フォーカスライトの最新オーディオインターフェースは相変わらず・・・

オイラは今まで次のようなオーディオインターフェースを使用してきました。

 ▼PCカード接続
 RME Multiface
 RME Digiface

 ▼Firewire接続
 Focusrite Saffire-Pro 26i/o
 M-Audio ProFire Lightbridge
 MOTU 896mk3 (Firewire)

 ▼USB2.0接続
 RME Fireface UFX
 PreSonus AudioBox 26i/o

「ライブのマルチトラックレコーディング」 を前提としていたため、
最低でも16ch以上の入力を備えた製品を使用してきました。
RME製品は高額ではありましたが、その価格に恥じない安定性を誇り、
2004年の時点において、当時の非力なノートパソコン (ダイナブック) でも、
16~24chのマルチトラックレコーディングを行うことができますた。

その後、ノートパソコンからPCカード端子が廃止されてしまったため、
やむなくFirewire接続オーディオインターフェースへの鞍替えを余儀なくされ、
上記の3製品を導入したワケですが、M-Audio以外はマトモに動作しない!
MOTU 896mk3 は辛うじて使えなくもなかったですが、それでも不安定極まりなく、
Focusrite Saffire-Pro 26i/o に至っては論外!
動作不良の原因は日本製のパソコンに搭載されているチップとの相性の悪さらしいのですが、
そのことについて、MOTUのホムペ (当時の日本代理店のサイト?) では、
「TI社製チップを搭載していないパソコンでは正しく動作しません」 旨が記載されていたと
記憶しておりますが、フォーカスライトの場合はそんな表記はなかったと思います。

また、RME製品にはTotalMixという強力なデジタルミキサーが搭載されていましたが、
M-Auido製品にはそもそもデジミキ機能というものが搭載されておらず、
(逆にそれはそれでわかりやすかったですが)
MOTU製品には、ちょっちわかりにくいですがDSP処理も可能なデジミキ機能が搭載されていました。
しかし、フォーカスライト製品にはデジミキ機能が搭載されてはいたものの、
オイラ的には間違いなく史上ワースト一位の、実にわかりにくく、柔軟さの欠片もない、
まさにクソのようなデジミキ機能であったと述懐します。
RMEのTotalMixに比べれば、使い勝手の悪さは100分の1以下!!!

さらに、オイラは中古品を入手し、ユーザー登録すべく日本代理店のオールアクセスにメールを送ったら、
中古品であるため、正規ユーザーと同等のサービスは提供しかねる旨の返信があり、大いに困惑しました。
今まで数えきれないほどの中古品を購入し、ユーザー登録してきましたが、
このような返信をもらったのは、正真正銘この1回限り。

これに懲りて、二度とフォーカスライト製品も、オールアクセスが輸入代理店を務めるブランド品も
購入することなく現在に至っております。

さて、そのオイラ的恨み骨髄のフォーカスライトが新しいオーディオインターフェースをリリースしたとな。

▼Focusrite Scarlett 18i20
イメージ 1



▼フォーカスライトの製品情報ページ
http://www.h-resolution.com/Focusrite/Scarlett18i20.html


さーて、嫌味ったらしく粗探ししてやろうとばかりに、これらサイトを巡回したいたら、
さすがはフォーカスライト製品だけあって、ツッコミどころ満載のズンドコ製品であると感じました。

まず、相変わらずデジタルミキサー機能が他社製品に比べてお粗末な点。
最近のオーディオインターフェースは、ソフトミキサー上でダイレクトモニタリング時に
バーブ等のエフェクトを付加する機能がアタリマエのように装備されていますが、
未だにフォーカスライトは未対応。

さらに、RMEのソフトミキサーであれば、アナログ及びデジタル全入力に加え、
DAWからのマルチアウト信号もマルチで入力可能であり、
それら24~40chほどの信号をすべての物理アウトプットに自由にルーティング可能ですが、
フォーカスライトの場合は、DAWからの信号は2chに限定され、
さらに物理アウトプットを20ch装備しているにもかかわらず、
「任意に選択した16ch」 にしかルーティングできない中途半端な仕様となっています。

ついでに言うと、S/PDIF入出力端子が装備されていますが、
ワードクロック端子は出力しか装備されていないため、スレーブ設定は不可。
民生用のCDプレーヤー等にワードクロック入力を備えた製品など皆無なので、
事実上adat端子との同時使用は不可能と考えた方がヨイです。

もし、オイラが第三者から本製品の購入について助言を求められたら、絶対に勧めません。
これは 「絶対に買ってはいけないオーディオインターフェース」 のひとつだと言ってやります。

おおっと書き忘れましたが、それでも安価な価格に目を奪われ、本製品の購入を検討されている方は、
くれぐれも購入前に、オールアクセスに 「転売の可否=ユーザー登録の委譲が可能か?」 を
確認しておいた方がヨイと思います。

つまり、本製品を買ったはいいが、気に入らなかったのでヤフオクに出品しようと思っても、
オールアクセスが 「ユーザー登録の変更は認めない」 恐れがあります。
少なくともオイラは、この点がネックで26i/oをヤフオク出品できずにおります。
なんつったって取説をダウンロードするにもマイページログインが必要でしたからねえ。

間違いなくオイラ的 「購入して失敗したと感じた製品」 のナンバーワンです。
文字どおり 「安かろう悪かろう」 の代名詞でした。










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        ギター弾き語り WoodyBell
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