マイク内蔵イヤホン!?

ローランドからフィールドレコーダーのベストセラー 「R09」 の後継機として、
さらに小型・高性能化された 「R05」 のリリースがアナウンスされますた。

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そして、そのオプションとして 「バイノーラルマイクロホン・イヤホン」 も発売されるそうな。

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さて、「バイノーラルマイクロホン・イヤホン」 と聞いて何人の方が製品の概要を理解できるだろうか?
オイラはピンときましたぜ。なんつったて、3~4年前の国際放送機器展で 「現物」 を体験してますんで。

「バイノーラルマイクロホン・イヤホン」 とは、本来 「聴くだけ」 の性能しかないイヤホンに、
付加機能として 「マイクロホン」 を内蔵させたシロモノである。
当然、レコーダーとの接続端子は特殊な構造となるが、
イヤホンプラグとマイクプラグ二又仕様が一般的と思われる。

さて、なぜにイヤホンにマイクを仕込む必要があるのかと言えば、
それはずばり、人間が実際に 「耳」 で聴く状態に近いコンディションで音を記録しようと言う試みに他ならない。

つまり耳の穴にマイクを仕込んで録音し、それをイヤホンで再生すれば、
きわめて録音した時に近いコンディションでその音を再現 (再生) できる、と言うロジックでありやす。
だったら、イヤホンにマイクを内蔵させれば一石二鳥、と言う発想で造られたのが、
この 「バイノーラルマイクロホン・イヤホン」 と言うワケだすな。

オイラが数年前に楽器フェアで目撃したマイク内蔵イヤホンは、ローランドではなく、
聴いたこともないメーカーがデモ出展していたが、
果たして今回の製品がそのメーカーのOEMであるかどうかは定かでない。
また、イヤホンに仕込んだ小型マイクがどれほど高性能であるかもまったくの眉唾状態。

しかし、昨今の 「3Dブーム」 にいち早く 「音」 の分野から参戦したローランドの目論見は流石だと思いやす。
現物を試聴してみるのが楽しみですっ。





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