実は創作活動などしていないアーティストたち

以前、テレビ番組 (さんまのホンマでっかTV) で、「認知症になりやすい人」 と言うテーマで
評論家のセンセイが次のようなことを言っていた。

頭を使い、同じことを長く続けていると脳が固定化されてくる。
次々と新しい事を始められる人は精神的に若い。→認知症になりにくい

たしかこの発言は、伊吹吾郎
「僕は40年以上もクラシック (フラメンコ) ギターの練習を続けていて、
毎日、指を動かしているからボケ予防になっていると思っている。」
旨の発言をした後に、環境評論家の 武田邦彦 センセイが発したお言葉だと記憶している。

つまり、芸術関連の練習を続けていると、「芸術」 であるがゆえに脳はリフレッシュされていると思いがちだが、
結果的に日々行っていることがルーチンの繰り返しであれば、
それは頭を使わない単純作業を延々と続けていることと大差ないので、ボケやすい
と言うことらしい。

これをアマチュアミュージシャンに当てはめてみると、次のような恐ろしい仮説が推測される。

同じような曲を、同じような楽器で、同じような方法で練習し続け、
同じようなパターンでひと前で発表 (ライブ出演) し、同じような反省を繰り返す。
と言うことは、一見、 「音楽活動」 と言うクリエイティブな行動をしているようで、
実は「脳」にはまったく刺激を与えない単純作業の繰り返し=認知症への道をまっしぐら

ではなかろーか?

まあ、オイラを含め、認知症対策を第一の目的に音楽活動している方など皆無だと思うので、
「あなた、同じような音楽活動を続けていたらボケますよ」 などと言われたところで、
ありがた迷惑に過ぎませんが。

たた、新しいモノ好きで典型的なデジタル派人間を自称するオイラとしては、
ほんのちょっとだけ、大きなお世話と知りながらも、前述の仮説に当てはまる方々に対し、
「少しでも新しい刺激を取り入れてはいかがでせう?」 と思ったりもしてしまいます。

たとえば、日々の音楽活動に次のような要素を加えてみてはいかがでしょう?

・新しい楽器に挑戦する。
・新しいジャンルの曲調に挑戦する。
・まったく見ず知らずの方たちとバンドを組んでみる。
・ライブ活動拠点をリアルなライブ会場からバーチャルなネット環境 (UST等) に変えてみる。
・自主製作アルバムの媒体を変えてみる (Blu-ray、iTunesアプリ、等)
・裏方に回ってみる。
インタラクティブ作曲ツールを取り入れる。
・・・等々。

オイラの経験則で言わせてもらえば、
やはりワカモノに比べて高齢者は新しいモノに挑戦しようと言う方の割合が低い。

「人は挑戦を諦めたときに老いていく (by アントニオ猪木) 」

音楽を続けることが芸術とは思いません。
自分の可能性に挑戦し続けることが芸術家へのワンステップであり、
他人に真似のできない自分だけのオリジナルを極めたモノだけが真の芸術家 (アーティスト) と呼ばれるべき。

と言うのがオイラの持論ですが、どーよ?







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  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO (本館) はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

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