「リミックス」 と 「リマスター」
2015年8月25日に発売される 「サウンド&レコーディングマガジン2015年10月号」 では、
シュガー・ベイブの名盤 「SONGS」 40周年記念盤についての
山下達郎へのインタビュー が掲載されるとのこと。
こいつぁー、見逃せねーズラよお~。
▼リットーミュージックのサイトから同号の特集記事の紹介文を引用
シュガー・ベイブの名盤 『SONGS』 40周年
大瀧詠一の遺したマルチを再ミックス&リマスター
■巻頭インタビュー
第1弾アーティストとして、大瀧がプロデュースとミックス (エンジニア名義は笛吹銅次) を
手掛けたこのバンド唯一のアルバムが 『SONGS』 (1975年) である。
発売当初こそ所属レコード会社であるエレック・レコード倒産という憂き目に合うものの、
後年の山下や大貫の活躍とともに、日本のポップス/ロックにおける
マスターピースの一つとして、長年愛されてきた本作。
先ごろリリースされた40周年記念盤は、
山下の監修で最新リマスターとリミックスの2枚組CDとなった。
40年前のマルチマスターが現存していたこと自体が驚きだが、
オリジナルから改変することなく見事なバージョン・アップを遂げたその最新ミックスの
出来映えに驚かされたファンも多いだろう。
本誌では山下と、携わったエンジニアの中村辰也氏、菊地功氏へのインタビューによって、
この温故知新的プロジェクトの全容を深く探っていく。
さて、ありとあらゆる音楽情報メディアで宣伝されているので、ほとんどの方がご存知と思いますが、
この40周年記念盤は、「リマスター」 と 「リミックス」 の2枚組仕様 となっております。
「リマスター」 とは、オリジナル2トラックマスターに最新のマスタリングを施したモノで、
「リミックス」 とは、オリジナルマルチトラックテープをミックスダウンし直したモノです。
ここで注目されるのが、
「なぜ発売から40年も経過したマルチトラックテープが、経年劣化されずに現存していたのか?」
という疑問になるワケですが、ぬわんと、オリジナルテープを所有していた 故・大瀧詠一 仙人 が、
将来、こうなる (リミックスバージョンの制作) であろうことを見越して、
生前に、デジタルメディアにマルチトラック音源を移し替えてくれていたんだそうな。
さすが仙人は将来の見据え方が違うというか、音楽を 「消耗品」 ではなく 「文化財」 として
大事に保管する大事さ、重要さをちゃあんと理解し、そして実践されていた、ということです。
そして、その遺志を受け継いだ山下達郎師匠の心意気もまたゴイス。
通常、リミックス盤を制作するとなると、オリジナルとどれだけ違いを見せつけるか、
という点に重点が置かれるはずですが、今回は、
「どれだけオリジナル2トラックマスターに近付けられるか?」
に全精力を注いだとのこと。
つまり、「リマスター」 と 「リミックス」 の違いが聴き分けられなければ、
今回のプロジェクト (リミックス) は成功と言える、と発言されております。
うーぬ、かつてこんなリミックス盤のコンセプトがあっただろうか?
少なくともオイラは知らない。
本日現在、オイラはまだ40周年盤を購入しておりませんが、
恐らくオイラ程度の耳では、明確に聴き分けることは至難のワザでしょう。
ちょっち意地悪な発想ですが、「接続ケーブルを替えたらオーディオの音が劇的に変わった」 とか、
「長時間エージングしたらスピーカーの音質が見違えるほど向上した」 とか、のたまっている
オカルトオーディオ信者の方であれば、リマスターとリミックスの違いなど、
ほんの1秒聴いただけで、100%確実に聴き分けてしまうんでしょうねえ~。
すげえな~、オイラにはぜってー無理です。そんなの。
でも、EQのツマミを2~3クリック動かす前と後くらいなら聴き分けられるかもしれません。
なんてな。
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▼ 8月定例やまぼうしライブ
日時 : 8月14日(金) 19時30分~21時00分
▼ 関連リンク
2014年1月10日のやまぼうしライブ PAL × Tacaco
トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)
※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です
※オイラがファン倶楽部会長(本人未公認)を務めるアマチュアミュージシャン あやあね のブログです
※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです
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※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません
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