学園祭ライブのPA現場でした

昨晩 (11月20日) は、サラリーマン稼業後に某大学に移動し、
同大学の学園祭の一環として開催されたライブのPAヘルプでありやした。

大学生たちのライブを見ていつも感じるのは、
とにかくセッティングにかかる時間が長い!と言うこと。

なぜ長いのか?
その状況をオイラの約20年のPA回想録を踏まえて説明してしんぜよう。


ギタリストが足元にエフェクターボードを置き、電源タップを探す。
しかし電源までの距離が長くて電源コードが届かない。
「すみません、PAさん、延長コード貸してくれませんか?」
・・・そんなもん、練習のときから自分で用意しておけ!

そしてギタリストはようやくエフェクターボードをセッティングし、ギターアンプと接続する。
しかし音が出ない? 何? 今日初めて使うアンプだと?
・・・日本中のリハスタの定番 ローランドJC120 の使い方くらい覚えておけ!

ようやくギターアンプから音が出た。
最初はエフェクターをバイパスしたクリーントーンの音。しかしショボい生音だ。
そして定番の超歪みまくりのディストーションをONにすると凄まじい歪みと音量の嵐。
しかしその状態でさらにギターアンプの音量を上げる。
当然、他の楽器の生音など聴こえない。
「すみませーん、PAさん、ボーカル、ベース、ドラムのモニターくださーい。」
・・・言われなくても出してます。
君のアンプのボリュームを5分の1にすればちょうどいいバランスで聴こえるよ。

渋々ギターアンプの音を下げるギタリストくん。
すると今度は客席に背を向けて一人、爆音でギターを弾きまくる。
気がつけば他のメンバーも同じように客席に背を向けてステージ上で 「個人練習」 を始める。
哀れ取り残されたボーカルくんだけが手持無沙汰でその様子を眺めている。
・・・きみたち、ここは練習スタジオぢゃないんだよ。

すでにステージに上ってから10分が経過している。
ようやく客席側を向いて演奏を始めるバンドマンたち。
彼らの持ち時間はセッティング込みで30分のはずだが、
そんなルールなどどこ吹く風で、正味30分のステージを強行する彼ら。
結果、10分強のタイムスケジュール遅延となり、主催者の顔に焦りの色が出る。
・・・他のバンドの迷惑になるから、持ち時間はちゃんと守りましょう。


とまあ、かつてはこんな自分勝手なバンドが、大学生バンドに限らずゴマンといたものだ。
それに比べると最近の大学生のバンドはかなりマナーが向上してきたように感じる。

ただ、ステージ上でセッティングを終えた後に 「個人練習」 を始めるのは相変わらずだったが。
これさえなくなりゃ、セッティングからライブスタートまでの時間をかなり短縮できるのにねえ。
少なくともプロではぜったいあり得ないわな。

つーか、セッティング時は必要最低限の準備だけ行い、
ライブスタートの瞬間、いきなり一糸乱れぬアンサンブルが演奏されたら・・・
オイラなんざ、おおおおおお~と引きつるくらいに感動しちまうんですがね。

なんとなく心当たりのあるバンドの皆様方、ご一考くださいませ。




■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■

  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO's YouTubeチャンネルはこちら?br />    http://www.youtube.com/blueskaz

  ▼ ストリートフェスティバル・イン・シズオカ に出演しますっ
   期日 : 11月21日(日)~23日(月・祝)
   会場 : 静岡市葵区 青葉公園
   料金 : 無料
   出演 : あやあね 11月22日(日)
         1回目:14時00分~14時30分 5ブロック
         2回目:18時30分~19時00分 2ブロック
       BLUES和也 11月23日(月)
         1回目:12時00分~12時30分 3ブロック
         2回目:14時30分~15時00分 1ブロック

  ▼ 12月定例やまぼうしライブ
   日時 : 12月11日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 19時30分 荒井豊 (静かなギター)
        20時15分 森下よしひさ (フォーク心中)
       http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20091211yamaboushilive_flyer.bmp

■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■