オイラ的ディスコ・ミュージックの原点

ビージーズロビン・ギブ が亡くなりました。
享年62歳。

二卵性双生児のモーリスは2003年に亡くなっているので、
これでビージーズのメンバーは長兄のバリーひとりだけになってしまいました。
さすがに時代の流れを感じずにはいられませぬ。

オイラは高校時代に、映画 サタデー・ナイト・フィーバー の洗礼を浴び、
ディスコ・ミュージックの第一人者としてビージーズを知ったクチでありますが、
従来からのコアなビージーズのファンの方々にとって、
それは数あるビージーズの音楽的側面のひとつでしかなく、
ビージーズの作品群がディスコ・ミュージックにカテゴライズされることを心底嫌悪しているように思えます。

たしかに、60年代から70年代初期においては、
ビートルズビーチ・ボーイズ、あるいはバート・バカラックにも匹敵する、
実に音楽的クオリティの高い作曲・編曲技法を駆使したポップスを発表していて、
70年代中期からは、そのメロディアスな主旋律にブラック・コンテンポラリーのグルーヴと、
シンセやブラスを積極的に取り入れたゴージャスなアレンジに進化させている様子が伺えます。

複雑なコード進行、特に転調・移調のセンスは他の追随を許さないほど高度であり、
小室哲哉作品のイカサマ転調など足許にも及ばない名曲を数多く残しております。

でもやはり、オイラにとってビージーズといえば、コアなファンの方にはホントに申し訳ないが、
「恋のナイト・フィーバー」「ステイン・アライブ」 に尽きるんですよねー。

いやいや、今、この2曲を聴き直してもオイラ的にはまったく懐メロではなく、
エバーグリーンの名曲として、未だにこの曲からインスパイアされるものが少なくないです。

そうそう、オイラが初めてディスコ・グルーヴの王道=キック4分打ちを知ったのもこの2曲でした。

ところで、サタデー・ナイト・フィーバー (1978年) から今年で34年が経過しましたが、
何気にラジオから流れる2012年現在のヒット曲を聴いていると、
実にこの 「キック4分打ち」 グルーヴの曲が多いことに気が付きます。
もっともオイラに言わせれば、70年代のキック4分打ちと現在のそれは 「似て非なるもの」 ではありますが。
(その理由についてはまた別の機会にブログってみたいと思います)

ポップスの偉人にして、
またオイラにとっての70~80年代ブラック・コンテンポラリーの伝承者であった、
ビージーズのロビンに合掌。
















オマケと言っては失礼だがビージーズがプロデュースしたこの頃のディオンヌも素晴らしす。











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  ▼ 6月定例やまぼうしライブ
   日時 : 6月8日(金) 19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
   内容 : 19時30分~ BLUES和也
        14か月ぶりに不肖オイラがやまぼうしライブを演らせていただきます。よしなに。

  ▼ 森下よしひさフィルムコンサート #02 / オリジナル曲メドレー
  ※[YouTube]ロゴをクリックすると大きな画面 (別ウインドウが開きます) で観られます
  

  ▼ 北街道の唄プロジェクト
  http://www.kitakaidounouta-project.net/
  ※故・森下よしひささんの名曲をCD化するというプロジェクト。
   森下さんへのメッセージを掲示板にお書きください。
   CDをお買い求めいただければなおうれしス

  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO (本館) はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

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