マイクホルダーにこだわる

昨日のマイクスタンドに引き続き本日もマイクアクセサリーのネタ。

さて、マイクとマイクスタンドを用意しても マイクホルダー がなけりゃあ話にならない。

通常、マイクを購入すればマイクホルダーも付属してくるのが一般的だが、
マチュアバンドのライブ現場などでボーカリストマイ・マイクを持参してくる場合、
マイク本体だけを持ってきてホルダーを忘れてくることが少なくない。

まあ一般的なボーカル用ダイナミックマイクの直径は 20mm~35mm の範囲内で、
これまた一般的な硬質ゴム製のマイクホルダーなら大抵の場合、普通にフィットするので問題にはならない。

しかし、ごく稀に SM58 に付属してくるプラスチック製のマイクホルダーでは、
上手くフィットしないマイクもあるので注意が必要だ。

つーか、58付属のプラスチック製マイクホルダーは決して上質な製品ではない。
ちょっち強引にマイクをねじ込もうとするとすぐに割れてしまう!
オイラの経験則から言わせてもらえば、やはり硬質ゴム製のホルダーがもっとも使い勝手が良い。

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ちなみにオイラが初めて自分で購入したマイクは BeyerdynamicM422 ってなモデルで、
コイツに付属していたマイクホルダーがヒジョーに使い心地の良い逸品だった!

(注:下の写真のマイクはベイヤーのM88だよん)

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つーか、ベイヤーのマイクホルダーは昔っから評判が良いようで、
参考までに1997年のレコーディング&PA機器総合カタログによると、
マイクホルダーのくせにベイヤーの製品は定価で 1個 3,000円 もしていた!

だが高額なだけの耐久性はたしかにあり、他社のベイヤー類似製品と比べても、
そのしなやかさ、フィット感は抜きん出ていると思う。

たかがマイクホルダーごときにそんなにこだわる必要があるか?
と言われれば、ハッキリ言ってそんな必要はない。

ただ、マイクをスタンドに付けたり外したり、を頻繁に行うボーカリストにとっては一考の余地があると思う。
すなわち、マイクをスタンドに取り付けるときの ノイズ の問題だ。

大抵、ボーカリストがマイクにスタンドを取り付けるときは、
ホルダーの上部から 「カチッ」 と言うカンジではめ込みたいと思うのが人情だが(そうか?)
これがシュアーのようなプラスチック製のホルダーでは絶対そんなワザはできないので、
どうしたってホルダーの前部からスライドさせて取り付けなけりゃあならない。

しかし、硬質ゴム製のホルダーなら前述のようにホルダー部を少し広げて
上から押し込む形でワンタッチ装着できる。
・・・のだが、これが安物の硬質ゴムの製品だと取り付ける瞬間に、
「ドスッ」 と言うようなノイズが発生してしまう。
まあ、物理的な現象なので当然と言えば当然のことではあるが、
これがベイヤーのような高級(?)な硬質ゴム製ホルダーを使うと、
あーら不思議、このノイズが軽減できる・・・ような気がするではあーりませんか。

正直なところ、「気のせい」 の範疇のような気がしないでもないが、
少なくとも製品としての高級感(?)は間違いなくベイヤーのマイクホルダーが最高!(と思う)

ちなみオイラはボーカル用ダイナミックマイクとしては AUDIX OM3 を愛用しており、
コイツに付属するマイクホルダーも硬質ゴム製で使いやすいと思うが、
やはり高級感ではベイヤーに一枚劣る。


話はちょっち横に逸れるが、イベント、ライブにおいて、
スタッフのみなさんがPAの片付けを手伝ってくれるのはヒジョーにありがたいのだが、
マイクスタンドを片付けるとき、マイクホルダーを付けたまま収納してしまう方が少なくない。
前述のとおり、最近は割れにくい硬質ゴム製のホルダーが多いのでそれほどではないが、
以前はプラスチック製のホルダーが多く、ホルダーを付けたままスタンドを片付けて、
破損させてしまうことが多かった。

みなさん、マイクスタンドを片付ける時は必ずマイクホルダーを外しましょう!


あと、マイクスタンドとマイクホルダーの話をする時に欠かせないのが、
スタンドのネジ山とホルダーのネジ穴のマッチングの問題。

恐らくこの続きはマール齊藤さんがブログってくれると思いますんで、
そちらの方をご期待下さいませ。

マールさん、投げっぱなしジャーマンで申し訳ないっ!
よろしくお願いしまあーす。 ぷぷぷ。




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