破壊、放火) が発生し、
警察沙汰になった、という事件です。

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果たして、そのときどのような説明が行われたのかは定かでありませんが、
少なくとも客が納得できるような理由ではなかったことは間違いありません。

複数のプロレス史実本によると、同団体のエースであり社長であった アントニオ猪木 が、
興行責任者 (オリエントプロモーション) から約束の前納金 (?) が払われなかったため、
近所で待機していた選手たちにストップをかけた、という説が有力なんだそうな。

契約上の責任の所在から見れば、猪木の判断は正しかったのでしょうが、
旗揚げしたばかりの東京プロレスの人気が当初の予想より遥かに不人気であり、
チケットがまったく売れていなかったこと。
・・・を勘案すると、いま一度、熟考の余地はあったような気もします。

もっとも、この時点ですでにお客さんの不入りによる赤字が累積していたようなので、
更なる赤字を防ぐための、やむを得ない判断だったかもしれません。

ただ、結果的に 「ドタキャン」 を犯したことにより、
リピーターとなるはずだったお客さんは、ネガキャンのスピーカーとなり、
警察沙汰になったため、社会的信用を失ったことは、
興行赤字の累積よりも深刻なダメージになってしまったと推察します。

果たして、今回の 沢田研二ドタキャン騒動 が、今後の彼の芸能活動に、
どれほどのダメージを与えるのか、現時点では定かでありませんが、
このピンチをチャンスに変えるのは、さすがの沢田研二でも至難のワザでしょう。


教訓 :
公演を中止するなら、どんなに遅くとも前日、前々日のうちに行うこと。
中止の理由を誠実に説明すること。
(アタリマエすぎて改めて書くことが自体がバカバカしく思えてしまいます。)



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 11月定例やまぼうしライブ
日時 11月9日(金)19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
出演 FJ-KOBA (ギターインスト・弾き語り)
    ※もう一組は調整中

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久しぶりにつくったオリジナル曲(デモトラック)























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