幼い頃の記憶

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一昨日(3月26日)、NHK-BSにて石森章太郎原作の劇場アニメの傑作
「空飛ぶゆうれい船」 が放送されておりますた。

1969年作品かあ。
オイラ、リアルタイムでこれを見てるんだなー。(当年6歳!)

その後、1~2回ほどテレビの再放送等も見たような気はするが、
ハッキリ言ってストーリー展開、結末はまったく覚えていなかったので、
今回、実に39年ぶり(!)に全体像を把握できたワケだ。

率直な感想としては、40年前の作品とは思えぬほど
実に細かく 「ゆうれい船」 のディテールが描かれていることにプチビックリ。
さらに巨大ロボット・ゴーレムとゆうれい船の戦闘シーンにおける、
ミサイルがバリヤーで防御される描写なんざ、
「インディペンデンス・デイ」 におけるそれとほとんど変わりなく、
逆を言えば、この時代にすでに 「お手本」 が完成したと言えなくもない。

流石に幼児向け映画だけにストーリー展開には無理があるのは否めないが、
60分枠によくこれだけの起伏に富んだ物語を凝縮できたものだと感心させられましたとさ。

ところで、この映画について解説していた方(名前は失念)が、
「幼い頃、この映画を観て、巨大ロボットが街を破壊するシーンに戦慄した記憶が蘇った」
旨の思い出を語っていたが、オイラ的にはこの映画を観て 「恐い」と思った記憶はない。

オイラ的 「幼い頃に見て恐かったと感じたシーン」 のベストスリーは、
初代ウルトラマン 「ミイラの叫び/ミイラ怪人ミイラ人間+ミイラ怪獣ドドンゴ
初代ウルトラマン 「人間標本5・6/三面怪人ダダ」
ウルトラQ 「2020年の挑戦/誘拐怪人ケムール人」
といった当たりかな~

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いずれもオイラが3歳の頃かあ。
さすがに後年、再放送を見てもどぉ~ってことはなかったが、
当時は巨大怪獣よりも人間と等身大の得体の知れないモノに、
子供心にリアリティを感じていたのかもしんない。


それにしても、この歳になって少年時代、いや、幼少期の映像作品を、
それも完全版の形で見られるとは、つくずく高度情報化時代に感謝ですなー。

・・・なんてことを書きながら、
果たして人間にとって 「幼い頃の想い出」 と言うものは
そのまま静かに風化していくように忘れるのがいいのか、
それとも死ぬ前に曖昧な記憶をスッキリさせていった方がいいのか、
どっちなんだろう? などと柄にもなくノスタルジックな思いを馳せてしまいましたとさ。

今回の 「空飛ぶゆうれい船」 に限って言えば、
死ぬ前に完全版を見ることができてヒジョーにスッキリした気がしたが、
もしかしたら 「見なけりゃ良かった」 と言うオチにならなかったとも限らない。
見るべきか、見ざるべきか、その選択はもちろん各々の自由ではあるが・・・
でも結局、見ちゃうんだろーなー(苦笑)




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