ニューオーリンズサウンド

大瀧詠一 氏の遺した功績を挙げていけば枚挙にいとまがありません。
恐らく今後、ラジオ・インターネット・書籍等を通じて
広く解説が行われることと想像いたします。

その数ある一つが 「日本でいち早くニューオーリンズサウンドを導入した」
という点であると思います。

特にナイアガラレーベル設立してからその傾向が顕著でありまして、
オイラは高校生の頃に某FM番組で紹介された はっぴいえんど 作品 (1970~1973) をきっかけに
大瀧詠一という名前を知り、そこからいきなり約10年後の作品である
A LONG VACATION (1981) の大ヒットにリアルタイムで遭遇し、
そこから遡って一連のナイアガラ作品 (1975~1978) を聴くようになったワケですが、
はっぴいえんどロンバケに比べて初期のナイアガラ作品は、
あまりにも違和感がありすぎまして、かなり当惑したものです。

違和感を感じた最大の理由は、盟友・松本隆との一時的な離別というか、
歌詞からウェットな恋愛ストーリー色を排除した点と、
完全ノーリバーブとボーカル音量を限界まで下げたミックスバランスとした点と、
全面的にニューオーリンズサウンドを導入した点であると思います。

特にニューオーリンズサウンドについては、有名なボ・ディドリー・リズムはもちろん、
サックスのみ (4本) で構成されたブラスアレンジやら、
ゴリゴリのピアノサウンドだったり、ロール主体のドラムグルーヴやら、
あまりに斬新すぎて、当時、はっぴいえんどの延長を期待していたリスナーの期待を
100%裏切ったであろうことは想像に難くありません。

リスナーの期待に応えなかったため、ナイアガラの売上が芳しくなかったことは
当然の結果だったかもしれませんが、その後もブレることなくニューオーリンズ路線を
突き進んでいったことは、当時の大瀧仙人のインディー魂というか、
はっぴいえんどからの脱却・決別を誓ったという 「矜持」 だったのかもしれません。





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  ▼ 1月定例やまぼうしライブ
  日時 : 1月10日(金) 19時30分~21時00分
  料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
  内容 : PAL (ギター弾き語りデュオ)
       Tacaco (ピアノ弾き語り)






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トワイライト・ヴュー (2000年に宅録したオリジナル曲です)








※オイラ20代の頃に加入していたアマチュアバンド アーバンギア のデモ音源です

※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクトです

※オリジナル曲や関係各位のライブ音源等をアップロードしてあります

宅録作品や関係各位のライブ映像等をアップロードしてあります

※2004年に立ち上げたホムペですが2007年以降更新しておりません

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