天国でもビッシビシいくからな!

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元プロレスラー 星野勘太郎 さんが亡くなられた。
日本プロレス時代は 「突貫小僧」、新日本時代は 「空飛ぶ弾丸」 が代名詞の名バイプレーヤーでした。

星野勘太郎 と言えば ヤマハブラザーズ
ヤマハブラザーズ と言えば 山本小鉄
奇しくも山本小鉄さんが逝去された3カ月後、その後を追うように星野さんも旅立たれてしまった。
多くの昭和プロレスファンが思っているように、
オイラも天国でヤマハブラザーズを再結成して暴れていると思っております。

ヤマハブラザーズの思い出と言えば、山本小鉄さん逝去の際のブログでも書いたとおり、
オイラ的には新日時代の対 ハリウッド・ブロンドス 戦がベストバウトです。

そして、星野勘太郎のシングル戦ベストバウトと言えば、
オイラの記憶が正しければ新日版第2回ワールドリーグ戦での アントニオ猪木
恐らく 星野 vs 猪木 は記録上2~3回程度しか実現していないと思うが、
テレビマッチは第1回と第2回のワールドリーグ戦だけではなかったか?

そしてオイラが目撃したテレビマッチでは、格上の猪木に対し体格で劣る星野が玉砕特攻を仕掛け、
代名詞のフライング・ヘッドバッドで猪木をふっ飛ばし、怪気炎を上げたものの、
案の定、猪木のナックルパートで一発形勢逆転され、
最後はここイチバンの試合でしか出さないジャーマンで決着。
地方会場の試合、ワールドリーグ戦の予選、と言うシチュエーションであるにもかかわらず、
エースのアントニオ猪木が中堅の星野に対して、何故に大サービスとも言える大技を使ったのか?
真実は未だに謎であるが、ある意味、これは猪木の星野に対する 「感謝」 ではなかったのか?
と言うのが、オイラが自分勝手に妄想する 「オイラだけの真実」 である。
さらに言えば、星野の 「やられっぷり」 もまた見事だったであったことは言うまでもない。

思えば星野勘太郎と言うレスラーは、格上の選手と戦って玉砕し、
その選手を引き立たせる役目に徹した、滅私奉公とも言える勤勉な社員レスラーだったように思える。

新日本プロレスに逆らうような行動はもちろん皆無。
外敵からの攻撃に対しては、自ら矢面に立って迎え撃つ。
そして星野自身が 「生涯いちファイター」 として尊敬するアントニオ猪木のために尽力し続けてきた。
特に旧UWFが新日にカムバックしてきたときの武勇伝は有名ですな。

考え方が古くて、融通が利かなくて、頑固で、気が短くて、しかし親分への忠誠は決して忘れない、
典型的な昭和時代のレスラーであったと感じます。

かつて、とあるプロレス専門誌のインタビューで、邪道 選手がこんなことを言っていた。

「現在はどのレスラーも主役になりたがってしょーがない。
 でも誰も彼も主役になりたがっていたんじゃプロレスなんて成立しないでしょ。
 エースは一人で十分。
 他のヤツはテメーの実力をわきまえろと言いたいね。」

たしかに昭和時代のプロレスは鉄のピラミッド構造が出来上がっていて、
その頂点に君臨するジャイアント馬場アントニオ猪木を引き立たせるために、
他のレスラーが一致団結して脇役に徹して、エースを盛り立てていた。
それがプロレス界の 「鉄の掟」 であったし、その禁を破ることは即刻 「お払い箱」 を意味していた。

現在はその禁が解かれ、どの団体も複数エース制を敷き、
そのエースの座が回ってくるのを予備軍たちが待っているように見受けられる。
時代が違うのだから 「昔はよかった」 などと言うのは野暮であるが、
それでも、自分が 「エースの器」 であるかどうかは自分である程度判断できるだろう。

もし星野勘太郎が平成時代にブレイクしていたら、果たして自分から主役の座を追い求めただろうか?
恐らく答えはノーだと思う。
「身の程」 を知り、「自分の役目」 を熟慮し、そして親分のために身を粉にして働いたのではなかろうか?


オイラは単なる、いちプロレスファンであり、プロレスラーではないが、
もし、プロレスラーになっていたとしたら、星野勘太郎木戸修のようなレスラーになっていたように妄想する。
もちろんオイラも 「アントニオ猪木」 になりたかったが・・・
さすがに分相応の 「身の丈」 はわきまえているつもりです。
その意識は現在の静岡のアマチュア音楽環境の中でも、応用させていただいております。

そんな 「自分の役割」 を、プロレスを通じて教えてくれた星野勘太郎さん。

青いタイツの 「空飛ぶ弾丸」 に合掌。


(追記)
グレート小鹿氏のブログにおける追悼記事 を拝見すると、
日本プロレス時代の前座戦線にて、ヤマハブラザーズ vs 極道コン が実現していたそうな。
ぜひとも1979年の 「夢のオールスター戦」 で組んで欲しかったメイン級のドル箱カードですね。

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