PA機材の小型化・軽量化・省電力化を振り返る
「PA,機材車」 をキーワードにインターネット検索してみたら、
過去にオイラ自身が本ブログに載せた画像が多数ヒットしてワロタ。
ほんの15年前と現在とでは、
積載する機材の量がかなり減っていることが改めて確認できて我ながら感無量です。
機材の量が減少した理由は明確。
PA機器のデジタル化が進み、機材が小型・軽量・省電力化したことに他なりません。
マヂで機材の量は2分の1以下に減りました。
これはありがたい。
具体的な減少機材の内訳は次のとーり。
1 デジタルミキサーに内蔵されたもの
インサーション系FX (コンプ等)
センド・リターン系FX (リバーブ、ディレイ等)
アウトプットFX (グラフィックEQ等)
ライブ録音用ノートパソコン、ハードディスク
2 小型軽量化されたもの
パワードスピーカー
3 パソコンやタブレットで代用できるもの
音楽再生装置 (CDプレーヤー等)
ポン出し用サンプラー
少数派ながら、未だにデジミキを使わないPA屋さんもいらっしゃると思いますが、
いや~、これだけの省スペース化、軽量化が図れるという点だけを取っても
デジミキに移行する理由としては必要十分だと思いますけどねえ。
特に2000年代から 「ライブのマルチトラックレコーディング」 に
執念を燃やしていたオイラ的には、本体にこの機能を搭載した
2010年代のデジミキの登場には、本っ当ぅ~に助けられています。
デジタルパワーアンプが登場したばかりの頃は、
音がカタイとか、暖かみないとか、ローが締まってないとか、
関係者に言われたような記憶がありますが、
先日、改めて昔のアナログパワーアンプで、古いPAスピーカーを鳴らしてみたら、
をいをい、なんだよ、このローファイな音は? と幻滅してしまった次第。
よーするに、今までよりハイファイでクリアな音質だったから、
当時は、そんな風に感じてしまったんでしょーな。
iPhone / iPad を所有し、膨大な量の楽曲を持ち運べるようになってからは、
クライアントから特殊な音源再生の指示がない限り、
手持ちのCDライブラリや再生デッキを持ち運ぶ必要はなくなりました。
以前、着物の発表会 (だったかな?) のPAを担当させていただいた際、
主催者から 「春の海」 を収録したMDディスクを預かったものの、
オイラの持ち込んだMDデッキでは読み込むことができず、
急遽、iTunes からダウンロード購入して急場を凌いだことがありました。
それ以来、iPhone はPA現場に不可欠の機材となったことは言うまでもありません。
以前は、カセットデッキ、CDデッキ、MDデッキを各2台ずつ、
3種類の音源メディアを自由にクロスフェードできるようにセッティングしていましたが、
現在は iPhone と iPad に同じライブラリを搭載して、
以前と同等の音出し、ポン出しができる環境になりましたとさ。
最近はメインスピーカー、FBスピーカーにパワード仕様の製品を使うようにしているので、
徐々にパワーアンプさえも不要となりつつあります。
「BOSE L1」 に代表されるコンパクト式ラインアレイ仕様であれば、
スピーカースタンドさえ不要となるので、ますます機材の量は減っていきます。
高齢PA屋にはやさしい環境が整いつつあります。
長生きはするモンですな (笑)。
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▼ 10月定例やまぼうしライブ
日時 10月12日(金)19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
出演 19時30分~ クロキユウタ (ギター弾き語り)
20時15分~ Cup of Soul (ソウル・デュオ)
▼ 関連リンク
久しぶりにつくったオリジナル曲(デモトラック)
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です
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