ターボサウンド iP2000 (その2)

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2017年1月のNAMMショーのレポートで目撃して以来、
オイラはこの 「iP2000」 に尋常でない興味を抱いておりますた。

一世を風靡した一流PAスピーカーブランドの 「ターボサウンド が、
マチュアにも手が届く価格帯でリリースするコンパクトラインアレイスピーカー。
しかも、他社同等品に比べて、搭載スピーカーの数が圧倒的に多く、
内蔵パワーアンプの出力も高くて、出力音圧レベルも高い、
とくれば、まさにオイラが長年、待ち望んだ製品ではあーりませんか。
これはイの一番に買うしかないっ!と色めき立ってしまったことは言うまでもない。

そんな期待度マックスの状況下で、初めてBGMを流したときの偽らざる感想は・・・

「あれ? こんなモンか?」 でした。

正直言って、もっと迫力のある、はち切れんばかりの音圧を期待していましたが、
出音はいたっておとなしい、つーか、迫力にかけるカンジ。
どーも、800Hz~2kHzあたりの中低域が弱いようなイメージです。
では、ドンシャリ系か、といえば決してそーゆーワケでもない。

宅録ヲタクの方であれば、
「マキシマイザーをインサートする前のDAWのラフミックス状態」
といえば、なんとなくご理解いただけるでしょーか?
(これぢゃあわかんねーよな~)

なお、内蔵パワーアンプのレベルを上げていくと中低域がブーミー (ノイズ発生) となる。
をいをい、この程度の音圧レベルでビビるようじゃ先が思いやられるな~。

ちなみに iP2000 の電源をオンにすると、内蔵デジタルパワーアンプのレベル
つーか、アッテネーターの表示は 「0dB」 なので、
ミキサーからBGMを流した状態でパワーオンすると、いきなりBGMが鳴り始めます。

PA屋的には、パワーオン時点では 「-∞」 状態で立ち上がっていただきたいところ。
精神衛生上、あまり気持ちいいモノではありません。

それはさておき、出音を聴いた第一印象は
前述のとおり 「こんなはずでは・・・」 状態であり、
オイラ的には、これが iP2000 の実力ではなく、
オイラの使い方に問題があった、と信じたいところ。

今後、アコースティック系主体のライブ、ドラムのいるバンドでのインストアライブ、
等での使用により、検証を重ねていく所存でございます。

ただ、カタログ等で強調されている、
「(スピーカーの)直前で聴いてもそれほどうるさく感じないのに、
離れて聴いてもあまり音が小さくなったとは感じない」
という説明はウソではないと感じます。

もしかすると、オイラが 「迫力がない」 と感じたのはそのせいかもしれません。

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うーぬ、これだけではあまりにネガティブなレポート内容で終わってしまうので、
いくつか、このスピーカーの利点をご紹介させていただきませう。

まず第一に、 スピーカースタンドが不要である点
つまりスピーカー占有エリアが少なくて済む、という、
地味ながらもPA屋的にはうれしいポイントです。
さらに言えば、野外現場で、強風でスピーカーが転倒する危険性はほぼゼロです。

第二に、水平方向の指向性が120°もあるので、
ステージから近い真正面の客席で聴いても 「中抜け」 が起きにくい点。
これなら 「中抜け」 対策用のセンタースピーカーは不要です。

第三に、前述のとおり、近くで聴いても遠くで聴いても音量差が少ない、
という 「線音源」 のもうひとつのメリットとして、
スピーカーのそばでマイクを使用してもハウリングしにくいという点もあります。

・・・正直なところ、この3点だけでは、
ペアで20万円超のスピーカーを購入する動機にはなり得ないと思います。

繰り返しになりますが、恐らくオイラが感じた不満は、
製品本来の性能ではなく、ユーザーであるオイラの使い方の問題であることを、
検証を重ねてレポートしていく・・・つもりですので、
期待しないでお待ちくださいませ。

よしなに。


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▼ 10月定例やまぼうしライブ







日時 10月13日 (金) 19時30分~21時00分
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 @500円 (ワンドリンク付き)
内容 19時30分~ FJスズキ (反則系変態音楽芸術)
    20時15分~ クロキユウタ (アコギ弾き語り)




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