猛虎伝説の最深部を探る

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プロレスファンなら知らない人はいない、不世出の天才レスラー、
初代タイガーマスク こと 佐山サトル (聡)

去る3月31日に刊行された 「GスピリッツVol.15」 では、
その初代タイガーの深層部に迫る特集記事が組まれておりやす。

コレは昭和プロレスファンのみならず、すべての格闘技ヲタの必読書だと思いますぞ。
ぜひともご購入のうえ熟読されることとオススメします。

ちなみに本特集の中で、自称・初代タイガー研究家の グレート・サスケ が選んだ
初代タイガーのベストバウトがこの試合なんだそうな。



1982.08.30 マジソン・スクエア・ガーデンにおける宿敵 ダイナマイト・キッド との一戦。
当時も今もMSGと言えばWWWF (現・WWE) の総本山で、
スーパーヘビー級レスラーの晴れ舞台として名を馳せていた。
そんな中で唐突にマッチメイクされたジュニアヘビー級の小型レスラー同士の 「場違い」 極まりない本試合。

大型レスラーを見慣れているMSGの観客が見たこともない聞いたこともないレスラーの登場を待っていると、
リングに現れたのは、ぬわんとレフェリーよりも身長の低いチビレスラー。
しかも子供だましのヒーローよろしくマントを纏い、オマケにおかしなマスクを被っている。
その姿に失笑するファンのどよめきがYouTubeの動画からも確認できる。

しかし、ゴングが鳴り、タイガーが独特のフットワークを披露し、威嚇の後ろ回し蹴りを放つと、
1万人の観衆から驚嘆の声が上がる!

さらに試合が進むと、最初は奇異の目で見ていた観客がその天才的な試合運びに目を奪われ、
5分15秒あたりの場外へのトペスイシーダと見せかけてスカすムーヴのところでは大歓声に変わっている。

そしてフィニッシュのラウンディング・ボディ/プレスが決まると割れんばかりの大歓声が会場を包む。
まさにエンターテイメントの教科書のようなパフォーマンスではあーりませんかっ!

たとえ初見のお客さんであっても、まず最初の 「ツカミ」 で注意を惹きつけ (起)
しっかりとした基本に基づく 「技術」 で納得させ (承)
途中に派手なパフォーマンスを織り交ぜて 「チェンジ・オブ・ペース」 を図り (転)
「説得力」 のあるエンディングで締める (結)

プロと名のつく職業の人間が、
対価 (入場料) に値する芸を披露するとはこういうことを言うのだと思います。

オイラはプロでもないし、レスラーでもないし、単なるアマチュアミュージシャンに過ぎず、
とてもじゃないが真似できるラベルの芸など持ち合わせておりませぬが、
果たして自分は「対価に値する芸」を披露できているか? については、常に考えていたいと思っております。




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  ▼ 4月定例やまぼうしライブ
   日時 : 4月9日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 19時30分 ZilL(ジル) (アコギな毎日)
        20時15分 あやあね (劇空間音楽)
       http://lh4.ggpht.com/_-g23as5Q9MA/S6pTJGuRcBI/AAAAAAAAA90/eYS0aTT3lic/20100409yamaboushilive_flyer.jpg

  ▼ JAM JAM JAM のライブに出演します
   日時 : 4月17日(土)18時00分開場 18時30分開演
   会場 : 清水 JAM JAM JAM
   料金 : 前売1500円 当日2000円 (ドリンク代別途500円かかります)
   出演 : Ja-boo (東京)、マラソンマン、路地裏午前2時、Soul Survivors、ROCK-GO-JUICY

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