シミフェスNO.5レポート (Part-4)

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昨日(10月12日)の やまぼうしライブ は無事終了いたしますた。
詳細レポートはまた後日。

さて本日は、一昨日に引き続きシミフェスNO.5 [ロックステージ] の模様をブログらせていただきませう。


5.Trouble No More

  すっかり 「ハードロック」 色が消えた(?) ERO 氏がリーダーを務めるカントリーバンド。
  昔のERO氏の芸風を知っている人間から見たら、その変貌ぶりに溜め息が漏れるというモノ(そうか?)

  シミフェスNO.3では 「ERO’S FARM」 ってなバンドで出演いただいたが、
  今回はそれを少しだけスケールダウンしたような小編成で登場してくれやした。

  一言で言って 「ヨイ」 です。
  ちょっと路線を間違えると(?)ジジイ臭くなってしまうこの路線であるが(そうか?)、
  さすがにEROがボーカルとなるとそんな雰囲気は微塵も感じられず、
  お見事なカントリー・ロックに昇華していると実感しやす。

  余談ながら、「ロック史」 の原点を紐解いていくと、その起源は 「カントリー」 である、
  と言うのが定説なので、そー言った意味ではロケンロール以前の 「ロックの原点」 に回帰していると、
  言えなくも・・・ない?(我ながらちょっち強引なコメントずら)

  そー言えば、オイラがこのバンドのPAオペしている最中に、
  熱心にライブを見ていたジイサンがオイラに近づいて来てこう言った。

  「この人たちは外人? え? 全員日本人なの?
   へー、あんまり雰囲気がいいもんだから外人かと思ったよー。
   僕も大昔はこーゆーのを演っていたけど、こんなには上手くなかった。
   まさかこんな所で、こんなに気持ちいい音楽を聴けるとは思わなかったよ。
   用事があってどうしても帰らなけりゃならないんだけど、もっと聴いていたいよ。
   ありがとう。 とてもいいものを聴かせてもらった。」


  と言って、シミフェスを後にしたジイサン。(注:正真正銘の実話です)
  恐らく80歳くらいとお見受けしたが、
  いやはや、カントリーの 「許容範囲」 の広さを思い知らされますた。


6.EX-Groove

  富士市からお越しの 「EX-Groove」 はオイラ的には正真正銘の 「初見」 であるが、
  ライブ前の音出しチェックで 愛のコリーダ が奏でられた瞬間、「をー」 と唸ってしまいますた。
  シミフェスのチラシには 「ソウル」 バンドと紹介されていたが、
  どちらかと言えば80年代に一世を風靡した フュージョンテイスト の方が強いなーと感じる。

  1曲目の 「マジック」 なんざ、20ン年前に大学の学園祭等で死ぬほど聴かされた(?)
  当時のフュージョンの定番中の定番曲。
  まさか2007年にライブでこの曲を聴くとは思わなんだ。
  いやー、なつかすぃー。
  また、ギターやシンセの音色、エフェクトのかけ方なんかも 「あの頃」 を彷彿させます。(涙)

  他にも、エポ「Down Town」シェリル・リン「Got To Be Real」 など、
  昭和30~40年代生まれにはど真ん中なヒットチューンのオンパレードを堪能させていただきますた。

  なんかタイムスリップに陥った感覚・・・と言うのは流石に言いすぎだが、
  いやはや、まだこの手のバンドが存在していたとは、結構ビックリさせられますたぞな。

  果たしてこのバブル前夜の音楽が、現在の20代前半の若者たちにどのように聴こえたのか、
  そっちの方にも興味津々だったりする。

  余談ながら、オイラが20代前半の頃は、このような 「16ビート」、「ポリリズム が巷に溢れかえり、
  それこそ繁華街を歩けば自然と耳に入るような 「音楽環境」 でありますた。

  さらに、当時はプロもアマチュア「超絶技巧」 志向が強く、
  どのパートもヘタクソなヤツには 「バンド」 そのものの敷居が高かったため、自然と上手いバンドしか残らず、
  ホントに一握りのプロ並みの腕を有したバンドのみがバンド活動を継続していたように思う。

  だから、当時、バンド活動していたアマチュアミュージシャンのレベルは
  現在の視点から見てもかなり高水準だと思いまふ。

  ちなみにオイラは、その 「超絶技巧」 志向の波にまったくついて行けず、
  やむなく裏方(PA)に回ったと言う暗い過去があります。
  (注:半分ホントで半分ウソです)


7.VALKYRIE

  ボーカル&SAX担当の MANQ さんがリーダーを務める 「どファンク」 バンド。
  ファンクとは言ってもJB風味と言うより パーラメント の芸風だと感じますな。

  前述の EX-Groove 同様、10~20年前はこの手の 「どファンク」 バンドは珍しくなかったが、
  最近はめっきり少なくなったように感じまする。
  さらに言えば、ブラス隊をフィーチャーした大所帯バンドもほとんど見なくなったように感じる。
  まー、PA屋的にはブラス隊が入ると格段にマイクセッティングもPAオペも煩雑になるので、
  あまりうれしくない、と言うのがホンネではあるが、
  もし自分が一般客なら、もっとも好きなジャンルの一つである。

  ちなみにオイラ、ブルースとかヘビメタとかをず~っと聴いていると飽きてしまうタチなのだが、
  ソウル、ファンクに関してはず~っと聴いていてもまず飽きることはありましぇん。

  そんなファンクの王道路線を突き進むバルキリーのステージは、やはり今回もゴイスだった。
  ハッキリ言って、そのライブパフォーマンスに比べるとオイラのメインスピーカーが
  いかにパワー不足であるかを思い知らされちまった。

  かと言って、これ以上のシステムになると流石に一人でセッティングするのは至難のワザ。
  オイラのポリシーは 「一人で設営して一人でオペできるPA現場しか受けない」 こと なので、
  バルキリーの面々には申し訳ないが、今回のシステムがオイラの限界でござる。
  ご了承してちょんまげ。

  それにしても、コード進行的には延々とワンコードが続くだけなのに、
  よくもまあ、こんなにも曲に 「起伏」 を出せるものだと感心します。
  やはりファンクは奥が深い。

  またまた余談ながら、果たして現在の若者ミュージシャンに 「ワンコードで曲を作れ」 と宿題を出したら、
  果たしてどんな曲を作ってくるだろうか? またまた妄想が膨らんじまうぜっ。



(To be continued)




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  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
   http://www.geocities.jp/garage_miho

  ▼ 11月定例やまぼうしライブ
   日時 : 11月9日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 19時30分~ northrn★star (セクシャル・ヒーリング)
        20時15分~ チャオくぼた (シミフェスより愛をこめて)
    http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20071012yamaboushilive_flyer.bmp

  ▼ ストリートフェスティバル・イン・シズオカ2007
   日時 : 11月23日(金)~25日(日)(雨天中止)
   会場 : 静岡市葵区・青葉公園
   料金 : 入場無料
   ※ オイラも 「BLUES和也」 名で出演しますっ!(ちなみに あやあね さんも出演予定!)

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