あやあね in ドリプラライブレポート

一昨日の日曜日 (7月5日)、当ブログではお馴染みの ドリプラシーサイドライブ に行ってきた。
この日の出演者は、
東京で活躍中の女性ソロシンガーの 久保田樹里
プロデビューして全国を股にかけて鋭意活動中の HARU
そしてオイラが全面的にプッシュしている あやあね の3組。

それでは各出演者のライブの模様、感想などをレポっていきませう。



イメージ 2


イメージ 3

たしか2年ほど前にも、ここドリプラライブで拝見したことがある久保田さん。
その時はピンで出演し、カラオケをバックにカバー、オリジナル曲を披露していたが、
今回はサポートKBがバッキングを担当し、自身は前回同様、ボーカルに専念しておりますた。

1曲目は意表をつく選曲つーか、テレサ・テン の名曲 「別れの予感」
なーんて、実は2年前にも歌っていたので、オイラ的には別に驚かなかっただーよ。

他にも中森明菜難破船 など、80年代歌謡曲のツボを押さえた選曲が面白うございますた。

ただ、オイラ的には全体的に 「ムード歌謡」 的な歌い回しが気になりますた。
ちょっちビブラートを付けすぎのような、しゃくり上げが耳に残ったり、と
悪い意味でベテラン演歌歌手のような 「余裕」 が出てきたように感じますたとさ。


HARU

イメージ 4


イメージ 5


イメージ 6

ホムペを拝見すると、プロデビューして全国をツアーして回っているという HARU 氏。
「東京で活動している」、「プロデビュー」 と聴くと、どーしても
「ほー、プロの音楽がどれほどのもんか聴いてやろーじゃねーか」
と身構えてしまうのがオイラの悪い癖ですな。

この日はギター弾き語りではなくバンド形態でオリジナル曲を披露してくれますたが、
オイラ的には、楽曲は悪くないけど飛び抜けて凄くもない。
アレンジはいたって普通のJ-POPで、やはり飛びぬけた個性は感じられない。
バンドの演奏も、ヘタではないがズバ抜けて上手くもない。
つーか、バンドのグルーヴが、どーも 「ロック的に」 まとまっていないような気がしてならない。

なんつーか、典型的な音楽学校出身です、みたいな優等生的演奏で、
やはり70年代ロック大好き中年としては、どーも面白味に欠ける。
ま、ご本人に70年代ロックへのこだわりなどないと思われるので当然っちゃー当然だが。

オイラの大好きな センチメンタル・シティ・ロマンス なんかに比べると、
誠に申しわけないが、ハッキリ言って足元にも及ばない。

もちっと70~80年代ロックのエキスを吸収して欲しス。


あやあね

イメージ 7


イメージ 8


イメージ 9


イメージ 10

さて、この日のトリをつとめたのは、正真正銘のアマチュアにして、
恐れ知らずの向こう見ずシロウトミュージシャン、我らが あやあね でありました。

いつも以上にドラマ仕立ての内容で、
相変わらずオイラの想像の遥か上の音楽世界を構築しておりました。

特に今回のステージで痛感したのが、「静寂」 の使い方と言うか、
「無音状態」 が作り出す緊張感の効果的な演出方法でした。

ステージを駅のホームに見立て、列車が到着するアナウンスやらケータイの着信音やら、
かなりの数の効果音 (SE) をふんだんに使い、
自分自身は、まるで無声映画のようなパフォーマンスを繰り広げ、
その合間に今回のテーマである 「ふるさと」 にちなんだカバー曲を、
これまた一聴しただけではまったく原曲を感じさせない奇天烈なアレンジのバックトラックに乗せて、
時には囁くように、時にはマイクを使わずに狂気の絶叫を織り交ぜながら、
鬼気迫るボーカリゼーションを披露してくれますた。

果たして東京からお出での前述2組のミュージシャンは、
奇想天外、荒唐無稽、空前絶後、奇奇怪怪なこのステージを見て、
どのような感想を抱いたのであろうか?
個人的にはそれがイチバン興味あったりします。

もう何度も書いていますが、ハッキリ言って あやあね のスタイルは、
好き嫌いが真っ二つに別れる、ある意味でヒジョーにきわどいパフォーマンススタイルですが、
誰もやらないことを自分一人で考え、試行錯誤を重ねて具現化していく、
と言う姿勢は間違いなく正しい。

少なくとも、人が敷いたレールの上をただ何となく走っているヤツより確実にゴイスなのだ。
オイラはその 「唯一無二」 のスタイルを貫いているところを最大限に評価したいと思っとりやす。

イメージ 11


イメージ 12


イメージ 13


イメージ 14


イメージ 15



とまあそんなワケで、今回はお客さんの数も多く、ヒジョーに盛会なライブとなりますた。
全体的な見応え度 (?) も高く、このライブが無料で見られると言うのはヒジョーにありがたいです。
毎度のことながら、主催者、スタッフの方々にお礼申し上げます。

ありがとうございました。

そして

おつかれさまでした。




■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■

  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO (本館) はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

  ▼ 7月定例やまぼうしライブ
   日時 : 7月10日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー やまぼうし
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 森下よしひさ

■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■-■