ヘッドフォン壊れる

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長年、PA用に愛用してきたオイラのヘッドフォン ソニー MDR-Z600」 がついに壊れた。
(上の写真のモノです)

ヘッドバンドとハウジングのジョイント箇所が破損し、耳に装着できなくなっちまっただーよ。
今までだましだまし使ってきたが、もう限界。
うーん、気に入ってたヘッドフォンだけに残念。

ちなみにこの Z600 と言う機種、
15年くらい前に訪れた某PA現場に置いてあったものを初めて使わせていただき、
もう一発で気に入ってしまい、すぐに自分用に購入したと言う逸品でもある。

その後、自宅用に上位機種の Z900 も購入し、専らリスニング用、自宅でのミックス用に重用している。

どーゆーワケか、PA現場においては ソニー MDR-CD900ST (下の写真のモノ)
を使ってる方が圧倒的大多数なのだが、
オイラに言わせれば、なんであんな味気ないモノを使っているのか理解に苦しむ。

まあ、この 「味気なさ」 こそが、言い換えれば 「余計な色づけをしない素直な音」 なのだろうが、
「聴いていて楽しくないヘッドフォン」 を無理してアマチュアが使う必然性はない、とオレは考える。

このCD900ST、言わずと知れた、日本のありとあらゆるレコーディングスタジオに常備されている、
ディファクト・スタンダードのヘッドフォンではあるが、決して 「音がいい」 ワケではない。

低価格、メンテナンスしやすさ、万全なアフターケア(ホントか?)等の理由により、
従来の業界標準だったアシダボックスのヘッドフォンにとって代わり、
劇的に販売実績を上げていった・・・と言うことらしい。
(ちなみに、アシダボックスの納期は2ヶ月くらいかかったと言うウワサを聞いたことがある。)

「大多数が使っている」 と言うことは、すなわち、CD900STを使えば
どの音楽も同一環境で聞き比べることができる、と言う利点が確かにある。

だが、自分の耳に馴染んだヘッドフォンを使い続けていれば、
少なくとも自分にとってはそのヘッドフォンこそが 「自分標準」 であるはず。

だからオイラは、もっとも 「聴いていて楽しい」 と感じている Z900 / Z600 を選んだ。
それだけのこと。


余談だが、オイラの知人ミュージシャンにはアコギ用のピックアップ、DIとして
LR BAGGS製品を愛用するヤツが多い。
たしかにいい音がする。 使い方だって難しくない。 みんながこぞって買うのも理解できる。

だが、ヘソ曲がりなオイラ的には、「みんなが使ってるからオレも使う」 ではなく、
「みんながアレを使うんならオレは他に誰も使ってない別のギアを使ってやる!」
みたいな心意気を見せたいところ(なんだそら?)

まあ、得てして奇抜なモノを使っているヤツほど 「ヒドい音」 を出すパターンが多いけどね。
PA屋的には、プレーヤーのみなさんにはなるべく業界標準なピックアップ、DIを使って欲しいと思いつつ、
ひとりのロックヲタクとしては、「みんなと同じでいいのか?」 とも思ってしまう。

この矛盾した気持ち、ロックなみなさんには理解してもらえますよねえ?(そうか?)




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