これこそ新時代のデジタルミキサー！！！！

何度も書いておりますが、オイラがアマチュアＰＡ屋を始めるきっかけとなった理由の一つは、
１９９４年に実用レベルのデジタルミキサー （ヤマハＰｒｏ－Ｍｉｘ０１） が発売されたことでありやす。

その後も、Ｏ１Ｖ ～ ＤＤＸ３２１６ ～ ０１Ｖ９６ とデジミキを使用し続けて現在に至っていますが、
誤解を恐れずに極論すれば、これらの製品は、所詮アナログミキサーのエミュレートに過ぎませんどした。

これもまた何度も書いてきたことですが、これからのデジミキは、

・本体はラックマウントされた筐体
・操作子はマルチタッチディスプレイ画面を直接触って操作
・無線ＬＡＮを使って遠隔操作も可能

等の機能を備えて欲しい、などと呟いておりますた。

そして先日、サウンドハウスの Ｆａｃｅｂｏｏｋ を眺めていたら、
見たことがない奇妙な製品紹介記事を発見し、リンク先の説明文を読んでぶっ飛びました。

ぬわんと、ギターアンプシミュレーターでお馴染みの Ｌｉｎｅ６ がこのような新製品をリリースしたそうな。

恐らくこのスクリーンショットだけを見てもワケがわからないと思いますが、
この ＳｔａｇｅＳｃａｐｅ Ｍ２０Ｄ と言うシロモノ、まさに画期的とも言える新時代のデジミキなんどす！！！

オイラがつまみ食いした情報を勝手に整理すると、こーなります。

・１２ｃｈのインプット、メイン２ｃｈとモニター４ｃｈのアウトプットを装備
・デジタルエフェクター（空間系、変調系、ダイナミクス系、ＥＱ系他）を装備
・入力端子にケーブルを接続すると自動的にウィザード画面が表示され、後は対話形式でチャンネルストリップを構成
・自動的に入力ソースの適正なゲインを判断し、自動設定
・メディアプレーヤー内蔵で、再生も録音も可能

と書いただけでは、コイツの凄さが何一つ伝わっていない気がする・・・

では、こちらのユーチューブ動画ご覧あそばせ。

いかがでしょう？

前述のとおり、今までのデジタルミキサーを アナログミキサー模倣型 であったのに対し、
この Ｍ２０ｄ は、ウィザード型 ・・・と呼ぶのが適切であるかは疑問だが、
多くのパソコンソフトがそうであるように、ソフトウェアが ありがた迷惑 なくらいに自動的に入力補助してくれるのだ。

従来のデジミキが、熟練者でなければ使用困難であったのに対し、Ｍ２０ｄは、
ある意味、アマチュア向け、初心者向け、と言うフィールドに立った製品と言う気がしないではないが、
いやいや、これは初心者も熟練者にも相応の センス が要求される製品である、とオイラは直感します。

つまり、ＸＹパッドを駆使した音作りなど、ハッキリ言って今まで誰も体験したことがないので、
ＰＡ初心者も熟練者も、一緒のスタートラインから作りこむ知識・技術を習得する必要があるのかな？
と言う気がしてなりませぬ。

強いて言うなら、類似のインターフェース・・・ＤＡＷ搭載のプラグインエフェクトに慣れ親しんだ人に、
ほんの少しばかり、アドバンテージがあるようにも感じますが。

入力チャンネル数こそ１２ｃｈと、オイラ的には不十分でありますが、
このマン・マシン・インターフェースは、オイラの妄想を遥かに超える超ド級の素晴らしいアイディアで、
ハッキリ言って、べリンガーＸ３２以上の魅力を感じてしまいますた。

果たして、こやつがリアルに発売されるのはいつなんでせう？
そして気になる木になる実売価格はいくらになるんでせう？

今後のニュースに期待せずにはおれませぬ。

▼製品情報詳細はこちら
http://jp.line6.com/stagescape-m20d/overview

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