PAミキサー以外でもミキシングはできますっ
今まで多くのPA現場で様々なミキサーを使ってきましたが、
その中でも特にオイラ的に 「普通じゃなかったミキサー」 をご紹介いたしませう。
1 ヤマハ DMP9-16
ヤマハ Pro-Mix01 が登場する数年前にリリースされたデジタルミキサー。
恐らく 「DMP」 の型番が冠された最後の製品と思われます。
ご覧のとおりラックマウント式で、実は1・2chしかマイク入力に対応していません。
レストランウェディング現場で、
MCマイク2本とCD・MD・カセットデッキを各2台を接続しました。
PAオペのスペースが限られていたため、
アウトボード収納ラックの間に挟んでセッティングしましたとさ。
2 ヤマハ AW2400
一見、デジミキのように見えますが、実はコレ、「ミキサー一体型MTR」 です。
ステージモニター回線不要のライブ現場にて使用。
ライブレコーディングを行うため、デジミキ設置をケチって本機でPAオペを行いましたが、
やはり即効性が伴わず、また操作体系もヤマハの正統デジミキとは若干異なるため、
使い方に慣れる前にライブが終了してしまったという体たらく。
メインアウト端子 (2trアウト) が RCA のみというのがネックでした。
3 スタインバーグ Cubase
2000年代から、やまぼうしライブではデジミキと併用して
DAWによるライブレコーディングを行うよう心掛けていますが、
やはり、デジミキを核としたPAシステムとDAWの両方を設営するのは
時間的にかなりキビシイので、だったら、DAWのみ設営して、
それでPAも行ってしまおう、というキ●ガイじみた挑戦を行いました。
結果は 「失敗」 でしょうねえ。
2006年の時点ではオーディオインターフェースのレイテンシーは発展途上であり、
出演者から 「自分の声が、スピーカーから遅れて聴こえるんですけど」
と、そのものズバリの指摘をいただきましたが、そのまま本番決行してもらいました。
我ながら無責任極まりないっ!
4 MOTU 896 mk3 (CueMix)
前述のDAWと似てますがビミョーに違う。
キューベースでライブレコーディングを併用しながら、
ソフトミキサーでPAオペすること自体は同じですが、
レイテンシーの問題を解消するため、DAWのメインコンソールではなく、
オーディオインターフェースそのもののミキシングを操作するソフトミキサー (CueMix)
によるリアルタイムPAオペに挑戦。
これなら上手くいくはず!という確信の基で挑戦したつもりが、
CueMix の操作画面が思いのほか使いづらく (全画面表示に未対応!)、
出音そのものはよかったもののミキシングオペレーションに難ありでした。
5 RME Fireface UFX (TotalMix FX)
結局、MOTU 製品の操作性に馴染めなかったため、
オイラ的イチバン愛着のある RME のオーディオインターフェースを購入し、
今度は慣れ親しんだソフトミキサー (TotalMix) によるPAオペに挑戦。
まあ、それなりに上手くいったと思う反面、同ハードウェアに搭載されている
リバーブ、ディレイの性能、音質が決してPA向きとは言えず、
オペしている本人的には、あまり 「上手くできた感」 を覚えることはできませなんだ。
とまあ、こんな風に2000年代初頭から、
マウスのみによるPAオペに挑戦してきているので、
オイラ的には近年浸透してきている 「iPad によるPAオペ」 など楽勝、楽勝。
つーか、ようやくオイラが待ち望んでいた時代がやってきた!という感慨ひとしおです。
PA、いや、ミキシング作業ってのは 「手」 ではなく 「頭」 でやるもんですっ。
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▼ 3月定例やまぼうしライブ
日時 : 3月10日(金) 19時30分~21時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
内容 : 19時30分~ ノーザンスター (ギター弾き語り)
20時15分~ Floating Jam (変態反則系デュオ)
▼ 関連リンク
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です
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※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません
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