大道芸ワールドカップについて雑感
静岡市の一大イベントである 「大道芸ワールドカップ in 静岡」 が11月1日から開幕した。
大道芸ワールドカップとは何ぞや? と言う方は、まずこちらを参照あれ。
▼Wikipediaの解説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%81%93%E8%8A%B8%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97in%E9%9D%99%E5%B2%A1
▼大道芸ワールドカップ in 静岡 公式サイト
http://www.daidogei.com
日本はもとより、世界各国からそうそうたるパフォーマーが集い、妙技の数々を繰り広げるだけに、
大会中は、それこそ朝から晩まで、会場となる駿府公園、青葉通り、呉服町通りは黒山の人だかりとなる。
1992年から継続して開催されているので、今年でぬわんと15回目。
よくもまあ、これだけ長い期間、続けているなあ~、と感心しちまいます。
ひと口に 「大道芸」 と言っても、それこそいろ~んな種類のパフォーマンスがあるが、
PAの見地から見れば、どんなパフォーマンスであってもその設営内容自体に大差はない。
まあ、大半のステージは、
SX200クラスを2対向、モニターなし、マイク2~3本、MD・CDをプレイバック、
といった内容と察する。
ちなみにオイラはこのイベントにはPAとして関わっていないので、
いろんな業者さんのお手並み拝見とばかりに数箇所をチラ見させていただいたが、
まあ、良くも悪くも 「可もなし不可もなし」 と言ったところか。
何はともあれ、ある意味、一年でもっとも活気がある静岡市のイベントなので、
成功裡に終わって欲しいと思いまする。
さて、本日のブログはここからが本番。
むか~し、とある大道芸人のホムペで次のような記述を発見し、
いつかこの件でブログってやろうと温めていたネタをご紹介いたしませう。
この大道芸人のAさんは、かねてから「大道芸ワールドカップ in 静岡」への出場を狙っていたが、
それに出場するにはまだまだAさんの技術は未熟だったようで、
なかなかその願いは現実のものとはならなかったそうな。
(注:本イベントに出場するためにどのような手続き、審査があるかは未確認です)
で、このAさん、ある日、思い立って静岡まで武者修行に行くことを決意した。
「大道芸人にとってワールドカップは晴れの桧舞台。
その桧舞台のご当地である静岡市に行って腕試しをしてこよう!」
と言うことだ。
どうやらAさん、静岡市では毎日のように市内各所で大道芸人が芸を披露していて、
そしてその猛者の中から生き残った、選りすぐりのエリートだけがワールドカップに出場している、
と思ったらしい。
さて、念願叶って静岡駅に降り立ったAさんは、
駅前なら数多くのパフォーマンスが見られるだろうと想像していたが、
予想に反して駅前には大道芸人もいなければストリートミュージシャンも見当たらない。
「あれ? 今日は街中でイベントでもあってそっちにみんな行ってるのかな?」
と思い、繁華街を歩き回ったもののそんな気配は感じられない。
腑に落ちない気持ちを持ちつつも、本来の目的である「腕試し」を行うべく、
街中の公園に辿り着いたAさんは人が集まりそうな場所を見つけてジャグリングを開始した。
すると数名の通行人が足を止めてはくれたものの、
大多数の人はチラ見するだけでほとんど関心を示してくれない。
やっぱり静岡の人は見る目が厳しいのかな?と思いながら芸を続けていると、
いきなり警官がやってきて、即刻ここから立ち退きなさいと命令する。
じゃあどこならやっていいの? 今日は他の芸人さんたちはどこにいるの?
と尋ねても答えてくれず、とにかくここはダメだの一点張り。
渋々、店をたたんで別の場所で再びパフォーマンスを開始すると、またもや警官が現れて中止させられる。
オイオイ、静岡ってのはこんなにも大道芸に否定的な街なのか?
それがわかっているから誰も街中でパフォーマンスをやっていなかったのか?
そんな閉鎖的な街のくせに「大道芸のメッカです」みたいなフリしてワールドカップを開催してるのか?
わかんねー街だなー、静岡ってとこは。
・・・と言うような内容だったと記憶している。
まあ最近は、行政も少しはストリートパフォーマンスに寛容になってきたような気もするが、
数年前はまさにAさんがおっしゃるような状態であった。
同じ静岡県でも、浜松市に比べると静岡市ってのはホントにストリートパフォーマンスに理解がないように思われる。
ただ、その主な理由は行政云々と言うよりも、「保守的な市民性」が要因であると感じている。
特に中心街の某店舗は、静岡市の代表的な野外イベント場である「青葉公園」で何らかのイベントが開催されると、
100%間違いなく苦情を申し立てるらしい。
また、シャイな性格の人が多いようで、野外の公開イベントで盛り上がる、なんて場面にはまずお目にかかれない。
お笑い芸人の山口智充もテレビ番組で次のように証言していた。
「静岡の人って、他県に比べると盛り上がり方がかなり低い。
でもライブの後でアンケートを読むと『すごく面白かったです』と言う感想が多かったりする。
ストレートに感情を表すのが苦手な人が多いようですね。」
ハッキリ言ってまさにそのとーり。
オイラの場合は「灯台元暗し」で、長年、静岡が他県に比べて保守的であることに気が付かなかったが、
東京にライブなりプロレスを見に行くようになってからは、
静岡ローカルなイベントと東京のそれとでは、こんなにも盛り上がりが違うのかと実感するようになった。
だからこーしろと言うワケではないが、
前述のAさんの言うとおり、ワールドカップの開催地であると言う手前、
やはり普段から静岡市の各所では大道芸が開催されているような、
「大道芸人のメッカ」のような地盤を築くべきではなかろうか? とは、思いますな。
そのためにオイラに何ができるか? と考えると首を傾げてしまうが、
静岡の街に活気を注入するためにも、何らかの「力」にはなりたいと思っとります。
よすなに。
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▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
http://www.geocities.jp/garage_miho
▼ 11月定例やまぼうしライブ
日時 : 11月9日(金)19時30分~21時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
料金 : @500円(ワンドリンク付き)
出演 : 19時30分~ northrn★star (セクシャル・ヒーリング)
20時15分~ チャオくぼた (シミフェスより愛をこめて)
http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20071109yamaboushilive_flyer.bmp
▼ ストリートフェスティバル・イン・シズオカ2007
日時 : 11月23日(金)~25日(日)(雨天中止)
会場 : 静岡市葵区・青葉公園
料金 : 入場無料
※ オイラも 「BLUES和也」 名で出演しますっ!(ちなみに あやあね さんも出演予定!)
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大道芸ワールドカップとは何ぞや? と言う方は、まずこちらを参照あれ。
▼Wikipediaの解説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%81%93%E8%8A%B8%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97in%E9%9D%99%E5%B2%A1
▼大道芸ワールドカップ in 静岡 公式サイト
http://www.daidogei.com
日本はもとより、世界各国からそうそうたるパフォーマーが集い、妙技の数々を繰り広げるだけに、
大会中は、それこそ朝から晩まで、会場となる駿府公園、青葉通り、呉服町通りは黒山の人だかりとなる。
1992年から継続して開催されているので、今年でぬわんと15回目。
よくもまあ、これだけ長い期間、続けているなあ~、と感心しちまいます。
ひと口に 「大道芸」 と言っても、それこそいろ~んな種類のパフォーマンスがあるが、
PAの見地から見れば、どんなパフォーマンスであってもその設営内容自体に大差はない。
まあ、大半のステージは、
SX200クラスを2対向、モニターなし、マイク2~3本、MD・CDをプレイバック、
といった内容と察する。
ちなみにオイラはこのイベントにはPAとして関わっていないので、
いろんな業者さんのお手並み拝見とばかりに数箇所をチラ見させていただいたが、
まあ、良くも悪くも 「可もなし不可もなし」 と言ったところか。
何はともあれ、ある意味、一年でもっとも活気がある静岡市のイベントなので、
成功裡に終わって欲しいと思いまする。
さて、本日のブログはここからが本番。
むか~し、とある大道芸人のホムペで次のような記述を発見し、
いつかこの件でブログってやろうと温めていたネタをご紹介いたしませう。
この大道芸人のAさんは、かねてから「大道芸ワールドカップ in 静岡」への出場を狙っていたが、
それに出場するにはまだまだAさんの技術は未熟だったようで、
なかなかその願いは現実のものとはならなかったそうな。
(注:本イベントに出場するためにどのような手続き、審査があるかは未確認です)
で、このAさん、ある日、思い立って静岡まで武者修行に行くことを決意した。
「大道芸人にとってワールドカップは晴れの桧舞台。
その桧舞台のご当地である静岡市に行って腕試しをしてこよう!」
と言うことだ。
どうやらAさん、静岡市では毎日のように市内各所で大道芸人が芸を披露していて、
そしてその猛者の中から生き残った、選りすぐりのエリートだけがワールドカップに出場している、
と思ったらしい。
さて、念願叶って静岡駅に降り立ったAさんは、
駅前なら数多くのパフォーマンスが見られるだろうと想像していたが、
予想に反して駅前には大道芸人もいなければストリートミュージシャンも見当たらない。
「あれ? 今日は街中でイベントでもあってそっちにみんな行ってるのかな?」
と思い、繁華街を歩き回ったもののそんな気配は感じられない。
腑に落ちない気持ちを持ちつつも、本来の目的である「腕試し」を行うべく、
街中の公園に辿り着いたAさんは人が集まりそうな場所を見つけてジャグリングを開始した。
すると数名の通行人が足を止めてはくれたものの、
大多数の人はチラ見するだけでほとんど関心を示してくれない。
やっぱり静岡の人は見る目が厳しいのかな?と思いながら芸を続けていると、
いきなり警官がやってきて、即刻ここから立ち退きなさいと命令する。
じゃあどこならやっていいの? 今日は他の芸人さんたちはどこにいるの?
と尋ねても答えてくれず、とにかくここはダメだの一点張り。
渋々、店をたたんで別の場所で再びパフォーマンスを開始すると、またもや警官が現れて中止させられる。
オイオイ、静岡ってのはこんなにも大道芸に否定的な街なのか?
それがわかっているから誰も街中でパフォーマンスをやっていなかったのか?
そんな閉鎖的な街のくせに「大道芸のメッカです」みたいなフリしてワールドカップを開催してるのか?
わかんねー街だなー、静岡ってとこは。
・・・と言うような内容だったと記憶している。
まあ最近は、行政も少しはストリートパフォーマンスに寛容になってきたような気もするが、
数年前はまさにAさんがおっしゃるような状態であった。
同じ静岡県でも、浜松市に比べると静岡市ってのはホントにストリートパフォーマンスに理解がないように思われる。
ただ、その主な理由は行政云々と言うよりも、「保守的な市民性」が要因であると感じている。
特に中心街の某店舗は、静岡市の代表的な野外イベント場である「青葉公園」で何らかのイベントが開催されると、
100%間違いなく苦情を申し立てるらしい。
また、シャイな性格の人が多いようで、野外の公開イベントで盛り上がる、なんて場面にはまずお目にかかれない。
お笑い芸人の山口智充もテレビ番組で次のように証言していた。
「静岡の人って、他県に比べると盛り上がり方がかなり低い。
でもライブの後でアンケートを読むと『すごく面白かったです』と言う感想が多かったりする。
ストレートに感情を表すのが苦手な人が多いようですね。」
ハッキリ言ってまさにそのとーり。
オイラの場合は「灯台元暗し」で、長年、静岡が他県に比べて保守的であることに気が付かなかったが、
東京にライブなりプロレスを見に行くようになってからは、
静岡ローカルなイベントと東京のそれとでは、こんなにも盛り上がりが違うのかと実感するようになった。
だからこーしろと言うワケではないが、
前述のAさんの言うとおり、ワールドカップの開催地であると言う手前、
やはり普段から静岡市の各所では大道芸が開催されているような、
「大道芸人のメッカ」のような地盤を築くべきではなかろうか? とは、思いますな。
そのためにオイラに何ができるか? と考えると首を傾げてしまうが、
静岡の街に活気を注入するためにも、何らかの「力」にはなりたいと思っとります。
よすなに。
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▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
http://www.geocities.jp/garage_miho
▼ 11月定例やまぼうしライブ
日時 : 11月9日(金)19時30分~21時00分
会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
料金 : @500円(ワンドリンク付き)
出演 : 19時30分~ northrn★star (セクシャル・ヒーリング)
20時15分~ チャオくぼた (シミフェスより愛をこめて)
http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20071109yamaboushilive_flyer.bmp
▼ ストリートフェスティバル・イン・シズオカ2007
日時 : 11月23日(金)~25日(日)(雨天中止)
会場 : 静岡市葵区・青葉公園
料金 : 入場無料
※ オイラも 「BLUES和也」 名で出演しますっ!(ちなみに あやあね さんも出演予定!)
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