どうしても許容できない歌詞 「世界に一つだけの花」by SMAP

世界に一つだけの花 は2003年に大ヒットしたSMAPの代表的ナンバー。

同年のセンバツ高校野球の入場行進曲に選ばれたり、紅白歌合戦のトリを取ったり、
にも関わらずレコード大賞受賞は辞退、と話題性にも事欠かない、
平成の歌謡史にその名を残すナンバーであろうことは間違いない。

でもオイラ、どーしてもこの曲、と言うよりこの歌詞にはどーしても馴染めない。

とは言うものの、ちゃんと歌詞を見て聞いて判断したのではなく、

「♪ ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」

と言うフレーズを聞いた途端、 「うーん」 と首を捻ってしまい、
それ以来、ちゃんと聞こうとすることもなく現在に至っている、というのが実際のところ。

例によって Wikipedia で調べてみると、次のような解説文が掲載されていた。

この歌の主題は、競争で一番になるよりも各々が持つ個性が大事だというものである。
その内容が、イラク戦争、長引く不況による閉塞感、競争社会に対する疲労感や無力感
といった当時の世相に合致し、幅広く支持を集めることになる。


ふーむ、たしかに当時はそんな風潮があったような気もする。
オイラの回りのアマチュアミュージシャン各位もこぞってこの曲を歌っていたような覚えがある。

しかしオイラは自他共に認める 「猪木信者」 であるので、
猪木が幼い頃から祖父に叩き込まれたと言う

「乞食でもいい。世界一の乞食になれ!」

ってな言葉が脳裏に焼きついて離れない。
決してオイラ自身がその言葉を実践しているワケではないのだが、
その心意気だけは常に持ち続けたいと思っていた。

そんな30年以上に亘る 「心意気」 を真っ向から否定されたような歌詞を見たとき、
直感的に 「うーん」 と閉口してしまった次第でやる。

オイラ、 夜空ノムコウ はヒジョーに素晴らしい詞・曲であると思うのだが、
この 世界に一つだけの花 に関しては、曲はともかく歌詞はダメだー。

いつもなら具体的に 「このフレーズのこういう言い回しがダメダメだ!」 と突っ込むところであるが、
この作品だけはもう体質的に受け入れられないと言うか、ほとんどトラウマ状態になりそうなカンジだったりする。

(本音を言うと、この歌詞のこの言い回しが気に入らない!と書きたい気持ちもあるが、
 特定の宗教や団体を誹謗中傷することになりそうなので自粛します。)

ちなみに、この曲には 反戦歌的メッセージ」 も込められているとのウワサも聞くが、
そのウワサについてもオレ的には 「?」 と思ってしまう。

決して作者(槙原敬之)にそんな意図があるとは思わないが、
オイラの座右の銘でもある 「鶏口牛後」 を全面否定するかのような誤解を与えかねない、
ある意味で危険な要素を含んでいる歌詞、と解釈したら飛躍し過ぎだろうか?

まあ、よーするにオイラは
「みんなで仲良く世界平和を目指そう ラララ~」
と言った風情のノーテンキな歌は嫌いだ、と言うことです。


▼よかったらこちらのブログ記事も参照しておくんなせ
http://blogs.yahoo.co.jp/garage_miho/45206968.html




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