クイーン・オブ・ディスコ

「ディスコの女王」 こと ドナ・サマー が亡くなられました。
享年６３歳。

ディスコ・ミュージック大好き人間を自称するオイラなので、
当然のことながらドナ・サマーにも思い入れがあります。

・・・というのはウソで、むしろオイラはドナ・サマーが
「ディスコの女王」 と呼ばれることに対して違和感を抱いておりました。

オイラにとってディスコ・ミュージックのアイコンとは、ナイル・ロジャース率いるシックであり、
ハッスルで一世風靡したヴァン・マッコイであり、アース・ウィンド・アンド・ファイアー等の、
ファンクを感じさせる 「ブラック」 なキック４分打ちビートでありました。

それに対して、ジョルジオ・モロダーのプロデュースによるドナ・サマーや、
「一発屋」 の筆頭とも言えるジンギスカン、ボーイズ・タウン・ギャング、ボニーＭ等は、
ポップ・ミュージックをディスコ風にアレンジした、二番煎じディスコに感じられました。

たとえば、ドナ・サマーの大ヒット曲 「ホット・スタッフ」 と、
ダイアナ・ロスの大ヒット曲 「アップサイド・ダウン」 を聴き比べてみて下さい。
オイラには、ダイアナの方が圧倒的にグルーヴィーに聴こえますがいかがでせう？

ちなみに 「アップサイド・ダウン」 をはじめとする一連のダイアナ作品は、
シックのリズム隊（Ｇ：ナイル・ロジャース、Ｂ：バーナード・エドワーズ、Ｄ：トニー・トンプソン）
によって演奏されております。

余談ながら、このシックのリズム隊のグルーヴ感との共通性を
オイラはイエロー・マジック・オーケストラのファーストアルバムに感じております。

おおっと、ドナ・サマーから大いに横道に逸れてしまいましたが、
彼女の音楽が世界中のディスコやクラブで親しまれ続けてきたことは紛れもない事実で、
彼女亡きこれからの未来においても、その傾向は続いていくことと思います。

ポップ・ディスコの功労者、ドナ・サマー に合掌。

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