「前売り券」はキライです(その2)

昨日のブログの続き。 書き足りなかった部分の補足でおま。

オイラが初めて コンサート なるモノを見に行ったのは、
忘れもしない、吉田拓郎ツアー1979」静岡市民文化会館 公演だった。

拓郎ファンならピンと来たかもしれないが、
そう、拓郎のライブアルバム 「TOUR1979」 のライブ音源収録会場である。

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まあ、それはさておき、当時の前売りチケットの購入事情はと言えば、
人気ミュージシャンのコンサートともなると、発売日前夜からプレイガイドに長蛇の列が並んだモンだ。

当時、高校生だったオイラはチケット発売日当日の朝8時頃にプレイガイドに向かうと、
案の定、そこには50人以上の列ができていて、友人と一緒にその後ろ側に並んだ。
プレイガイドの開店時間の10時まで待つこと約2時間。
そして、ようやく手に入れた生まれて初めてのコンサートチケットの第一印象は・・・
「こんな紙切れ一枚が3000円?」
と言う、ガッカリ感に満ち溢れたモノだった。

当時はまだ チケットぴあ が機能しておらず、現在のような無味乾燥なデザインのチケットではなく、
いちおうそれなりのデザインが施された個性的な外観のチケットだったと記憶しているが、
それでも、たった1日、約3時間で終わってしまう 「コンサート」 の代金が、
一生聴いて楽しめる 「LPレコード」 とほぼ同じ金額と言う事実に、正直、納得できない気持ちがあった。

たしかに、後日、足を運んだコンサートの内容は実にエキサイティングなモノではあったが、
コンサート会場で買ったパンフレットが2500円と言う予想外の高額だったことや、
やはりチケット代を 「先に払う」 と言う感覚に馴染めず、
なんとも納得できない感情を抱いた記憶が鮮明に残っている。

あれから約30年が経過し、現在ではチケット代が5000円以上することはザラである。
実にCDアルバム2枚分に相当する。

なぜこんなにコンサートチケット代は高額なのか?

答えは簡単、コンサートは実に利益率の高い 「商売」 であるからに他ならない。

残念ながら、テレビで流される音楽はすべて 「商品」 である。
たとえ作曲者であろうと著作権管理者の了解を得ずには勝手に歌うことさえできない、
「完璧に管理された商品」 である。

ゆえにJASRACは、一般人であろうと
「勝手に著作権を管理している楽曲が無断使用されている」 のを発見すると即座にイチャモンを付ける。
その内容は決して
「あなたは著作権を侵害しているので注意してください」
と言った、良心的、道徳的なモノではなく、
「オレたちのシマを荒らすんなら金を払え!」
と言う、高圧的、利己的、非道徳的なイチャモンである。

彼らに 「道徳」 などと言う常識は通用しない。
すべては 「音楽=商品=金」 と言う図式に基づく 「利益第一主義」 なのだ。

まったく反吐が出る。
利益が伴わないなら音楽は提供しない、などと言うスタンスには絶対同調できない。

かの 山下達郎 師匠でさえ、
「自分はミュージシャンであると同時にレコード会社の役員でもある。
 自分には社員を食わせる義務がある。
 それゆえ自分にはヒット曲を作り、それを売って利益を上げなくてはならない。
 それは本当に自分がやりたい音楽とは必ずしも一致しない。
 常に「本当に自分のやりたい音楽」と「ヒットする音楽」の狭間で苦しんでいます。」
と言っている。

だから

せめてアマチュアの自分は、思いっきり自由に音楽を楽しみたい。
(良い音楽を提供していけば、きっと収入は後からついてくる、と、淡い期待も抱いていたりする。)

うー、自分で自分の書いている内容にエキサイトしてきちまったぜ。


さて、例によって話の本線がかなり横道に逸れてしまったが、よーするにオイラは、

・コンサートのチケット代は高すぎる!
・前売り券を買っても「ありがたみ」を感じない!

と思っているので、

・自分が企画主催するライブのチケット代は極力低額にする
・前売り券制度は採用しない

ようにすべく鋭意努力しとりますばってん、どーかその辺のところをご理解くださいませ~

よすなに。




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        静岡市葵区昭府2-18-36静岡市北部生涯学習センター北側) 電話054-270-8050
   料金 : @1000円(フード・ドリンク代別で一律@500円)
   出演 : 18時30分~ 鳥井さきこ
        19時00分~ 森下よしひさ
        19時30分~ (intermission)
        20時00分~ 練 neri

  ▼ ドリプラシーサイドライブに出演
   日時 : 10月19日(日)14時~
   会場 : 清水エスパルスドリームプラザ シーサイドデッキ
   料金 : 無料
   出演 : blanc、SHIN-RA、dotman、ROCK54 (予定)

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