山下達郎シアターライブ鑑賞後の雑感

またこのネタか、とお思いの方も少なくないでしょーが、まあ、我慢して読んでやってつかあさい。
山下達郎」 「シアターライブ」 でネット検索しますと、まあ、多くの方の感想がアップされていて、
それらを拝見すると、実に多くの方が感動し、生ライブでもないのに涙を流し、
終演後に拍手をされた様子など、その影響力の大きさを改めて実感する次第です。

さて、当のオイラの感想はと言いますと、
「たしかに感動したし、うるっときた部分もあったが、他の人ほど感動していたとは思わない。」
というのが正直なところです。

自他共に山下達郎フリークを自認しているオイラなのに何故? 
と自問自答すると、その答えは明らかです。

オイラが生まれて初めて目撃した 「プロミュージシャンのコンサート」 は、
高校生のときの吉田拓郎で、2回目も18歳のときの吉田拓郎
そして3回目が20歳のときの山下達郎で、そのときからオイラにとっては
山下達郎レベルのコンサート」 が自分の中のスタンダード=基準値として定着していまいますた。

「プロのボーカリスト山下達郎と同等に歌えるのがアタリマエ」
「プロのギタリストならメインスピーカーからギターの音を出すのがアタリマエ」
「コンサートは音楽をメインに構成するのがアタリマエ」
という 「自分ルール」 が確立したのが30年前でありますた。

それ以来、プロ・アマを問わず、
「心を込めて歌えば、多少、歌唱力がヘタでも思いは届くはず」
「ギターを弾きながらメインボーカルを取っているが、ギターの音がまったく聴こえない」
「音楽ライブであるにもかかわらず、アイドルチックな演出がメインとなっているライブ」
等を目撃するにつけ、オイラの中では「問題外の外」という烙印を心の中で押しておりました。

「ひと様の前で芸を披露するということ」
「多少なりともお客さんからお金をいただいて芸を見てもらうということ」
「(自分の)音楽で世界を変えられる、などと口では言っているが、検証作業を行わないこと」
を軽~く考えているミュージシャンを、正直なところ、オイラは受け入れられません。

勉強・学習・練習を継続しないで音楽が上達するはずがありません。
新しいテクノロジーを受け入れる懐の深さがなければ 「今」 の時代を乗り切ることはできません。


・・・とまあ、そんな概念ができてしまったため、新しい音楽を聴くときは、
常に 「山下達郎と比べて、同等か、それ以上か」 が自分の中の評価基準になってきました。
当然、「山下達郎に遠く及ばない」 ミュージシャンを聴く気は失せてきます。

今回、山下達郎シアターライブを見て、改めて自分の中の 「基準値」 が確認できました。
やはりオイラはこれ以下の音楽を許容できないとも思いました。
「許容できない」 とは、対価=お金を払うに値しないということです。

今後もオイラは、オマケの選挙権をゲットするためにCDを買うことはないし、
音楽性よりもタレント性にフォーカスされたコンサートを観に行くこともありません。


というワケで、山下達郎ライブを見慣れてしまったオイラ的には、
今回のシアターライブを見ても過剰に感動することはなかったと同時に、
自分の中の 「基準値」 を再認識することになりましたとさ。

ちゃんちゃん。









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  ▼ 9月定例やまぼうしライブ
   日時 : 9月14日(金) 19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
   内容 : 19時30分~ ノーザン☆スター (セクシャルヒーリング)
        20時15分~ クロキユウタ (フォークなブルース)
  https://2iqvfa.sn2.livefilestore.com/y1pCqhzacRcJN1J8cuGEsv0g13cjoYTl95AbuhwSnjvA6NE3gGpLxHpAGIRR-jmip52gEJFJXFqdtzwKhoczcgIlyVWdtFCf9Oe/20120914yamaboushilive_flyer.jpg?psid=1

  ▼ 森下よしひさフィルムコンサート #03 / かぐや姫メドレー
  ※[YouTube]ロゴをクリックすると大きな画面 (別ウインドウが開きます) で観られます
  

  ▼ 北街道の唄プロジェクト
  http://www.kitakaidounouta-project.net/
  ※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクト。
   森下さんへのメッセージを掲示板にお書きください。
   CDをお買い求めいただければなおうれしス

  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO (本館) はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

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