ループマシンを駆使した神業だと思います

知人のフェイスブック記事にて次の動画が紹介されておりました。
早速、再生してみたらそのクオリティの高いパフォーマンスにビックリ!!


最近のルーパーはリアルタイムのピッチチェンジにも対応しているのか?
それもマルチトラックの特定のトラックのみに!

恐らく使用している機材 (ルーパー) はこれでしょうねえ。

イメージ 1


▼ BOSS RC-505 (製品情報)

正直なところ、オイラはルーパー (ループマシン) という機材にあまり興味はありませんでした。
その大きな理由は次の2点。

1点目:
バンド演奏であれば、ソロ楽器の抑揚に合わせて、バンド全体のダイナミクスも変化しますが、
ルーパーの場合はレコーディングした数小節の単純な繰り返しとなるため、
パフォーマンス全体的に見るとダイナミクスの起伏に乏しくなってしまい、
また、パフォーマンスの途中でのブレイクやリット等のフェイクな演出が困難であること。
(絶対無理、とは言いませんが。)

2点目:
パフォーマンスの起伏演出に絶対有効的である 「コードチェンジ」 が困難なこと。
たとえば定番の12小節のブルースループを組んで、それをバックにアドリブソロを展開する場合、
A案 単純にコード変更を含んだ12小節のレコーディングを行い、それをループする。
B案 1~2小節のトニック (Ⅰ) コードのループを作って、ドミナント (Ⅳ)、サブドミナント (Ⅴ)
のところで、そのコードに合わせたピッチチェンジを行う。
というような2つのアイディアが思い付くワケですが、
実際のところ、マシン側の性能の限界からB案を行うのは難しかったオイラは思っていました。

ところが、前述の動画では2小節の基本ループを組んで、
Bメロではスイッチを押すことにより、見事にコードチェンジを行っているではあーりませんか。
というワケで早速、RC505 の取説をダウンロードして確認してみますた。

▼取扱説明書ダウンロードページ

ふむふむ、この取説の20ページ 「インプットFX/トラックFXの設定」 セクションに、
トランスポーズ」 というエフェクトがあることを発見ーっ!

なるほど、ボイスパーカッションを除く、ベース、コーラスパートのトラックを選択して、
コードチェンジのタイミングでこのエフェクトを掛ければ、理屈的にはコードチェンジが可能。

ただし、あくまで単純なピッチチェンジのみなので、メジャーコードをマイナーコードに変更、
などというインテリジェンスなコードチェンジは不可のはず。

つまり、コードの属性 (メジャー、マイナー) が変わらないという条件の下でなら、
コードチェンジを駆使したパフォーマンスを実現できるというワケですな。


とは言うものの、理屈では 「できる」 ことが、実際に 「できる」 とは限りません。
現実問題として、歌を歌いながら、ルーパーの録音・再生を操作して、
任意のタイミングでエフェクトのオン・オフも操作して、
なおかつ正確な歌のピッチやテンポやダイナミクスを維持し続ける、なんつー高等テクニックは、
一般的なアマチュアミュージシャンにとっては神業だと思います。

いやはや、どんなにデジタル機器が発達して便利になったとしても、
そのデジタル機器の性能を凌駕するアイディアと鍛錬によって、
さらにゴイスな人間ワザを生み出すことができる、という証明のような動画だと思います。

それにしても、「一人の人間の声」 だけでこれほどのパフォーマンスが実現できるとは・・・
オイラも爪の垢を煎じて飲ませていただきたいです。




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▼ 月定例やまぼうしライブ
  日時 : 8月8日(金) 19時30分~21時00分
  料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
  内容 : 19時30分~ BLUES和也 (イカサマロック)
       20時15分~  あやあね (劇空間音楽)


▼ 関連リンク












トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)








※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です

※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです

※オリジナル曲や関係各位のライブ音源等をアップロードしてあります

宅録作品や関係各位のライブ映像等をアップロードしてあります

※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません

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