TASCAMの歴史に残る珍品(?)・・・388

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昨日のブログでティアック、ひいてはTASCAMの好感度がアップしたところで、
引き続きブログネタを引っ張ることといたしませう。

さて、一般的に 「TASCAM製品」 と言うと、

・良く言えば 質実剛健、悪く言えば 「デカくて重い」

・良く言えば 「機能的なデザイン」、悪く言えば 「ダサい」

ってえのが、多くの方がお持ちのブランドイメージだと思う。


実際、いつぞやのサウンド&レコーディングマガジンで、
タスカムの開発担当者のインタビューにこんな表記があったと記憶している。

「タスカムは製品の小型化にはほとんどこだわっていません」

うーぬ、ここ20年くらいの家電製品、特にオーディオ関連商品の流れのほとんど 真逆 ではないか。

なんつーか、自動車メーカーに例えるなら、
真四角のブルーバードを販売してた頃の 日産 と企業イメージがダブるのはオレだけだろうか?


そんな企業方針のタスカムであるゆえ、製品のほとんどは 「直球勝負」 と言うか、
いたってマトモなモノばかりで、面白味に欠けるきらいがあった。

だが、タスカムの長い歴史の中には、例外的とも言える奇天烈な逸品も存在した。

そんな製品の代表格とも言えるのが本日ご紹介するコイツ。
恐らく世界でただひとつの オープンリール式ミキサー一体型MTR 「388」 である。

写真は当時のカタログをスキャンしたものだが、どーよ、この奇異なイデタチは!
初めてコイツのカタログを見たときは、「なんじゃこらー!」 と、松田優作ばりにぶっ飛んだ覚えがありやす。

商品の発想もゴイスだが、商品化にゴーを出した開発部署のトップの判断もゴイス。

だが、中古市場でほとんど本機を見た記憶がないので、まったく売れなかったと推測する。
(そりゃそーだ)

・・・と思っていたら、ぬわんとヤフオクに出品されているではないか!

▼オークションページはこちら
http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/95671575

だが、入札開始価格は580,000円だと?

ハッキリ言ってこの出品者、売る気はないのであろう。
つーか、いまどきこんなシロモノ、1万円くれると言われても引き取るヤツはそうそういないはず。
(少なくともオレは引き取りたくない。)

ちなみにオイラが実物を見たのは恐らく1回あるかないかくらい。
そう言った意味では、希少な珍品と言うプレミアがないこともないのだが・・・

果たして、そんな超・物好きな機材ヲタクコレクターの入札はあるのか?(ないない)

ご愁傷サマー。




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