BOZ こそ ミスター・AOR と呼ぶに相応しい

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行ってきますた、東京国際フォーラムに。
ボズ・スキャッグスTOTO の夢の共演ライブだよん。

果たして高いチケット代 (13,000円) に見合うだけの内容だったのか?
と問われたら、まあ、その価値はあったと思いますな。

さて肝心なライブの内容だが、2部構成となっており、

・第1部/17時05分~18時35分 ボズ
・第2部/18時55分~20時30分 TOTO

と、正味約3時間の 中味の詰まった ライブでありやした。

特に第1部の ボズ

いやー、渋いですっ! 御歳63歳と言うことで、
さすがに衰えがあるんじゃないかと危惧していたら、
そんな歳を感じさせない、ヒジョーにカッチョいいステージ。

1曲目からオイラのベスト・オブ・AORである ロウダウン
うーぬ、この伝説の名曲を目の前で見て、聴けることができようとは・・・感激です。
しかもローズの音が、もうレコードそのまんまのトレモロサウンド

続く2曲目もAORの名曲として名高い JOJO
あのイントロのカッティングをボズ自身が弾いていたとは、ちょっち驚き。

その後も続々と 大人の サウンド、グルーヴが続く。
16ビートのポリリズムはアタリマエとして、8ビートのロケンロールや、
ブルース、シャッフル、ハチロクバラードと、実にバリエーション豊かなナンバー。
しかも1曲の中でのダイナミクスの付け方が実に素晴らしい!

そしてなんつっても、ボズのボーカル、たたずまいがカッキーんだ、また。
いやはや、本日のブログタイトルのとおり、
ボズこそミスター・AORの名に相応しい と実感したとです。

ちなみにボズのステージの9割方に デビッド・ペイチ がゲスト出演し、
最後のアンコールナンバーのみ ティーブ・ルカサー も登場。
・・・だが、ルカサーのギターの音がデカ過ぎ!
ハッキリ言って、ボズのファン的には迷惑(?)です。


そして、大半のお客さんのお目当てである第2部の TOTO

率直な感想としては、TOTO と言うよりも ルカサーズ・TOTO ってなカンジ。
とにかくルカサーが前面に出すぎで、ギターの音が大きすぎ、弾きすぎだ。
もっとストレートに言えば、ルカサーさえいなけりゃ実にバランスが整ったバンドサウンドだったと思われ。

あれじゃあ、ただ目立ちたがり屋でワガママなアマチュアのメタル系ギタリストと大差ない。
もう最初っからひたすら爆音で超速弾きのオンパレード。
をいをい、ギターソロはただ速弾きすりゃーいいってモンじゃないだろう、
とツッコミを入れたくなることしきりですた。

とは言え、ボズ同様、TOTOのメンバーも年齢を感じさせない、
実にパワフルで超絶テクなパフォーマンスを展開してくれますた。

・・・のだが、ただ一人、ヒジョーにコンディションが悪かったのが、キンタ・・・
いや、初代ボーカリストボビー・キンボール でありますた。
ロザーナ のBメロのオイシイところで、あのハイトーンを聴けなかったのは実に残念。

逆に想像以上にゴイスだったのがドラムの サイモン・フィリップス
ある意味、ジェフ・ポーカロ 以上に TOTO らしい、と言ったら褒めすぎか?

この日のPAが素晴らしかったこともあるが、特にタムの音色の良さと言ったら、
オイラもPA屋の端くれとして垂涎の的とも言えるカッチョいいサウンドでありますた。


そんなワケで、この日のPAもまたラインアレイ(ブランド不明)で、
大音量であるにもかかわらず実にクリアな響き。
特にシンセ、キーボード類の美しさは特筆モノ。

ボズの ウィー・アー・オール・アローン の際に奏でられたシンセ4重奏は忘れがたし。
オイラ的この日の最大のハイライトでありますた。


さて、終わってみればオイラ的には、やはり ボズ だったですねえ~。
できることなら次回はボズ単独のライブを、もちっと小さなハコで見てみてっす。

AORよ、永遠なれっ。




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  ▼ 4月定例やまぼうしライブ
   日時 : 4月11日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 優雅に、繊細に、しなやかに、アコギ職人・ダブル丸山の調べ
        19時30分~ 丸山太郎
        20時15分~ 丸山研二郎
        http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20080411yamaboushilive_flyer.bmp

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