孤独の夕陽 ~追悼 尾崎紀世彦~

尾崎紀世彦 さんが亡くなられた。
享年69歳。

尾崎紀世彦の大ヒット曲といえば、老若男女、誰でも知っているこの曲。
また逢う日まで に尽きます。

60年代ソウルを彷彿させるオールドスクールな16ビートが心地よい、
ダンサブルで、メロディアスな、実に聴きどころの多い名曲中の名曲です。

オイラもアコギ弾き語りで歌わせていただいておりますが、
こーゆー 「世代を越えて世間に知れ渡っている有名曲」 というのは、
ライブパフォーマーにとっては実に便利な曲でありまして、
オイラ的には、この曲を歌って客受けが悪かったという記憶がありませぬ。

アコギ弾き語リストがレパートリーに加えるべき一曲だと思いますんで、
興味を持たれた方はぜひ耳コピに挑戦して下さいまし。

ところで尾崎紀世彦と言えば、オイラ的には次の2曲も忘れられませぬ。

1曲は、これもやはり国民的SFテレビ番組として名高いウルトラセブンの主題歌。
「セブーン、セブーン、セブーン、セブーン」 と重ねっていくコーラスの3番目の声の主が、
誰あろう、尾崎紀世彦その人である、というのは有名な話。

そしてもう1曲は、尾崎紀世彦が所属していたコーラスグループ 「ワンダーズ」 名義の曲で、
1968年~1969年に放送されていた時代劇テレビ番組 「黒い編笠」 の主題歌である 「孤独の夕陽」

実はこの 「孤独の夕陽」 という曲、オイラがまだ7~9歳くらいの頃に買ってもらった、
ヒーローものの子供向けレコード (つーかソノシート) の中に収録されていた一曲で、
子ども心に 「いい曲だなー」 と思ってはいたものの、その曲がどんな番組の主題歌なのか、
まったく知る由もないまま時は流れ、40年近い年月が経ってしまった。

しかし、インターネットが発達した昨今、当時の記憶を思い出しながら検索をかけていった結果、
ようやくこの曲のプロフィール、バックボーンを知ることができますた。


ただ、残念ながらこの曲そのものはユーチューブ等に流出されていないため、
あれから40年が経過した今でも、再び耳にするまでには至っておりませぬ。

再び検索した結果、「TV時代劇グレイテストヒッツ 2」 というオムニバスCDに
収録されているという情報をゲットしましたが、すでに廃盤でしかもプレミアがついているようで、
ヤフオクやamazonでは、5000円前後の金額で流通している模様。

もっとも、この 「孤独の夕陽」 を目当てに本CDをゲットしている人は少数派と察しますが。
さすがにオイラもこの1曲のために5000円も投資するのは腰が引けます。


残念ながら尾崎紀世彦のナマ歌でこの曲を聴く、という夢は叶いませんでしたが、
いつかは何とかしてこの 「孤独の夕陽」 を40~50年ぶりに聴いてみたい!
と強く強く願っております。


昭和歌謡の偉人にして、テレビ主題歌の立役者でもあった尾崎紀世彦さんに合掌。








余談ながら、今回、ついでとばかりに 「また逢う日まで」 のカバーバージョンを物色しましたが、
どれも原曲の 60年代ソウルを彷彿させる16ビート を再現しているものはほとんどなく、
ベタでスクエアな16ビート、もしくはタテノリ8ビートに改変しているものが大半でした。

しかし、このバージョンはなかなか 少しだけハネてる グルーヴを再現していると感じました。
みなさんの感想やいかに?









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  ▼ 6月定例やまぼうしライブ
   日時 : 6月8日(金) 19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
   内容 : 19時30分~ BLUES和也
        14か月ぶりに不肖オイラがやまぼうしライブを演らせていただきます。よしなに。

  ▼ 森下よしひさフィルムコンサート #02 / オリジナル曲メドレー
  ※[YouTube]ロゴをクリックすると大きな画面 (別ウインドウが開きます) で観られます
  

  ▼ 北街道の唄プロジェクト
  http://www.kitakaidounouta-project.net/
  ※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクト。
   森下さんへのメッセージを掲示板にお書きください。
   CDをお買い求めいただければなおうれしス

  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO (本館) はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

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