「自分のマイクを持ってきたんだけど・・・」
アマチュアミュージシャンのライブに 「マイマイク」 を持ち込まれる方は珍しくありません。
ちなみにオイラがPAを担当させていただく現場では、ボーカルマイクには Audix OM3
を用意いたしますが、やはり定番の Shure SM58 の方がヨイということで、
自ら持参されたマイマイクに変更する、なんてのは日常茶飯事でございます。
▼ Audix OM3
んで、先日、とある町内のカラオケ大会のPA現場を仰せつかって、
いつもどおり OM3 をステージ上のカラオケディスプレイの横に用意しておいたら、
出演者のオヂサンが 「僕はこのマイクをつかいたいんだけど」 と SM58 をバッグから取り出した。
をー、カラオケ大会にマイマイクの持ち込みってのは珍しいな~と思いつつ、
「わかりました。 ステージ上のマイクを取り替えてお使い下さい」 と返答いたしました。
すると、そのオヂサン、ステージ上でマイクを取り替えようとしているが、どうも様子がおかしい。
「どうしました?」 と尋ねると、「マイクの線 (マイクケーブル) の形が違うんだよ~」 とのこと。
ぬわんと、そのオヂサン、マイクだけでなく、「マイ・マイクケーブル」 も持ち込みだった!
しかもそのマイクケーブル、民生用カラオケマシンに接続するためと思われる、
「XLR (メス) - 標準フォンプラグ」 という仕様でありました!
こちとらは当然、「XLR (メス) - XLR (オス) 」 の使用を前提にPAを組んでいる、
つまりステージ上の マイク接続機器 = コネクタボックス にはXLR端子しか用意されていない。
そらー、XLR-標準フォンのケーブルなんて挿せるワケはない。
▼ カナレのコネクタボックス
「すみません、マイクケーブルはこちらが用意したモノをお使い下さい」 と答えると、
「え~、それじゃあ意味ないよ。 だったらマイクの取り換えはいいや。 全部そのまま使うよ。」
とのご返事。 ふーむ、こだわりが強い方なんですねえ。
ちなみにこのオヂサン、リハーサル終了後にこんなこともおっしゃった。
「あのマイク (注:Audix OM3 のこと)、いくらぐらいするの?
え? 約1万円? 僕のは3万円近くするんだよ、へへへ。」
結局、マイマイクは使えずじまいでしたが、満足そうにお帰りになりましたとさ。
ちゃんちゃん。
いちおう参考までに → サウンドハウスでのSM58の販売価格
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▼ 11月定例やまぼうしライブ
日時 : 11月13日(金) 19時30分~21時00分
▼ 関連リンク
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)
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