宇宙人が攻めてきた

オイラはUFOも宇宙人も実在しないと思っています。
いれば面白いな~とは思いますが、現実的に考えてその確率は低いと思わざるを得ません。
しかし、もし、SF映画のように宇宙人が地球侵略にやってきて、
地球上の人間を無差別に殺傷しはじめたとしたら、自分の身を守るために戦い、
結果的に敵 (宇宙人) を殺すことになっても罪悪感を感じることはないと思います。

さて、国際犯罪テロ集団 「イスラム国」 と前述の 「宇宙人」 に違いはあるだろうか?

「国 (State) 」 と名乗ってはいるが、「国家」 ではない。
「組織」 の様相を呈しているようだが、明確な組織構成されている様子もない。
崇高な目的を掲げているようだが、「殺人欲求のあるハミダシ者が群れをなしているだけ」
というのが実態のように見受けられます。

とある末端グループ 「A」 は、ある程度の国家を構成する目的があるかもしれない。
一方の末端グループ 「B」 は、身代金誘拐を繰り返し、利益を得ることが目的かもしれない。
一方の末端グループ 「C」 は、ただ単に殺戮を行いたいだけかもしれない。
イスラム国」 という肩書 (?) を共有しているだけで、
各末端グループに横の繋がりも目的意識の共有もほとんどないと思われます。

今回の人質事件をきっかけに、日本では 「軍事問題」 が再燃するのは必至です。

「日本には憲法9条があるから、軍事目的の外国への自衛隊派遣は不可能。」

本当にそれでいいのか?


いささか唐突ではありますが、1980年代の人気漫画 「エリア88」 の中に登場する、
日本のフィクサー (黒幕)・海音寺八兵衛氏のセリフを転記させていただきます。

安全と平和は意味が違う。
平和というものは、日本を含むすべて・・
少なくとも地球上であらゆる争い事が起きないことを言う。
こいつはかなり難しい。
日本以外のすべての国が血まみれになっていようが、
日本が絶対にそれに巻き込まれない状態・・・それが安全だ・・!

日本が戦争を放棄しているのは 「安全」 のため。
しかし、日本の 「安全」 が脅かされている今、
その安全を守るために行使する軍事力さえも否定することは本当に正しいのか?

深く考えれば考えるほど泥沼にはまってしまうのはよくあるパターンですが、
一方、単純に考えればこれほど明確な答えはない。

人間の言葉も知性も理解できない宇宙人が攻めてきて無差別殺人を行っている。
身を守るために全力を挙げて敵を駆逐し、平和、いや、安全を取り戻す。

暴力に対し、暴力で報復するのは愚かなこと・・・ですか?
それは相手が 「人間」 の場合にのみ通用するロジック。
勘違いしてはいけない。
敵は 「国家」 でもなければ 「人間」 でもない。
人間の言葉も知性も理解することができない、人間の姿をした悪魔なのだ。


参考:ぜひご一読くださいませ