やはり雨こそが野外イベントの大敵 - だからＰＡ屋なんですってば Archive

去る２０１０年４月２５日、オイラはＪＲ清水駅東口広場で開催された
シミフェスＮｏ．９ てな野外イベントにＰＡとして参加させていただいた。

シミフェスのときは幸いにも晴天であったため、問題なく開催することができたが、
もし雨天だった場合は、「順延」 や 「決行」 の選択肢はなく、「中止」 する予定であった。

さて、あれから約１ヶ月後の先週金曜日（５月２２日）、
同じ会場にて、「清水で会いましょう」 てな野外イベントが開催されるとの情報を得、
果たしてどんな内容のイベントなのか、様子を見に行ってこようと思っていた。

しかし、この日はあいにくの雨。
テレビの天気予報を見ると、日本全国くまなく雨マークがついている最悪の野外イベント日和。

果たしてこんな状況の中、このイベントは決行されているのだろうか？
ネット上で「中止」か「決行」かを検索してもヒットしないので、
何はともあれ現地に赴いてみることとした。

すると、清水駅の高架から会場の様子が伺える。

うおー、この悪天候の中、「決行」 しているではあーりませんか。
飲食ブースのほとんどが開店営業している様子であるが、さすがにお客さんの数は少ない。

聞けば本イベントの開催に際し、関係各位から協賛金等をいただいている手前、
イベント開催したと言う実績を残すことが義務付けられているとのこと。
うーぬ、それはたしかにそうなのだろうが、何とも辛い主催者側の宿命と感じてしまう。

しかし、流石にライブステージは中止の状態であった。
辛うじて雨天対策を施したＰＡスピーカーが設営されてはいたが・・・
こんな荒天時にＰＡを設営しなけりゃならんとは、関係者の心情を察すると気が重い。

せっかくここまで来たのだから、オイラも飲食ブースで何か買って食べようと思ったものの、
食べ物を買っても雨を避けて座って食べる場所が見当たらない。
まさか傘を差したまま、立ったままで弁当を食べるワケにもいかず、
結局、その場での飲食は断念いたしやした。

もし自分が主催者側の立場だったら、お客さん休憩用の大型テント設置を考慮する所だが、
恐らくそれを発注すれば軽く１０～３０万円くらいの経費が吹っ飛ぶと予測されるので、
ハッキリ言って現実的ではない。

やはりシミフェスのような貧乏予算の野外イベントの場合は、
「雨天中止」がイチバン無難な選択なのだろう、と改めて実感した次第でやる。

「清水で会いましょう」関係者の皆様、お疲れさま＆ご愁傷さまでした。

さて、せっかく港町・清水まで来たのだから、昼飯は海鮮物でも食しようと、
会場からすぐ近くの魚河岸市に立ち寄り、ウニイクラ丼をオーダーしやした。

美味くないワケがないってば。

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