スリラー発売25周年
マイケル・ジャクソンの 「スリラー」 と言えば、
「世界でもっとも売れたレコード(CD)アルバム」 の記録を保持し続ける怪物アルバム。
その数なんと1億4千枚強!
その 「スリラー」 がリリースされたのが1982年12月で、今年が4分の1世紀=25周年に当たるそうな。
んで、 「スリラー25周年記念リミテッド・デラックス・エディション」 なんてのが発売されるらしい。
▼詳細はこちら
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/MichaelJackson/
ちなみにオイラも当時、アナログレコードを買って夜な夜な(?)聴き込んだものでやる。
スリラーの前作 「オフ・ザ・ウォール」 に比べると、
とにかく音質、音圧が一気に向上しているのがよくわかる。
また、作曲・・・と言うより楽曲構成やレコーディング技術がヒジョーに緻密で、
当時のアメリカのエンジニアの底力がこれでもか、と言うくらいに詰まっていると感じますた。
たとえば大ヒット曲 「Beat It」 を例に挙げると、
イントロ部では ローランド808 を彷彿させるようなチープなリズムマシンの音が鳴っているが、
曲が進むにつれ、いつの間にか生ドラムの音に変わっていたり、
フレーズの合間に挿入される 「Ooh!」 と言う掛け声が、最初は2~3人だったのが、
曲が進むにつれ、徐々に人数が増えていき、さらにその重ね方も故意にバラけさせて、
「空気感」 を演出させているように感じられる。
アルバム全体に言えることだが、とにかくコーラスのミックスがとても見事だと感心させられます。
さすが、クインシー・ジョーンズ のプロデュースは伊達ではない。
曲も良いし編曲も良い。
当然、演奏も歌も録音もミックスもすべて文句ナシであるから、
売れて当然と言えば当然かも知れないが、別にそんなアルバムはスリラーだけではない。
やはりスリラーが他のアルバムと違ったのは、
「世界で初めてプロモーションビデオに惜しみなく経費を投じた」 と言う点であることは間違いない。
折りしもMTVが世界的流行の兆しを見せ始めた時代だったので、
もしマイケルがやっていなかったとしても、きっと別の誰かが同じような経営戦略を立てて、
スリラーに取って変わっていたはず、と、オイラは思う。
つまり結局のところ、ロックの 「巨大ビジネス化」 は避けられなかった、と。
多額の経費をかけてアルバムを作り、その経費以上にプロモーションに資金を投じたとしても、
十分に元が取れるばかりでなく、ビッグビジネスに繋がると言うことを、このアルバムは見事に証明してしまった。
たしかにエンターテイメントとしては文句のつけようのない出来であるし、
オイラ自身、とても好きなアルバムのひとつである。
しかし、このアルバムの大成功によって世界のロックの方向性が
「ソウル(魂)」 から 「マネー(金)」 に少しだけシフトしてしまった、
と言ったら大袈裟だろうか?
そういった意味では、ロック史上における 「パンドラの箱」 と言えなくもない?
ちなみにオイラが大ファンである、あやあね さんは、幼い頃にスリラーのPVを見て多大な影響を受け、
「プロモーションビデオを再現するようなライブ」 を意識して現在の音楽スタイルを構築してきたとのこと。
そうかー、スリラーがなかったら、あやあねも存在していなかったかも知れないのか~。
やっぱりこのアルバムはパンドラの箱だったのだ。
間違いないっ!
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▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
http://www.geocities.jp/garage_miho
▼ やまぼうしライブ増刊号 NEW!
日時 : 2月24日(日)15時00分~18時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
料金 : @500円(ワンドリンク付き)
出演 : マツナガ・ホット・ブラザーズ、あやあね、田中舞、ほか1組(現在調整中)
▼ 2月定例やまぼうしライブ
日時 : 2月8日(金)19時30分~21時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
料金 : @500円(ワンドリンク付き)
出演 : 19時30分~ 黒木裕太 (平成のディラン)
20時15分~ 森下よしひさ (It’s All Right !)
http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20080208yamaboushilive_flyer.bmp
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「世界でもっとも売れたレコード(CD)アルバム」 の記録を保持し続ける怪物アルバム。
その数なんと1億4千枚強!
その 「スリラー」 がリリースされたのが1982年12月で、今年が4分の1世紀=25周年に当たるそうな。
んで、 「スリラー25周年記念リミテッド・デラックス・エディション」 なんてのが発売されるらしい。
▼詳細はこちら
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/MichaelJackson/
ちなみにオイラも当時、アナログレコードを買って夜な夜な(?)聴き込んだものでやる。
スリラーの前作 「オフ・ザ・ウォール」 に比べると、
とにかく音質、音圧が一気に向上しているのがよくわかる。
また、作曲・・・と言うより楽曲構成やレコーディング技術がヒジョーに緻密で、
当時のアメリカのエンジニアの底力がこれでもか、と言うくらいに詰まっていると感じますた。
たとえば大ヒット曲 「Beat It」 を例に挙げると、
イントロ部では ローランド808 を彷彿させるようなチープなリズムマシンの音が鳴っているが、
曲が進むにつれ、いつの間にか生ドラムの音に変わっていたり、
フレーズの合間に挿入される 「Ooh!」 と言う掛け声が、最初は2~3人だったのが、
曲が進むにつれ、徐々に人数が増えていき、さらにその重ね方も故意にバラけさせて、
「空気感」 を演出させているように感じられる。
アルバム全体に言えることだが、とにかくコーラスのミックスがとても見事だと感心させられます。
さすが、クインシー・ジョーンズ のプロデュースは伊達ではない。
曲も良いし編曲も良い。
当然、演奏も歌も録音もミックスもすべて文句ナシであるから、
売れて当然と言えば当然かも知れないが、別にそんなアルバムはスリラーだけではない。
やはりスリラーが他のアルバムと違ったのは、
「世界で初めてプロモーションビデオに惜しみなく経費を投じた」 と言う点であることは間違いない。
折りしもMTVが世界的流行の兆しを見せ始めた時代だったので、
もしマイケルがやっていなかったとしても、きっと別の誰かが同じような経営戦略を立てて、
スリラーに取って変わっていたはず、と、オイラは思う。
つまり結局のところ、ロックの 「巨大ビジネス化」 は避けられなかった、と。
多額の経費をかけてアルバムを作り、その経費以上にプロモーションに資金を投じたとしても、
十分に元が取れるばかりでなく、ビッグビジネスに繋がると言うことを、このアルバムは見事に証明してしまった。
たしかにエンターテイメントとしては文句のつけようのない出来であるし、
オイラ自身、とても好きなアルバムのひとつである。
しかし、このアルバムの大成功によって世界のロックの方向性が
「ソウル(魂)」 から 「マネー(金)」 に少しだけシフトしてしまった、
と言ったら大袈裟だろうか?
そういった意味では、ロック史上における 「パンドラの箱」 と言えなくもない?
ちなみにオイラが大ファンである、あやあね さんは、幼い頃にスリラーのPVを見て多大な影響を受け、
「プロモーションビデオを再現するようなライブ」 を意識して現在の音楽スタイルを構築してきたとのこと。
そうかー、スリラーがなかったら、あやあねも存在していなかったかも知れないのか~。
やっぱりこのアルバムはパンドラの箱だったのだ。
間違いないっ!
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▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
http://www.geocities.jp/garage_miho
▼ やまぼうしライブ増刊号 NEW!
日時 : 2月24日(日)15時00分~18時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
料金 : @500円(ワンドリンク付き)
出演 : マツナガ・ホット・ブラザーズ、あやあね、田中舞、ほか1組(現在調整中)
▼ 2月定例やまぼうしライブ
日時 : 2月8日(金)19時30分~21時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
料金 : @500円(ワンドリンク付き)
出演 : 19時30分~ 黒木裕太 (平成のディラン)
20時15分~ 森下よしひさ (It’s All Right !)
http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20080208yamaboushilive_flyer.bmp
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