リサーチャーズ

去る1月13日の深夜、 「リサーチャーズ~地震予知の探究者たち~」 ってなテレビ番組が放送されていた。

この番組は、仙台放送が開局45周年記念番組として制作し、昨年10月に仙台で放送され、
それが約3ヶ月遅れで静岡でも放送されたものらしい。

阪神淡路大震災の実体験者である女優の 宮地真緒 がナビゲーターとなって、
日本、世界の最先端の地震予知技術を紹介するとともに、
宮城県沖地震東海地震東南海地震、南海地震、等のメカニズム解説などをレポートしていた。

東海地震のお膝元(?)で生活している静岡県人としては他人事ではないので、
ついつい同番組に釘付けになって凝視しちまった。

以前にも書いたが、日本で暮らしている限り巨大地震という自然災害はどうしても避けられない。
東海地震の発生周期が100~150年くらいと言われているので、
そういう意味では、静岡県人として生まれてきたのであれば
一生のうちに一度は巨大地震に遭遇するリスクがあると言えなくもない。
そしてその巨大地震では数万人の死者が出ると見込まれているそうな。

いやいや、その程度で済めばいいが、もし 浜岡原子力発電所 が甚大な被害を受けて、
メルトダウン~原子炉爆発~放射能漏れなどという二次災害が発生してしまえば、
チェルノブイリどころの騒ぎではない。

一説によると、もしそのような事故が起これば本州には人が住めなくなる、
と言うような説を主張しているサイトもある。(もちろん真偽のほどは不明)
「いくらなんでもそこまで・・・」と言う気もしないではないが、残念ながら否定する根拠もない。

そのような被害を最小に食い止めるためにも、地震予知技術の発達を願うばかりである。
現在のところ、「何日の何時何分頃に地震発生の恐れあり」 と言うピンポイント予測はほぼ不可能。
よくて 「何日以内に地震発生の恐れが●%」 程度の予測らしい。

あるいは、震源地からの初期微動(P波)を全国各地のセンサーで感知して国民に警報を出し、
第2波=本格的な揺れ(S波)に備える、と言う技術が実践されているとのことだが、
この警報が出て本揺れが来るまでの時間差は僅か5~15秒!
(ちなみに東海地震静岡県の場合は5秒!)
▼参考リンク
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%AC%E3%83%80%E3%82%B9

果たしてその数秒の間に何ができる?
少なくとも 「心構え」 はできる。
しかし、心構えができても実際に地震が起こったらどう対処していいかわからないでは効果が低い。
そのためには、普段から 「もし今地震が起こったら・・・」 を
シミュレーションしておくことが何より大事ということになる。

「常在戦場」 ではないが、平和ボケした日本に確実に潜在しているガン細胞のような恐怖・巨大地震に備えて、
普段から緊張感を忘れてはいけない、と思い知らされた番組でありました、とさ。




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