ワインとあなたと

※当分の間、この告知をブログ記事トップに表記させていただきます。

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一昨日のブログ記事 「アナログレコードはCDよりも高音質?」 にいくつかコメントをいただきました。
オイラは 「アナログレコードの方がデジタル音源より高音質」 という意見に 「異論アリ」 派でして、
本日はその根拠と言いますか、オイラが 「アナログレコードの限界」 を感じた経験を
綴ってみたいと思いますっ。

時は1979年。
当時、オイラは 渡辺真知子 の大ファンで、ファーストとセカンドアルバム (もちろんLP) を、
自宅のオーディオシステム (親父が組んだテクニクスコンポーネント) で聴いていました。
タンテは 「SL1200 (初代!) 」、カートリッジはシュアー (型番不明) で、
決して粗悪なオーディオ環境ではなかったと述懐いたします。

プリメインアンプのヘッドフォンアウトにデンオン (現・デノン) のヘッドフォンを繋いで
毎日、数時間にわたってレコードを聴くのが習慣となっておりまして、
その日、オイラはリリースされたばかりの渡辺真知子のサードアルバム 「遠く離れて」 を購入し、
いつものようにヘッドフォンでじい~っとアルバムを聴いておりました。

アルバムラストを飾る壮大なバラード 「ワインとあなたと」 という曲が気に入って、
何度もその曲を繰り返し聴いていたときにふと思いました。

「やっぱりこれ、ストリングスの音が歪んでいるよな・・・
つーか、この最後の曲、他の曲に比べて低音質なんじゃねーの?」

同アルバムの他の曲では感じなかった 「音質の悪さ」 が気になってしまったワケです。
後にそれは、B面最後の収録曲であったため、
円盤の外周よりも内周の方が回転速度が遅いことによる
「レコードというアナログ音源記録媒体の限界」 であると自分で勝手に納得するワケです。

一説によると、33回転の場合、ターンテーブルは約2秒で一周することとなり、
LPの外周の速度というか、2秒間に進む距離は約2mで、内周は約50cmだそうな。

つまり、アナログレコードの片面の1曲目と最後の曲とでは、約4倍の情報量の差がある、
と言えなくもない。
まあ、実際にはそこまでの音質差があるとは思えませんが、
「円盤」 という形態である限り、物理的に外周と内周との音質の差はいかんともしがたい宿命です。

ちなみにCD-Audioの場合は、内周から外周に向かってピックアップは移動していきますが、
内周から外周にいくに従ってモーターの回転速度は遅くなるよう調整されているため、
データの読み出し速度は常に一定に保たれています。
よって、アルバムの1曲目と最後の曲で音質が変わるなどという現象は起こり得ません。
(もっともアナログレコードをデジタル音源化したのであれば、
元ネタの音質変化の再調整はいかんともしがたいと思われますが。)

後年、この 「遠く離れて」 をCDで買い直ししまして、
件の 「ワインとあなたと」 を数年ぶりに聴き直したところ・・・
正直、あまり感動しませんでしたね。(苦笑)

今となっては、あの 「円盤の内周側に記録された低音質の歪み感」 も含めて、
「あの曲の記憶」 となっていたんだな~と思う次第です。

でもやはり、「アナログレコードの方がデジタル音源より高音質」 という一方的な暴論には、
首を傾げざるをえませんねえ。





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▼ 月定例やまぼうしライブ











  日時 : 5月13日(金) 19時30分~21時00分
  料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
  内容 : 19時30分~ WoodyBell (アメリカンフォーク)
       20時15分~ あやあね (劇空間音楽



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トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)








※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です

※オイラがファン倶楽部会長(本人未公認)を務めるアマチュアミュージシャン あやあね のブログです

※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです

※オリジナル曲や関係各位のライブ音源等をアップロードしてあります

宅録作品や関係各位のライブ映像等をアップロードしてあります

※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません

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