「あの頃・・・フォークソングコンサート2011 FINAL」 レポート

ようやく体力も回復してまいりましたんで、去る2月13日に開催された
「あの頃・・・フォークソングコンサート2011 FINAL」 の模様をレポしていきませう。

このコンサートは、静岡市生涯学習センター 「アイセル21」 の主催により、
2009年から年1回のペースで開催しているもので、一応、今回で最終回の予定としている。

話の発端は、同センター職員のA氏が、たまたま街角で弾き語っていた 森下よしひさ 氏の声に耳を奪われ、
「懐かしのフォークソングを歌うコンサートを企画しようと思いますが、出演していただけますか?」
と声を掛けたところから始まり、最初は企画の大きさに躊躇していた森下御大であったが、
一度は大きな会場でコンサートを開いてみたい、との夢を実現すべくゴーサインを出した。

入場料無料、静岡市広報にて開催告知を出し、観覧希望者は往復葉書で申し込む、
と言う基本路線を決定後、演奏曲選び、バンドメンバー選出、スコア作成、編曲、バンド練習、
さらに音響・照明の設営プラン、会場内座席配置、当日スタッフのオファー、等々、
約半年かけて準備を行った結果、3回とも会場収容人員 (250~300名) を越える申し込みをいただいた。

今回は 「センターステージ方式」 の会場配置としたため、キャパは約250名になってしまい、
前回以上に申し込みをお断りするケースが増えたことが少し残念ではあります。

それにしても、たとえ入場料無料とは言え、
市の広報に公告して僅か一週間程度でほぼ満席の申し込みを得るとは、オイラ的にはまさに予想外の人気で、
改めてフォークソングと言うジャンルの人気の根強さに驚かされますた。

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オイラは、PAスタッフとして3回とも参加させていただいたワケだすが、
ズバリ言ってしまえば、ドラムやブラスのいないバンドのPAであればそれほどチャンネルを使うこともなく、
またロック系に比べて楽器の生音が大きくないので、モニター環境もそれほどシビアにならないと予測し、
まあ、それほど難しくない現場だろうな~と高を括っておりやしたが、
蓋を開けてみれば、バンド側からは演出の都合により、
あっという間に24chを超えるインプットのリクエストをいただき、
その削減 (複数の楽器を1chにまとめる、等) に苦慮いたしますた。

さらに言えば、今回のステージ設営は、舞台上と客席内にセンターステージを設けると言う、
「2ステージ設営」 バージョンであったため、マルチケーブルの引き回しを2系統用意することになりゃーした。

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そんなこんなでチャンネルプランを組み、本番の前々日に機材搬入~仕込みを済ませ、
本番前日にサウンドチェックと通し練習、リハーサルを行ったが、思わぬ機材トラブルに見舞われ、
オイラ的には久々にお手上げ状態に陥る事態に見舞われちまいやした。
(この機材トラブルに関しては後日改めてブログる予定でござんす。)

とまあ、色々な紆余曲折を経て迎えた本番当日。
13時30分の開場前にはすでにお客さんが列を作って待機状態!
そして14時を1~2分ほど過ぎた頃に本番開演と相成りますた。

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この日の演目は次のとーり。

●第1部
1 あの素晴しい愛をもう一度/加藤和彦北山修
2 ケンとメリー~愛と風のように~/BUZZ
3 岬めぐり山本コウタローとウィークエンド
4 加茂の流れに/かぐや姫
5 ささやかなこの人生/風
6 川の流れのように美空ひばり ※ギター独奏
7 青春の輝き/カーペンターズ ※ピアノ独奏
8 フォークソングメドレー(PART1)

●第2部
9 サウンド・オブ・サイレンス/サイモンとガーファンクル
10 卒業写真/荒井由実
11 あの日にかえりたい/荒井由実
12 祈り/長渕剛
13 フォークソングメドレー(PART2)
14 グリーンスリーブス/イングランド民謡 ※ハンマーダルシマー独奏
15 北街道の唄/森下よしひさ
16 酒と涙と男と女/河島英五
17 悲しみは雪のように/浜田省吾
18 案山子/さだまさし

●アンコール
19 サボテンの花/チューリップ
20 出発の歌/上條恒彦六文銭

以上、全20演目、予定どおり16時ちょうどに終演となり、ただちに撤収作業に入り、
PA関係をすべて片付けたのが18時45分頃でありやんした。
(照明チームはまだ作業中でありましたが、オイラは一足先に打ち上げ会場に移動させていただきゃーした。)

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打ち上げパーティの際、お客さんに書いていただいたアンケートを拝読すると、
「よかった」、「感動した」、「今回で終わりにしないで来年も開催して欲しい」と言った感想が9割以上、

一方、わずかながら「まだまだクオリティが低い」、「自己満足だ」、とのご意見もありました。
たしかに一部演目については「自己満足」との指摘は免れないとオイラも認識しているが、
「まだまだクオリティが低い」との意見にはちょっち首を傾げちまいますな。

つーか、入場料無料のアマチュアのコンサートなんだから、
ハイエンドのプロクオリティを求められるのは、正直、お門違いだと思います。
まあ、ほとんどの方は「無料のコンサートでこのクオリティは素晴らしい」と仰っていただいたんで、
とりあえずはヨシといたしませう。
もちろん少数でも意見は意見として真摯に受け止める所存であります。

可能であればこの日のライブ映像をユーチューブにアップしたいと思いますんで、
本ブログ常連のウォッチャーのみなさまにも客観的感想をお聞かせいただければ幸いですな。

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最後に総括と言うか、このコンサートを運営するために関わってくれた方々は、
バンドメンバー、音響・照明スタッフ、会館スタッフに加えて、
会場設営、受付、連絡調整、舞台補助等々、総勢で30名を超えております。

このコンサートの主役であり、プロデューサーであった森下よしひさ御大の言葉をここに再掲します。

「ライブやコンサートは出演者だけの力で成り立っているワケではありません。
スポットライトの当たらない縁の下で支えてくれる大勢のスタッフのおかげで、
今、僕たちはこのステージに立てていることを、ぜひお客さんにも知って欲しいと思います。」

そう言っていただけるだけで、PA屋冥利につきるってえモンです。
森下御大とは、今後とも末長いお付き合いをお願いしたいと思いまっす。

とりあえず本日のレポート記事はここまで。
(続編があるかもしれませぬが、あまり期待せぬよう)

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※本番中の写真はPAオペに集中していたため撮れませなんだ。
すべて設営、リハ、終演後のモノですがご容赦くださいまへ。




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   日時 20110年2月26日 (土) 18時開場 18時30分開演
   場所 沼津オーディション
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  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO (本館) はこちら
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  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO's YouTubeチャンネルはこちら
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