そうです、わたしが変なオジサンです

先日、20周年記念と言うことで「志村けんのだいじょうぶだぁ」特別プログラムが放送されとりましたなー。
オイラ的には「久しぶりにコントらしいコントを見たなー」と感じたが、みなさんの感想やいかに?

この20~40年を振り返ってみると、
音楽イベント、特に大物ミュージシャンのライブは果てしなく「マキシマム」の方向に発展してきたように思えるが、
こと「お笑い」に関して言えば、年を追うごとに「ミニマム」の方向に走っているような気がしてならない。

70年代に一世を風靡したドリフの「8時だヨ!全員集合」は、
しっかりした台本に則り、メンバーが演技・台詞を忠実に行い、
音響・照明・大道具・小道具・バックバンド等がしっかりと分業をこなし、
それを「生放送」の「尺」にきっちりと収める、と言う神業を
16年間に亘って継続していたのだから、正にミラクルなお化けプログラムでありますた。

当時、ドリフのマネージャーで現・イザワオフィス社長の井澤健氏が
「時代が変わりすぎて、現在ではもう再現不可能な要素が多すぎる」と語っているとのこと。
納得。

最近は、「エンタの神様」に代表されるような「個人ネタ披露」方式、
クイズヘキサゴンのような「ひな壇」方式、が主流のように見受けられる。
まあ、どちらも見ていて十分オモシロイとは思うのだが、
やはり、日本の伝統芸能(?)としての「コントらしいコント」も
誰か才能ある若手コメディアンに継承していって欲しい気がしますなー。

(注)ちなみにオイラ、なぜか「エンタの神様」って番組は好きでなく、ほとんど見たことがない。


ところで本ブログを書くに当たって、
何気にWikipediaで「ドリフターズ」の項を見ていたら、
次のような興味深い表記を見つけますた。

コメディアンとしてのドリフ

元々ドリフは純粋なバンドであり、お笑いとは程遠い存在であったが、
桜井輝夫がリーダーになってからは、コミックの要素を音楽に取り入れるようになった。
当時のドリフターズは出演の最初はメンバーが各ポジションでワンフレーズ演奏をして、
いかりやの 「全員集合」 の一声で全員が舞台前面に出てきてコントを始めていた
(後の彼らのキャッチフレーズとして使われる 「全員集合」 の由来)。
コントの中身もそれぞれの楽器を使った音楽がらみの物が多かった。
そして新生ドリフになった後からは、グループの活動はお笑いが中心となっていった。

70年代になると 「クレイジーキャッツ」 と入れ代わる形でドリフターズが人気になった。
これは、クレイジーキャッツと同様、「歌」 や 「コント」 等、何でも出来たためである。

お笑いとしては、グループを生かした色々なパターンを生み出す。
特に 『ドリフ大爆笑』 の 「もしもシリーズ」 では、
ボケと突っ込み以外の 「呆然とするいかりや」 で笑いを取るという新しいパターンを生んだ。
いかりや自身は、自らのグループを 「お笑いの能力は一流でない」 と卑下し、
新生ドリフ初期のライバルであるコント55号に対抗する意味で、
アドリブ無しの徹底的に練られたストーリー作り、練習でカバーした。

志村とすわを除き、師匠についていたわけでもなく、
独自にここまでのお笑いレベルまで達したことは驚くほか無い。
いわゆる土曜8時戦争と呼ばれるお笑い番組の視聴率争いで、
長年にわたって王者を保ったほどである。

志村が正式メンバーになる前後でチームの笑いのパターンは変化している。
ドリフ再結成直後は高木ブーを中心にした笑いであったが、
すぐに加藤茶を中心としたコントに変更され、
のっぽ(権力者役のいかりや)、
でぶ(無芸大食の高木)、
めがね(風見鶏、インテリ役の仲本工事)、
はげ(ふてぶてしいおじさん役の荒井)、
ちび(いじめられ役の加藤)という、
吹き溜まりの集団内での人間関係というチームワークで、加藤がオチを取っていた。
それと同時に 「いかりやから加藤を中心として4人共にいじめられながらも表向きは従い、
機会を見ては権力者であるいかりやに前述のキャラクターを生かしたそれぞれの方法で時には共謀して歯向かい、
形勢がいかりやに戻るとその4人がそれぞれの個性をもった方法でばらばらになり、
要領の悪いメンバー(加藤)だけがバレて犠牲になる」 といった社会的な縮図を指摘する者もいる。
時折、加藤といかりやとの権力争いの結果、
リーダーの座が逆転したり始めから加藤がリーダーとなるパターンもあった。
また、音楽の要素を残し、笑いに取り入れている時代でもあった。

後期は、まともでない役のメンバー(特に志村)に、いかりやが突っ込みを入れたり、
振り回されるという笑いのパターンであった。
イントロの高木、つかみの仲本、オチの加藤、さらに加藤のオチよりパワーアップした奇天烈な行為をする志村
という各々の順番でいかりやが突っ込みを入れていき笑いを取っていたものの、
実際には 「志村けんショー」 的要素が強くなり、ドリフはほとんどコント集団となった。
しかしながら、荒井の脱退から志村への交代で定着するまでには2年近くもの時間がかかった。
それまでの荒井の人気の高さと同時に、志村を前面に押し出すまでの他のメンバー、
特にいかりやと加藤の力量とキャリアによるサポートによるものであり、
この頃には3枚目としての仲本も強調されてきた。
一方で志村はいかりやの演出を無視してアドリブでギャグを入れる事がしばしば見受けられた
(リハーサルでダメ出しをされても、生放送のドサクサに実行してしまうこともあった)。
これは、「緻密なストーリーと演出に基づいたドリフコント」を若干ながら崩すこととなる。

鶏卵や牛乳(撮影用ではあるが)ケーキなどといった食べ物を粗末にするネタ、下品なコントが多く
PTAの目の仇にされたが、メンバー以外の他人の誹謗中傷をネタにすることはなく、
かつ素人いじりをしなかったことは業界内でも評価されている。
また、体を張ったギャグや音楽ネタが中心であるため、
老若男女を問わず日本人以外からの受けも良い
トーク中心のギャグは、たとえ優秀な通訳がいたとしても日本人以外には受けない)。
いかりやの著書によれば、いかりやが米兵相手にコミックバンドをしていた体験から
このような芸風を後々まで引き継ぐことになったという。
日本だけでなく、台湾等でも彼等は人気がある。



▼全文はこちらを参照あれ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA


ハッキリ言ってオイラなんかは、自主企画ライブを立ち上げるにしても、
「老若男女を問わず、日本人以外にも受け入れられる」 内容なんてまったく意識したことがなかったが、
やはりプロのコメディアンともなれば、そんな狭い視野で仕事をやるなんてもってのほかなんでしょーなー。

なんか 「イベント」 に対する姿勢と言うか、
プロ意識(たとえアマチュアでも)というモノについて改めて考えさせられますた。
恥ずかしながら、まだまだオイラはエンターテイメントに対する意識も覚悟も低いと言わざるを得ない。
もっと精進せなばのう・・・




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  ▼ Recording Studio GARAGE MIHO(本館)はこちら
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  ▼ やまぼうしライブ増刊号
   日時 :8月26日(日)14時00分~17時30分
   会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 14時00分~ GFRぐらんどファンクろまんちか (ハード歌謡浪漫JAZZ)
        14時45分~ ライス (アコギ弾き語り)
        15時30分~ Kiyosaku (ピアノ弾き語り)
        16時15分~ 練・neri (ギターボーカルデュオ)
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  ▼ 9月定例やまぼうしライブ
   日時 : 9月14日(金)19時30分~21時00分
   会場 : コーヒー&ギャラリー「やまぼうし」
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 19時30分~ MAYU (ピアノ・ソロ)
        20時15分~ BOLE (エレガント・ロック)
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  ▼ Calling You Live ~魂~
   日時 :9月16日(日)15時00分~17時30分
   会場 : オルタナティブ・スペース「スノードール・カフェ」
   料金 : @500円(ワンドリンク付き)
   出演 : 15時00分~ 鳥井沙樹子 (魂のハナウタ)
        15時45分~ 森下よしひさ (魂のフォーク)
        16時30分~ あやあね (魂の劇空間音楽)
    http://www.geocities.jp/garage_miho/photos/20070916callingyoulive_flyer.bmp

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