批評コメントの難しさ

2013年1月31日に倒産してしまった Guyatone こと 東京サウンド
その関係者 (商品開発) と思しき方のブログ記事に興味を持ちましたので、紹介させていただきます。

▼2012.04.02 / 伝説ライブでしたが・・・
http://fruition1111.seesaa.net/article/261877457.html

楽器関連の仕事に復帰してから大変お世話に成ってきたバンドのファイナルライブに出掛けました。
彼らの歴史が終わり、彼らの伝説が始まる瞬間に立ち会え幸せでした。

終演後は興奮しきった10年来の顔見知りファンの皆さんに声を掛けて頂きました。
皆さん口を揃えて“最高でしたね”、“震えました!”とか“全曲絶叫して歌いました”と
ライの賞賛ばかり。
生れつき悲観論者の当方にはそれが理解できません。

先ず、ギターの音が悪過ぎ!
耳障りな倍音にヌケは先ず先ずですが骨太感がゼロの音でガッカリ。
音は個人の嗜好ですから良いのですが、ミストーンの多さに愕然。
リズムに乗れないのに何時ものフレーズを弾くのでチグハグ。
リズム隊も絶頂期のグルーブには程遠いバタバタビート、
世界を驚愕させたリムショットと勘違いする程のスネアショットは
最後まで聴くことが出来ませんでした。

これらの問題点をカバーするためベースが力奏、
ベースは素晴らしいのですがバンドグルーブを復活させるまでには至っていません。

そんな状況でファンを熱狂させたのはボーカル、絶頂期を上回る圧巻の声。
現役ではないので後半は若干声が出難くなっていましたが世界に通じる歌声には感動。

最強メンバーと言えど数年振りにメンバー全員が集まったイベントライブですから
“絶頂期”を超える事は難しいのは理解出来ます。

一番ガッカリしたのは、この演奏を“最高”と賞賛するリスナーばかりだった事です。

オイラもアマチュアミュージシャンのライブを見に行った翌日に、
出演者や関係各位の感想などをSNSでチェックしたりするワケですが、
まず批判的なコメントを見つけることはありません。
よほどのことがない限り、「最高!」、「楽しかった」等の肯定コメントのオンパレード。

まあ、知り合いのライブだし、実際に身内ノリもあって楽しかったのだろうし、
それ以上、第三者が詮索する余地などないんですが、ヘソ曲がりのオイラ的には、
「本当にそれでいいのか?」 と思ってしまいます。

上記のグヤトーン関係者の方のブログ記事のような、第三者目線による客観的な論評こそ、
「前向きな出演者」 に対するもっとも有意義かつありがたい批評コメントではないでしょーか?

ただし、世のアマチュアミュージシャンは 「前向きな方」 ばかりとは限りません。
自分とその関係各位の中でだけ楽しければいい、という方もいらっしゃいますので、
そーゆー方々に対する上記のような批評コメントは 「余計なお世話」 となってしまいます。

他でもないオイラ自身が、「今日のライブのチケット代は高かったな~」 と感じたとしても、
なかなか正直にその感想を出演者本人にぶつけることを躊躇してしまいます。
もちろんオイラの知人で、なおかつ 「前向きな出演者」 であると信じている方々に対しては、
正直な感想、オイラ的要改善点、等をそのまんまぶつけさせていただいていますが。

もっとも最近は、「オレはチケット代を払ってライブを見に来ているんだ!」 というポリシーのもと、
そのチケット代に見合わないパフォーマンスであったと感じた場合は、
初対面の出演者であっても、なるべく正直にその気持ちを出演者にぶつけようと思っています。
それが気に入らないのであれば、オイラを来場禁止ブラックリストに載せてくれればいいでしょう。

まあ、自分のお金を払って見に行くアマチュアのライブなんですから、
よほどの興味がなければわざわざ出掛けたりしません。
それにもかかわらず期待外れのライブを見せられたら、そらー文句のひとつも言いたくなります。

「最強メンバーによる最高のライブ!」 というキャッチフレーズに乗せられて見に行ったら、
ろくにチューニングもできない、リズム感最悪で、音痴の出演者だった・・・。
二度と見に行きませんよ。 あたりまえでしょ。

いっそのこと、ライブハウス等のライブインフォメーションに備考欄を設けて
「このライブは身内向けです」 とか注釈を付けて欲しいな~などと思ってしまいます。

これって過激な意見なんでしょーか?









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  ▼ 9月定例やまぼうしライブ
   日時 : 9月13日(金) 19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
   内容 : 海風 杉本あきら
        セクシャル・ヒーリング ノーザン・スター
      https://2iqvfa.tuk.livefilestore.com/y2pNTbJqjP8RscG7BcI6Z22bNLZssIEZ-NBkWMFS4uG22MVOds2kTznPMf3ExCS8DtJS0zrgXZVw6a8SB1u7Gvn4TrzFb8cZ2bGvQWW3WZTpCA/20130913yamaboushilive_flyer.jpg?psid=1


  ▼ 北街道の唄プロジェクト
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