細井豊氏の思い出・・・KORG DSS-1

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も少し続くセンチネタ。

1986年(オイラが24歳のとき)、コルグから画期的なキーボードが発売された。
それがコルグのサンプリングキーボードの第一号機である DSS-1 であった。

(ちなみに DSS ってのは、Digital Sampling Synthesizer の略とのこと。)

▼参考リンク
http://www.korg.co.jp/SoundMakeup/Museum/DSS-1/

当時、世界中に吹き荒れつつあったサンプリングの流行に遅れじとばかり、
アカイ、カシオ、ローランド、ヤマハが次々とサンプリングマシンを発表した時代でした。

中でもコルグが発表したこのDSS-1は、サンプリングだけではなく、
倍音合成、ハンドドローイングと言うヒジョーにユニークなオシレーター作成方法がありやした。
まあ、ハンドドローイングはユニークすぎてほとんど実用的ではなかったと思うが。
(ちなみにカシオのFZ-1にも類似のオシレーター作成ワザがありやした)

んで、センチの細井氏であるが、センチが名古屋のバンドと言うこともあり、
名古屋に本社を置くコルグ(当時の正式社名は「京王技研」、後にコルグに改称)の製品を使っておりました。

それゆえ 「センチの細井」 と言うと、どーしても 「コルグCX!」
と連想してしまうシンセヲタクは少なくないと思われ。

そんな縁もあってか、前述のDSS-1が発売されたとき、
細井氏はデモンストレーションのために、コルグの営業の方と一緒に
全国(東海地区だけか?)の楽器店を巡ったのだった。
当然、静岡の楽器店にもおみえになり、オイラはそのデモをじ~っくりと拝見したのだった。

結局オイラはそのDSS-1を購入することはなかったが、
そのとき一緒にデモられていた SG-1Dは、後年、ゲットすることとなった。

そしてなんと言っても忘れられないのが、そのデモのときに細井氏が最後に演奏した、
「アイム・ノット・イン・ラブ」 である!

ちょうどその頃、オイラも10ccに興味を持ち始めたときだったので、
この選曲はすっげーうれしかった想い出がありやんす。

それから約10年後、今度はオイラ自身が 「アイム・ノット・イン・ラブ」 を打ち込み、
その自作カラオケを使って弾き語りを行うことになるワケだが、
もし、あの時、細井氏の 「アイム~」 を聴いていなかったら、
今のオレの弾き語りスタイルはあったのだろうか。

そう考えるとなかなかメモリアルな体験だったと言えなくもない・・・かな?


・・・ちなみに、ムーンライダーズ岡田徹 は、
現在もこのDSS-1を自宅スタジオのマスターキーボードとして使われているとのウワサだす。

ひえー。




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