ストフェス2009レポート(その4)

まだまだ続くストフェスレポートのVol.4

3日間を通してオイラが 「おっ!」 と感じたミュージシャン7組をご紹介してしんぜよう。


47 青谷明日香

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東京で活動中と思しき青谷さん。
ピアノ弾き語りにサックスのサポートと言う変則的な編成でのパフォーマンスで、
そのステージ内容は実に個性的で、歌、演奏、アイキャッチ、すべてがオイラのツボでした。
曲のクオリティが高いのはもちろん、独特の世界観に溢れた詩の世界に感動しました。
どこかで聴いたことがあるような 「他人の言葉」 的な詩ではなく、
確実に自分で考えて、自分で搾り出した 「自分の言葉」 による詩の世界が構築されていると感じますた。
時間的な都合により3曲程度しか聴けなかったですが、実に素晴しいステージでした。
またぜひ聴いてみたいモンです。


48 mana

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数年前に何度か見たことがある現役女子大生ミュージシャン。
当時はまだ女子高生 (!) で本名を名乗っておりますたが、基本的な芸風は当時のまま。
ぬわんとカラオケバックに琴を弾きながら歌うと言う、変態極まりないスタイルを貫いている。
しかも数年前と違い、ヘッドセットマイクを使って両手を自由にしている点、
ショルダーキーボードならぬ、ショルダー琴を駆使している点に進化の跡が見て取れる。
気になる音楽性と言うか、曲調はズバリ 「昭和歌謡」 !
ウワサによると、静岡では有名な某レコーディングスタジオのオーナーであるS氏が、
直々に彼女用の曲を作り、バックトラック制作までサポートしてるそうな。
決して派手ではないが、実に堅実で音楽的バックグラウンドに裏打ちされたオケであると思う。
その上に乗る彼女のボーカルがまた昭和のアイドルっぽくて、なんともノスタルジック。
オイラが拝見したステージでは、久保田早紀の 「異邦人」 をカバーしておりますた。
ルックスは萌え系、歌は昭和歌謡、とくれば、オイラのようなスケベおさーんたちが黙ってはいないだろう。
それよりも何よりも、女子高生時代から 「私は将来、絶対プロになりますっ!」 と、
MCで堂々と宣言し続けている心意気やヨシ! とオイラは評価したいっ。
ハッキリ言って、ツッコミどころも決して少なくないが、
そんな欠点を補って余りある 「勢い」 をビンビンと感じましたとさ。


49 チャイナ堂

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高校の同級生と言う二人による、ギター&ボーカルとベースのユニット。
ぬわんと今年で結成20年を迎えると言う息のながーいバンドである。
そのキャリアに裏打ちされたグルーヴはたしかに文句のつけようのない見事さだった。
アコギとベースによる打楽器なしのリズム隊と言うスタイルは珍しくないが、
ハッキリ言って 「ロック」 を感じさせる、うねるようなグルーヴを聴かせてくれるバンドは決して多くない。
この二人はその希少な 「グルーヴメイカー」 と呼んでも間違いではあるまいか。
オリジナル曲主体ながら、ユーミンの 「卒業写真」 をレゲエチックなアレンジで披露するなど、
お客さんに対する 「ツカミ」 の配慮もぬかりなく、実にレベルの高いステージだと感じますた。
ちなみにこのお二人、滋賀県と愛知県在住とのこと。
遠路はるばるご苦労さまでした。


50 田中舞

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3年前のストフェスで初見して以来、オイラ的要チェックのミュージシャンの一人である田中さん。
歌が上手くて、ピアノの演奏も堪能で、オマケに美人だとくれば申し分ない。
・・・ところなのだが、オイラ的にはどーしてもオリジナル曲がツボに入らない。
いや、楽曲そのもののクオリティは高いと思うのだが、どうにも 「言葉をつめこみ過ぎ」 の感が強い。
さらに、「自分オリジナル」 の言葉遣いに乏しい気がしてしょーがない。
オイラの自分勝手な対策案としては、まず言葉数を減らし、自分独特の言い回しを多用し、
そして、主旋律に乗せる 「符割り」 を再考されてはどうかと思いまする。
繰り返すがオイラ的要注目ミュージシャンだけに注文が多くなってしまうが、
更なるグレードアップに期待しております。


51 HEY BABE!

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年に1度、このストフェスでしかライブを行わない、と言う基本姿勢を貫いているご夫婦デュオ。
とにかくご主人のユーイチロー氏の超絶ギターテクがゴイスなんどす。
それよりも何よりも、カントリー、ブルーグラスに対するこだわりと言うか、
いかにこの音楽が好きであるか、と言う気持ちがビンビンに伝わってくるところがヨイです。
この日はサポートドラムとして清水のボンゾこと、クマ氏がリズムを固め、
いつも以上のグルーヴを醸し出しておりますた・・・
が、できれば本番前に1回くらいは練習しておいて欲しいな~と思ったとか思わなかったとか。
なお、2回目のステージではレフティさんが呼びこまれ、
リトル・フィートのディキシー・チキンを全員で熱唱している様子が微笑ましかったとです。


52 オータムパパ

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2年前のストフェスでほんの少しだけお見かけし、
いやー、いい声してギター弾き語ってるオッサン (失礼!) がいるなー、と強烈に記憶に焼きつき、
その後、ドリプラシーサイドライブの出演者にその名前を発見し、ライブを観覧。
さらに今年の9月にはなんでモールライブでご一緒させていただき、
その情感豊かで、「気持ち」 の入ったボーカルを堪能させていただきますた。
バラード中心ながらも、ギター伴奏のリズムキープもしっかりしているし、
実に安心してステージを拝見することができます。
ぜひ一度、やまぼうしライブにお呼びしたいミュージシャンの筆頭であります。


53 FLOATING JAM

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今年の春ごろから懇意にしていただいている男性二人組デュオ。
上から目線的コメントで申し訳ないが、ハッキリ言って技術的には発展途上ながら、
他のアマチュアミュージシャンとは一味違う独自の世界観を持っているところを 「買い」 ます。
それはフォークともロックともカテゴライズできない不思議な雰囲気のオリジナル曲だったり、
ギターシンセリズムマシンを積極的に取り入れてアレンジにひと工夫している点だったり、
さらに言えば、他のミュージシャンのライブに積極的に出掛けて行って、
他人のいい所を貪欲に取り入れようと言う 「取り組み方」 を大いに評価したいですっ!
正直言って、オイラの音楽観とはかなりかけ離れた音楽性でありやすが、
だからこそオイラにとっては興味深い存在であります。
すでに3度ほどステージ拝見させていただいたが、確実にレベルアップしており、
今後に期待が持てるミュージシャンの筆頭として名前をあげさせていただきますっ。


さて、明日はオイラ的ストフェス2009のMVPについてブログらせていただきませう。

(To Be Continued)




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  ▼ 12月定例やまぼうしライブ
   日時 : 12月11日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 19時30分 荒井豊 (静かなギター)
        20時15分 森下よしひさ (フォーク心中)
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