ブレーン・バスターのオリジネイター

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現代プロレスには欠かすことのできない、もっともポピュラーなプロレス技のひとつ、
「ブレーン・バスター (※) 」 の考案者にして、史上最高の使い手の呼び声が高い名レスラー
キラー・カール・コックス 氏が亡くなられた。享年80歳

※ コックス曰く、正式な技の名称は 「Brain Buster Drop」 だそーです.




オイラがプロレスを見始めた1974年頃は、覆面レスラー ザ・スピリット に変身して
全日本プロレスを主戦場に活躍していたが、当時はその正体を知らなかったこともあり、
スピリットがブレーン・バスターを繰り出した場面を目撃した記憶がまったくない。

その後、馬場とのPWF戦で覆面を剥がされ、素顔に戻ってからも数年間は来日していたと記憶しているが、
残念ながらコックスのオリジナル・ブレーン・バスターをテレビで見た記憶はないですな~。

この頃のトピックとしては、昭和プロレスファンなら誰でも知っている師弟対決、
キラー・カール・コックス vs ディック・マードック
新旧ブレーン・バスター名手同士の試合がヒジョーに有名でありますが、
どーゆーワケか、オイラはこの試合を当時、テレビで見た覚えがない。
いや、プロレス専門誌では記事を読んだ記憶は鮮明に残っているので、
当時はテレビで放送されなかった、と記憶しております。
(オイラがテレビ放送を見逃しただけかもしれませぬが)

ちなみに現在はその試合映像がユーチューブにアップされております。
プロレスを見始めて35年以上が経過して、ようやくコックスのオリジナルを見ることができますた。
いやー、今さらながら便利な時代になったモンだ。



どーです、この試合。
もうひたすら、殴る、締める、かきむしる、のラフファイト一辺倒。
要注目のブレーン・バスター合戦は試合終了直前の乱闘時に見ることができます。
(気の毒な被害者=若手レスラーは、若き日のハル園田大仁田厚です)


さて、コックス、マードックと言えば 「垂直落下式ブレーン・バスター」 の名手として名高いワケですが、
多くのコアなプロレスヲタが声を揃えて叫ぶように、本来はこの 「垂直落下式」 こそがオリジナルで、
現在多用されている、背中を叩きつけるスープレックス系のブレーン・バスターは亜流であります。

さらに言えば、厳密には垂直落下式にも 「尻もち式」「ジャンピング式」 の2種類があり、
「尻もち式」「垂直落下式」 こそが正真正銘のオリジナル、と言うのが定説でありやんす。

ちなみに、前述のとおりディック・マードックはコックスの直弟子であり、
二人が使うブレーン・バスターは、シルエットだけで見れば、恐らく見分けがつかないほど酷似しています。
これこそまさに師匠の 「匠の技」 を継承する、と言う意味において、もっとも正しい姿ではないでしょーか。

さらにちなみに、このスタイルのブレーン・バスターは、前者2名の他には、
妖獣 バロン・フォン・ラシク が隠れた名手として、マニアの間では評価が高いです。
さらにさらにちなみに、一時、小橋建太 がこの技を現代に蘇らせて脚光を浴びましたが、
小橋自身が病気により長期間欠場となり、自然消滅状態であるのが残念でなりませぬ。


それはさておき、コックスはリング上では典型的な悪役レスラーであり、
私生活においてもかなり 「やんちゃ」 と言うか悪フザケ好きな、陽気なアメリカン、と言うイメージが強い。
恐らくマードックとの師弟関係は 「二人ともトンパチの似た者同士」 と言うこともあり、
二人揃ってのサーキットは、かなりハチャメチャな珍道中だったのでは? と妄想します。

Wikipediaによると、引退後はテキサス・ダラスの刑務所で看守になっていたとのことですが、
オイラの記憶では、町の 「顔役」 として保安官などにも従事していたと本で読んだ覚えがあります。

年齢が年齢だけに、このような日が来ることは覚悟しておりましたが、
またひとり世界に名だたる名レスラーがこの世を去り、寂しさは禁じ得ません。

元祖ブレーン・バスターよ、永遠なれ!






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  ▼ ストリートフェスティバル・イン・シズオカ 2011
   日時 : 11月19日(土)11時~20時、11月20日(日)11時~19時
   会場 : 静岡市葵区青葉シンボルロード
   出演 : ミュージックステージの概要は こちら をご参照ください
   料金 : 観覧無料
   ※ オイラ (BLUES和也) は20日の11時 (BLOCK-2) と14時30分 (BLOCK-5)、
     あやあね は15時 (BLOCK-5)、18時30分 (BLOCK4-2) に出演させていただきます

  ▼ 12月定例やまぼうしライブ ~featuring 北街道の唄~
   日時 : 12月9日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円 (ワンドリンク付き)
   出演 : 19時30分 mayu + ●●●●
        20時15分 やまぽうしが誇るヒーリング系三人衆揃い踏み
               たまゆら '' mayu 、 アコギ職人 丸山研二郎、静かなギター 荒井豊
  http://garagemiho.com/flyer/20111209yamaboushilive_flyer.jpg

  ▼ 北街道の唄 (8'45"~)
  ※[YouTube]ロゴをクリックすると大きな画面 (別ウインドウが開きます) で観られます
  

  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO (本館) はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

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