コンピューターおばあちゃん

オイラは 渡辺真知子森川美穂 の大ファンである。

渡辺真知子 は1978年のデビューアルバム 「海につれていって」 から
1984年リリースの10枚目のアルバム 「B♭m 愛することだけすればよかった」 まで、
ほぼ100%、自身の作曲によるオリジナル曲をアルバムに収録してきたが、
米国留学を経験した後、3年ぶりにリリースした11作目のアルバム 「Soi(ソア)」 からは、
自分以外の作曲者を積極的に起用するなどのシフトチェンジを行うようになった。

その 「Soi」 のライナーノーツを見ると、オイラが初めて目にする作曲者の名前が、
何か所にもクレジットされているのを発見し、大いに興味をそそられた。

その作曲者の名前は 井上ヨシマサ

全収録曲10曲のうち、実に4曲もの作曲を手掛けている。
ちなみに残り6曲は、渡辺真知子自身の作曲が4曲と、大御所・小森田実が2曲となっている。

特にオイラの琴線に触れたのがアルバム2曲目に収録されている Look Before You Leap と言う曲で、
この曲こそ、21世紀の 渡辺真知子 の方向性を決定づける名曲だ!と直感したオイラは、
この曲の 「作曲者・編曲者」 として表記されていた 井上ヨシマサ にただならぬ関心を抱いてしまった。

▼Look Before You Leap についてはこちらの記事を参照あれ
http://blogs.yahoo.co.jp/garage_miho/57738810.html

しかし、当時のオイラはまだ、インターネットなどと言う文明の利器の恩恵を受けておらず、
井上ヨシマサ がどーゆー人物なのか、それ以上の情報を得る手段をオイラは持っていなかった。

それから約3年後の1990年、今度は 森川美穂 が、
VAPレコードから東芝EMIに移籍後、初めてリリースしたアルバム
「Vocalization」 のライナーノーツの中にも 井上ヨシマサ の名前を数多く発見し、
再び同氏の作曲した作品を聴くにつけ、やはり 「Soi」 で感じたときと同様の、
すぐれた音楽性を有した作曲者であるとの認識がオイラの中で 「確信」 に変わってきたのだった。

ちなみに ふしぎの海のナディア の主題歌として名高い名曲 「ブルー・ウォーター」
誰あろう、井上ヨシマサ 氏の作曲によるものである。

果たして 井上ヨシマサ とは何者なのか?
その答えは数年前、何気にWikipediaを検索していたときにようやく判明した。

(以下、Wikipediaより一部抜粋を無断コピペ)

井上ヨシマサ

井上 ヨシマサ (いのうえ-、1966年7月18日 - ) は、東京都出身の作曲家・編曲家である。
本名・井上能征

略歴
1979年に 『コスミック・インベンション』 の一員としてデビュー。
1982年にグループは解散し、1985年に小泉今日子のアルバム 『Flapper』 に楽曲を提供し作曲家デビュー。
「(当時の)アイドルと同世代の作曲家」 として注目を集める。
現在も多くの歌手へ楽曲提供している。
1986年にはTVアニメ光の伝説にて伊藤つかさと共に声優を演じるなど多彩な才能を見せる。



ぬわんとオイラよりも4歳も年下の作曲家とな!
さらに、井上氏自身も コズミック・インベンション なるバンドでデビューした経歴があるとのこと。

コズミック・インベンション?

それって、たしかYMOの武道館ライブの前座を務めたことで有名な、
メンバー全員が中学生と言うことでも話題になったYMOコピーバンドではなかったか?

早速検索~確認してみると、おお、そのとーりじゃねーか。

たしか、1980年のYMO武道館ライブの1曲目で、YMOになり済まして ライディーン を演奏し、
観客が「あれ?なんか変だな~?」と思ったところでモノホンのYMOが登場する、
と言うサプライズ演出を起こした張本人であったと記憶している。

そうかー、あのときの中学生が 井上ヨシマサ だったのか。
さすが才能あるヤツはそれなりのキャリアを積んでいるんだと一人で納得してしまった次第でやる。

さて、オイラの中の 井上ヨシマサ、いや、コズミック・インベンション の記憶はここまでで、
実際にどんな音楽を演っていたのか、等の知識は皆無であった。

先のWikipediaの解説を読むと、NHK 「みんなの歌」 で、
コンピューターおばあちゃん と言う曲を演奏していたとのことだが、
残念ながらオイラは一度たりともその曲を見たことも聴いたこともなかった。

なので、ふーん、井上ヨシマサはそんな曲を演ってたんだ~程度の記憶を新たに脳裏にインプットし、
オイラの中での 「井上ヨシマサは何者か?」 と言う命題は、ひとまずの解決を見たワケだ。

それが今から約1~2年前のことで、
すっかり コンピューターおばあちゃん のことなど忘れかけていた現在、
ぬわんと先日のアカペラライブにおいて、この曲をカバーしたバンドが登場し、
計らずもオイラ的 コンピューターおばあちゃん 初体験と相成ったのでありやした。

うーぬ、オイラより20歳以上も若いアカペラーたちが、
幼いころに見て影響を受けた曲が、井上ヨシマサのデビューバンドの持ち歌だったとは・・・
なんとも言えぬ感慨やら輪廻やら因縁 (?) やらを感じずにはおれませぬ。

ちなみにこの曲、当然っちゃー当然だが、さすがに当時まだ中学生だった 井上ヨシマサ の作曲作品ではなく、
伊藤良一 と言う方の作品とのことだす。

・・・伊藤良一って誰 ?

当然、井上ヨシマサよりもキャリアの長いベテラン作曲家だと勝手に思い込んでいたが、
Wikipediaで確認してみると、ぬわんと 1973年生まれ だと!?
オイラよりも11歳も若い? 井上ヨシマサよりも7歳若い?

え? するってえことは、コンピューターおばあちゃんを作詞・作曲したのは 伊藤氏が8歳の時ってこと?

マジか?
うーぬ、コンピューターおばあちゃん、恐るべし。

さらにちなみに、今年36歳になった伊藤氏は、現在、テレビ朝日系の特撮ドラマ
仮面ライダーW」 のチーフ助監督を務めているそうな。

思わず 「音楽担当じゃないのかよっ!」 と心の中でツッコミを入れてしまったことは言うまでもない。


(追伸)
余談だが、オイラ的にはもう一人 「素性の知れぬ作曲家」 として、
長い間、オイラの心に引っ掛かっていた謎の人物がいるが、
そのお方については改めてブログる予定なので、こうご期待。
(いつになるかはまったくの未定ですが)




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  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

  ▼ 11月定例やまぼうしライブ いよいよ本日開催!
   日時 : 11月13日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
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        20時15分 Misato & Shin (Street Legend)

  ▼ ドリプラシーサイドライブに出演します
   日時 : 10月18日(日)時間未定(恐らく15時頃スタート)
   会場 : エスパルスドリームプラザ海側デッキ
   料金 : 無料
   出演 : ROCK54 、ほか(未定)

  ▼ 渋ロックフェスティバルに出演します
   日時 : 10月25日(日)18時30分開場、19時00分開演
   会場 : ライブハウスUHU
   料金 : @1500円 (ドリンク別)
   出演 : 昭風堂、SHIN-RA、BLUES和也 、ほか

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