やまぼうしライブ増刊号レポート(その4)

増刊号ライブレポートの最終回は今回のシステムの紹介と、
次回に向けた改善点等について書いていきませう。


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まず今回のシステムについて。

PAは例によってベリンガーのデジミキ DDX3216 を核に次のようなチャンネルプランを組んだ。
01 ボーカル用マイク① / Audix OM3
02 ボーカル用マイク② / Audix OM3
03 ボーカル用マイク③ / Audix OM3
04 楽器用DI① / BOSS DI-1
05 楽器用DI② / BOSS DI-1
06 楽器用DI③ / BOSS DI-1
07 楽器用マイク / RODE NT3
08 ワイヤレスマイク / Audiotechnica ATW-T84
09 カラオケ用CD・L / VESTAX CDX16
10 カラオケ用CD・R /    〃
11 BGM用iPod・L / iPod Touch
12 BGM用iPod・R /   〃
13 アンビエントマイク・L / RODE NT3
14 アンビエントマイク・R / RODE NT3

そしてこれらの入力信号をちょっち工夫しながらadatアウトにルーティングし、
ハードディスクMTRFostex VR800) へのマルチトラックレコーディングを行う。
もちろん13・14チャンネルのアンビエントマイクの入力はPAスピーカーには出さず、
MTRの7・8トラックにのみ出力する。

そしてデジミキのマスターアウトはグライコ (Behringer DEQ2496) を経由して、
パワーアンプRoland SRA600)、メインスピーカー (BOSE 403) へと接続する。

なお、メインスピーカーをステージ後方にセットすることでFB(フットモニター等)は省略している。

メインスピーカーをマイクの後方に設置してしまうとハウリングが気になるところだが、
この小さいハコで、どうしよもなくハウるような大音量など最初から出すつもりはありましぇん。
そんなワケでいつも保険的にグライコを挿してはいるもののハウリングカットした記憶は皆無だったりする。


次にレコーディングシステムだが、例によってこの日もマルチトラックレコーディングを敢行した。
MTRは前述のとおりフォステクスのハードディスクMTRで、
デジミキの adat アウトからMTRの adat インに接続するだけの簡単セッティング。
ちなみにこのMTR (VR800) はヤフオクで1万円前後でゲットできるので、
adat 装備のデジミキを使ってPAしている方にはオススメですぞ。


続いてVJシステムについて。

会場である 「やまぼうし」 の店内はロフトのついた変則的な天井となっており、
その傾斜角が下からプロジェクター映写するのにちょうどいい按配なので、
そのロフト天井をスクリーンに見立てて、ごくごく簡易なVJを投影する。

定番VJソフトの 「Motion Dive Tokyo」 を使い、
設営時間やMCの際には予め仕込んでおいた出演者紹介画像を投影し、
演奏が始まったら市販のVJ動画データや以前自分で作ったスライドショーを投影する、
ってな作業を、PAと並行して行ったワケだ。

正直なところ、演奏とVJ動画のイメージが合ってないなー、と言う場面も多々見受けられたが、
まあ、賑やかし、飛び道具、ギミックとしてはそれなりに効果あったと思うので、
差し引きで 「やってよかった」 と自己評価いたします。


さて最後に今回の総括と次回の展望をば。

まず何と言っても設営時間の確保、これがイチバンっ。
あまりにアタリマエすぎる反省点だが、次回は3時間の設営+リハ時間を絶対確保するっ!


次に集客について。

正直言ってあまり多くのお客さんを集めることはできなかった。
もっともっとPRが必要なのはわかっちゃーいるが、
チラシとインターネット以外に、経費のかからない、効果的なPR手段って何がある?
ハッキリ言ってこの点についてはオイラもギブアップ。
何年経っても、何度経験してもノウハウが構築できましぇん。
まだまだ研究と試行錯誤が必要です。


最後にイベントプログラムについて。

今回終わってみてやはり本番時間が3時間ってのは長すぎた。
ライブ後半になってお客さんの集中力がだんだんと散漫になっていく空気を感じてしまった。

やはりイベントは2時間前後、どんなに長くても2時間半が限界と痛感した。

なので次回は、@30分×4組、あるいは@40分×3組のプログラムに改善することとしよう。



まあそんなワケで、次回は半年後の8月中旬~下旬に増刊号ライブを開催予定でありやす。


あとこれはオイラの意地つーか、信念つーか、ちょっち傲慢かもしれないが、
自分が主催するライブの出演者の選定については極力ハードルを下げたくないと思ってる。

オイラや森下御大やその他関係各位が実際に見て聴いて、
それなりのクオリティに達していると思えた方にしか声を掛けていない。

「やまぼうしライブ」 は、チケットノルマさえ払えば
どんなに自己マンでヘタクソでも出演できるようなライブではありましぇん。

オイラにしろ森下御大にしろ、ただ音楽が好きな気持ちが高じて継続してるイベントであり、
チップイン以外は出演者スタッフとも完全ノーギャラ、チケットノルマも設定していない。

その代わり出演者・イベントのクオリティだけは下げたくないっ。

お客さんから 「誰が出演しようとやまぼうしライブなら間違いない」
と認識されるレベルに達することが目標ではあるが・・・果たしていつになることやら。
まあ、肩肘張らずのんびりと行きまっしょい。


おすまい。

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  ▼ 3月定例やまぼうしライブ
   日時 : 3月14日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 19時30分~ BOLE (エレガントロック)
        20時15分~ 空想実験科学館 (Acoustic In Rock)
        http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20080314yamaboushilive_flyer.bmp

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