荒鷲酋長の思い出

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長くWWFマットでベビーフェイスとして活躍していた荒鷲酋長こと チーフ・ジェイ・ストロンボー が亡くなられた。
享年83歳。




1966年に日本プロレスに初来日とのことですが、その当時、オイラはプロレスを見ておらず、
1978年に新日本のMSGシリーズに再来日を果たすまで 「まだ見ぬ強豪」 のひとりでありますた。

当時のプロレス専門誌には、毎回のように
ニューヨーク・マジソン・スクエア・ガーデンにおけるWWFの試合グラビアが掲載されており、
何度もWWFタッグ王者となっているストロンボーはグラビア登場率が高く、
その白黒の静止画からはダイナミックなインディアン殺法の妄想を掻き立てられたモノです。

そして、満を持してWWFを代表するベビーフェイスとして1978年に新日本初登場を果たしたワケですが、
「もしかすると 『とんだイッパイ食わせモノ』なのでは?」 の不安が的中してしまいました。
オイラの記憶では実際にワールドプロレスリングの画面に登場したのは1回だけで、
それもかなり大味でお粗末な試合内容だったように思います。
長い間、妄想していた幻影がもろくも崩れ去った瞬間であります。


上記Wikipediaの解説を見ると、ストロンボー自身が
「プロレスラーの最大の見せどころは入場と退場である」
と公言していたようで、たしかにインディアン・ギミックのイデタチは 「絵になっていた」 と思います。
もっともワールドプロレスリング放送の際、入場シーンはカットされていたと記憶しておりますが。

というワケで、正直言いますと、チーフ・ジェイ・ストロンボー にはこれと言った思い入れはありませぬが、
WWFタッグ王者時代のパートナーであった ビリー・ホワイト・ウルフ にはちょっとだけ思い入れがあります。

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ストロンボー同様、WWF時代はインディアン・ギミックでベビーフェイスを演じていたウルフですが、
実際はイラク出身で、1974年には中東のヒールレスラーとして新日本に登場しております。

そのときのリングネームが、当時小学生だったオイラにはなかなか強烈でありました。
その名も ザ・シーク・オブ・シークス・バグダッド
あまりに長ったらしい名前なので、テレビでは 「シーク・バグダッド と表記されておりました。
直訳すると 「イラクの首都バグダッドにおけるリーダーの中のリーダー」 となるんでしょーか?

ちなみにオイラが 「イラク」 という国名、「バグダッド」 という首都名を知ったのは、
この時が生まれて初めてだったと記憶しています。

新日本では、ソ連人ギミックの ニコリ・ボルコフ とのコンビで北米タッグ王座に挑戦していましたが、
これが歴代挑戦者の中でも屈指の 「弱体パートナー」 でありまして、
ニコリ・ボルコフが怪力にモノを言わせて王者組 (猪木&坂口) を追い込むも、
バグダッドに交代した途端に形勢逆転し、最後は血ダルマにされてエプロンでノックアウト。
黄金コンビの強さばかりが目立った一戦としてオイラの脳裏に焼き付いております。

その後はニューヨークにてインディアン・ギミックに変身しストロンボーとのタッグで人気者となり、
WWFの次はAWAに転戦し、今度はアラブ人ギミックのヒールレスラー、
シーク・アドナン・アル・ケーシー に変身、という変わり身の早さを見せます。



AWA崩壊後はアラブ人ギミックのままWWFに移籍し、
湾岸戦争を模した 「アラブ対アメリカ」 抗争を繰り広げ、ファンの憎悪を一身に集めたとのことで、
この時代がウルフのレスラーキャリアのプライムタイムだったのではないでしょーか。
なお、ウルフはこの抗争終了とともにレスラーキャリアをリタイアしたようです。


恐らく 「ショーマン」 としての資質はストロンボーの方が長けていたと思いますが、
レスラーとしてのタレントはウルフの方が上だったのではないでしょーか。

だいぶ横道に逸れてしまいますたが、80年代の米マットを彩った荒鷲酋長に合掌。




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