プロレスがヘタクソな “気はやさしくて力持ち”

60~70年代に活躍した名プロレスラー、ドン・レオ・ジョナサン が亡くなられました。
享年87。

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どーですか、若かりし頃のこのジョナサンの雄姿。
2m近い身長にこの筋肉。
オマケに空中殺法も軽々とこなす卓越した運動神経。

オイラ的には、リアルタイムでその雄姿を目撃 (全日本プロレス中継) したのは、
70年代に4~5回程度なんですが、そのインパクトは強烈でした。

当時は気が付きませんでしたが、いまユーチューブで当時の試合を見直すと、
プロレスラーとしてはヘタクソだったような気がしますねえ。


上記動画のように、「負け役」 を請け負ったときの負けっぷりといいますか、
この巨体で、このパワーで、この身軽さで、余裕たっぷりに攻め込んでいたのに、
たった1回のミスであっさりとフォールを取られてしまう、という説得力のなさ。

「なんだ、わざと負けてやってるじゃん。」 というのがミエミエなんですが、
厳密にいうと、プロレスがヘタクソというよりも、
その佇まいから自然とお客さんに強さが伝わってしまい、
相手選手に相当の攻撃力がないと 「ジョナサンが負ける必然性」 が
醸し出せないというカラクリでございます。

そんなナチュラルに強すぎるジョナサンの必殺ワザをご紹介。

▼ ハイジャック・バックブリーカー
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ジャイアント・スイング
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▼ドロップ・キック
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まさにリングに立っているだけで 「絵になる」 レスラーの筆頭格。
マスクだって精悍だし、肉体のゴイスさは言うことなし。
加えて性格もヨイとくれば、人気が出ないワケがない。

惜しむらくは、本人がそれほどプロレスという 「職業」 にこだわっていなかったようで、
チャンピオンになろうという野心がまったく見られなかったこと。
そういった意味では アンドレ・ザ・ジャイアント と同類項と言えなくもないでしょーが、
アンドレにはその怪物性から本人にネガティブな心理が見え隠れするのに対し、
ジョナサンには太陽のような大らかさ、オーラが発せられた点が大きな違いと思います。

ところで、画像検索していたらこんな貴重な写真をめっけ。

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左から、ジョージ・ゴーディエンコ、アンドレ、ジョナサン、バロン・フォン・ラシク
1972年、国際プロレス「第4回ワールドシリーズ に参戦したときのショットですな。
4人が4人ともガチの強さを持っているのに、絶対に試合でセメントを仕掛けそうもない、
「紳士」 であると思います。
・・・あ、アンドレ前田日明 に 「仕掛けた」 前科がありましたね、失敬。

そしてこちらはプロレスラーのOBが集まるイベントでの一枚。
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左から、デストロイヤー、ジョナサン、ジャック・ブリスコ、ニック・ボックウィンクル
このメンツはゴイス。

「気はやさしくて力持ち」 をそのまま具現化したような人物で、
文字どおり 「記録ではなく記憶に残る」 超一流レスラーでした。

世界一カッコイイ、リングネームを持つ男 ドン・レオ・ジョナサン に合掌。



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 11月定例やまぼうしライブ
日時 11月9日(金)19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
出演 FJ-KOBA (ギターインスト・弾き語り)
    ※もう一組は調整中

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