VHSの終焉

2016年7月22日のヤフーニュースより無断転載

国内メーカー唯一のVHSデッキが生産終了 やむなき理由と再開の可能性

国内唯一のVHSデッキメーカーだった船井電機が、7月いっぱいで同デッキの生産を終了する。
思い出の映像をVHSテープで保管する人にとってはショックかもしれないが、
いまや映像の再生・録画の役目は、ブルーレイディスクやハードディスクが主流となっている。
時代遅れだから、売れないから生産終了なのか?
船井電機の広報によると、需要がなく採算がとれないという理由ではなく、
”やむなき”生産終了になるのだという。
同社に生産再開の可能性などを聞いた。

最盛期の1/20販売台数でも利益は確保

船井電機は2015年11月、国内向けのVHSビデオ一体型DVDレコーダーの販売を終えた。
現在販売しているのは、中国で生産し、北米向けに出荷しているVHSビデオ一体型DVDレコーダー。
15年の売り上げの約9割は、北米市場が占めた。

社が、再生専用機でVHSデッキ市場に参入したのは1983年。
85年には、録画・再生が可能なデッキを発売。
最盛期の2000年から02年にかけては年間1500万台を販売したが、
DVD、そしてブルーレイディスクの登場および普及を経て、近年は市場が縮小。
15年の販売台数は約75万台にまで落ち込んでいた。

生産を終了する理由について、同社広報は「VHSデッキの部品を生産するメーカーが撤退を決め、
それらの調達が困難になったため、”やむなく”撤退を決めた」と説明する。

同社が1500万台を販売していた最盛期には、競合メーカーが多く、価格競争も激しかったが、
市場縮小に伴ってパナソニックなどのメーカーが1社、また1社と撤退した。
現在は価格競争がなく、最盛期の1/20の販売台数であっても、
十分な利益を確保できる状態にあったという。

生産再開は本当にないのか?

VHSデッキの生産終了が公表されてから、同社には
「もう少し生産を続けてほしい」などと惜しむ声やメールが多く寄せられている。
取材する記者も、思い出が詰まったVHSテープを多数保有しており、
生産終了を聞いて困惑していると伝えたところ、
「ほかの記者さんからも同じような声を聞いています」と言われた。
一般ユーザーのほか、VHSテープの資料を多数保有している図書館などからは
「今後、どこに行けばVHSデッキが買えるのか」という問い合わせがあったという。

「われわれが把握するよりも多数の潜在需要があったようです」と同社広報は名残惜しそうに話す。

どのような人がVHSデッキを購入しているのだろうか。
同社広報に尋ねたが、ユーザー調査を行っていないので詳細は不明という。
ただ、北米の消費者からは、「撮りためたVHSがあるので生産を続けて欲しい」、
という切なる願いを記したメールが数多く届く。
おそらくは、VHSテープを保有・愛用し続けているユーザーが買い支えているのだろう。

依然として需要が見込まれるならば、生産再開の可能性もあるのではないかと考えたが、
「部品メーカーの生産終了によって入手が困難になった部品は複数あるため、可能性は低い」
と同社広報。 これら部品は、同社でも内製できないという。

これまで販売してきたVHSデッキは、生産が終了したあとも引き続き、修理の依頼に応じる予定。
そのための部品は確保しているが、年を経るごとに対応が難しくなりそうだ。


・・・ということだそうです。

「ついに」 と言うべきか、もしくは 「よくぞ今まで製造してくれていた」 と言うべきか。
我が家にも数多いVHSテープが残っているものの、ここ10年くらいは
まったくビデオデッキを稼働させていないので、まあ、再生できなくなったとしても
致命的なダメージを受けるワケではありませぬ。

むしろオイラ的には、デッキよりも VHSテープ の生産が打ち切られるXデーの方が恐ろしいです。
特に宅録ヲタ的には、少なからず S-VHS テープを利用した ADAT の録音データを
ハードディスクにアーカイヴしていない方もいらっしゃると思うので、
まあ、その際に新たにVHSテープの需要が生じるワケではありませぬが、
百歩譲って、劣化したマスターテープを新しいテープにダビング
・・・するヤツなんていないよな~、やっぱり。

ま、見方を変えれば、これからヤフオクで旧VHSデッキが高値で取引される絶好のチャンスなので、
複数台のデッキを所有している方は要注目ですな。

ちなみに我が家には稀少と思われる D-VHS デッキがありますっ。
もっとも売却する気はサラサラありませぬが。




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▼ 月定例やまぼうしライブ










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  内容 : 19時30分~ 秋山マサアキ (ギター弾き語り)
       20時15分~ そのひぐらし (フォークロック



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トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)








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