ザ・ラスト・ワルツ × くれないホテル

日本が世界に誇る作曲家 筒美京平 先生の初期の名作として名高い 「くれないホテル」 (1969)。

この曲、エンゲルベルト・フンパーディンクザ・ラスト・ワルツ のパクリというのは有名な話ですが、
果たして当時の日本の歌謡界に パクリ という概念が存在していたのかは疑問です。

オイラの勝手な妄想の中では、「最先端の洋楽のエッセンスをいかに取り込むか」 こそが
当時の歌謡界のトレンディであり、ブランディングではなかったのではないか? と考えています。

見方を変えれば、若干のメロディラインの改編とボーカルスタイルを和風に変えるだけで
ワルツ系バラードの王道のような洋楽を、演歌風味の昭和歌謡にモディファイできる、
という日本式の洋楽消化 (昇華?) 方法のお手本ともいえるのではないでしょーか。


▼こちらがその応用・・・残念ながらオリジナルバージョンは発見できず素人カラオケです
http://www.youtube-nocookie.com/v/9T9Xr1YS23s?version=3&hl=ja_JP

「くれないホテル」 には何気に意表を突いた符割や三拍子の曲なのに三連符 (注) を使ったりと、
さりげない小ワザが使われていて、さすがは転んでもタダでは起きない京平ブランドである、
と再認識いたしました。
(そもそもメジャーセブンスコードをフィーチャーした演歌歌謡なんて斬新すぎるっ!)

(注) サビの最後の箇所ですが、よく聴くと三連符ではなく 「ホ・テー・ル」 ですね。
譜面を書くスキルがないので自信がありませんが、四分音符=96とするとこの小節の発音ポジションは、
「ホ」 = 0、「テ」 = 85、「ル」 = 181、あたりではないでしょーか?
どなたかおヒマな方がいたら検証してみておくんなませ。

よすなに。









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  ▼ 11月定例やまぼうしライブ
   日時 : 11月8日(金) 19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
   内容 : クロキユウタ (ギター弾き語り) 他1組出演予定 (調整中)


  ▼ 2013.06.14 オータムパパ in やまぼうしライブ
  ※[YouTube]ロゴをクリックすると大きな画面 (別ウインドウが開きます) で観られます
  http://www.youtube-nocookie.com/v/sodQtabBne4?version=3&hl=ja_JP

  ▼ 北街道の唄プロジェクト
  http://www.kitakaidounouta-project.net/
  ※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクト。
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